
調子は如何ですか。
千葉アトピー治療専門 鍼灸・整体 宗気堂 八木沼です。
今回のテーマは「GIグリセミックインデックスとアトピー原因の深い関係とは」です。
GIとは食品ごとの血糖値の上昇度合いを間接的に表現する数値です。
前回のブログでも炭水化物の取りすぎに注意しましょうと投稿したのですが、
炭水化物(ブドウ糖)のお米や小麦が血糖値の上昇度合いが意外なことに高いのです。
精製されたグラニュー糖よりも高いのはご存知ない方も多いと思います。
最近のお米はモチモチ感ある美味しいお米に人気があるため、モチモチ感を出すために
品種改良しているのでしょうね。
お米の炭水化物の成分はアミロペクチンとセミロースで出来ているのですが、
モチモチ感出すのはアミロペクチンです。
アミロペクチンは消化吸収が早いですので、GIの指数も高くなります。
という事でGI指数が高くなると血糖値が急上昇しやすくなるという事になります。
血糖値は徐々に上昇する分には良いのですが、急激に上昇すると反作用として血糖値が下がる時には
急降下します。この時にまた空腹感に襲われ結果的にまた食べてしまいます。

また同じお米でもセミロースが多めの成分は消化吸収がゆっくりになるので
血糖値の急上昇を抑えてくれるので、血糖値の急降下は少なく直ぐに空腹感を
感じることは少ないです。
お米の消化吸収を早める他の一因として、
食事の時に水を飲みながら食べ物を流し込むという食べ方をすると、
食べたものが小腸の方へ早く移動するためにやはり消化吸収が早くなり、
結果的に血糖値を急上昇させる事になり、反作用として血糖値が急降下して
また空腹感を感じて食べ過ぎてしまいます。
お米を食べると痒みが出る方は、セミロースが多めのササニシキが良いです。
小麦もGI指数が高いので気を付けましょう。
遅延型アレルギー検査で小麦が原因という方もいます。
という事でGIとアトピー原因の深い関係は、血糖値を急上昇させる糖質を摂取しすぎると、
痒くなるということです。
結果的にGI指数が高い糖質を摂るとさらに糖質を欲するので、
糖質過剰になり体に炎症を起こしやすくなり体が痒くなります。
テレビCMで流れているように「美味しいものは糖質と脂肪で成り立っている」
というのは的を得てますね。
ですから糖質と脂肪を制限するのは難しいです。
食欲は本能ですからね。でも人間の身体は食べたようにようになります。
割合としては炭水化物は3割 その他タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルで7割で
バランス良く少食が理想ですね。
それではまた。
アトピーに関する詳しい記事は鍼灸・整体 宗気堂

「まめのアトピー改善豆知識」
昔の人は「火傷をした時には餅を食べるな」と言ってました。
理由はもち米はアミロペクチンがほとんどで血糖値を急上昇させるので、
火傷をして炎症を起こしている時に、炎症を起こしやすいもち米は食べてはいけないと経験的に知っていたのですね。