よく親が子どもの運動のことで

気になることのひとつに

早く走れるようになれたらと

思った親御さんは多いと思います。


運動会や持久走などで

他の子どもと比べて

早いとか遅いとか思い

遅いと感じている親御さんだと

早く走れるにはどうしたらいいか

何かできることはないかと考えます。


よく『腕を振ると早く走れる』って

聞いたことがあると思います。


だから腕を振ることを意識させて

練習した人も子どもにさせた人も

いたのではないでしょうか。


それで早く走れましたか?




question

腕を降れば本当に早く走れるの?



まぁ早く走れた人もいたと思います。

そうではない人もいたのではないでしょうか?


その違いに何があるのでしょうか?

発達の観点から考えていきます。



『腕を振る』と言っても

人それぞれ振り幅は違います。


わかりやすい例として

手を挙げて見てください。


どのくらいイメージの中で上がってますか?

じゃあ実際に鏡で確認してみてください。


自分のイメージと実際の上がり方は

同じだったでしょうか?


手を挙げてと言っても

それぞれ特徴があります。

真っ直ぐ手を挙げる人

上に挙げているつもりでも

斜めになっている人

肘が曲がっている人もいるかも知れません。


そのようなことが『腕を振る』と言っても

それぞれ振り方が違ってくるのです。


なぜそのようなことがおこるのでしょうか?




そのヒントがこちらの絵です。

これは息子が描いたものですが

脳がイメージできないものは

絵にすることができません。


左と中の絵だと腕が棒のようになっているので

もし「腕を振りなさい」と言われたら

肩でぶらんぶらんとふったり

はたまたその意味すらも

分からないかも知れません。


右の絵だと関節を認識しているので

腕を振ることができますね。


これが息子が絵で自分を表した

ボディイメージです。




そう答えはボディイメージです。


ボディイメージとは

どのように自分の体がなっているのか

自分の体がどんな動きをしているのかの

自分の体の認識です。


ボディイメージを認識してないと

動きがぎこちないし

上手く動かすことができません。


だからボディイメージがないと

腕を振ることさえできない

ということがおこっている場合もあります。




『腕を振りさえすれば早く走れるか?』

と言ったらそうとも言いきれませんね。


ボディイメージができていたら

腕を振ることで早く走れる可能性はあるけど

ボディイメージができてないと

難しいことになります。




じゃあどうしたらいいの?

ってなりますよね。


簡単にできることもあるけど

全てがボディイメージで

解決できるとは限りません。


そしてそれぞれ個々に

取り組む課題が違うので

体を総合的に見ないと分かりません。




遅いにはそんな理由もあるのか?

我が子はどうなんだろう?

できることはあるかな?


そう思われたならお子さんの

様子を話すことでヒントを

見つけることができるかも知れませんよ。



子どもの普段の行動で気になることって

どこに相談していいか分からなかったり

恥ずかしくて相談ができなかったり

ちょっとしたことなので

相談するところがなかったり

そんな些細なことなので

こんなことを相談してもいいの?

と思ってしまいますよね。


何も気にならさずに

そんな子育てのちょっとした

気がかりをお聞かせください。


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