アトピー乾燥肌に保湿が逆効果の理由(わけ) | 千葉アトピー治療専門鍼灸「宗気堂」

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調子はいかがですか。千葉のアトピー治療専門 鍼灸・整体 宗気堂 八木沼です。

今回のテーマは「アトピー乾燥肌に保湿が逆効果の理由」です。

アトピー乾燥肌でお困りの方で次のような悩みを持っている方がいます。

○顔を洗っても洗っても乾燥して赤みが取れない。
○保湿剤を使ってもすぐ乾燥する。
○無添加の化粧水を使用しても乾燥する。
○お風呂上がりの乾燥が辛い。
○頭を毎日洗っているがフケが止まらなくて乾燥もひどい。

どうして常に水分に触れている(保湿)のに乾燥するのでしょう。


答えは「毛細管現象」にあります。

毛細管現象とは繊維と繊維の隙間のような細い空間を、重力や上下左右に関係なく液体が浸透していく現象で、身近なところでは植物が根から水や養分を全身に運ぶ自然の力として存在しています。具体的には液体中に細管を立てた場合、管内表面に対する液体の付着力と表面張力との作用で、管内の液体面が管外の液面より上昇あるいは下降する現象です。



体に当てはめて考えると毛細管現象は汗腺で起こります。毛細管現象は表面張力、壁面のぬれやすさ、液体の密度によって液体上昇の高さが決まります。壁面が渇いていてぬれていない場合で、壁面が濡れ難い場合、壁面に接触した水面は傾きを持たないので、表面張力で水面が最小面積になろうとしても、水面が上昇しないのです。という事は汗腺の壁面を濡らすと毛細管現象が起こります。汗腺で毛細管現象が起こると液体上昇することになり、汗が出やすくなります。汗が出やすくなるので乾燥します。つまり、皮膚を濡らすことが乾燥させることにもなります。これが洗っても洗っても乾燥する理由です。(保護膜があって乾燥肌でなければ大丈夫です)




木材も乾燥させるために水に濡らすのも、毛細管現象を利用するという事です。



まとめ
アトピー乾燥肌でお悩みの方は、洗いすぎに注意してください。そして合成界面活性剤が入っているものを体につけないことが大切です。
保護膜をしっかり作ってから女性の方は化粧をするといいですね!










それではまた

アトピーに関する詳しい記事はこちら 鍼灸・整体 宗気堂





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