永井紗耶子さんの『木挽町のあだ討ち』を、オーディブルで耳読しました!

 

 

恥ずかしながら、直木賞を受賞した作品とは知らず、オーディブルのトピックスで見て、「面白そうやん!」と気楽に思って、聴き始めた次第です💦

内容は👇

ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙は多くの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者という侍が仇討ちの顛末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが――。現代人の心を揺さぶり勇気づける令和の革命的傑作誕生!

永井紗耶子 『木挽町のあだ討ち』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp) より引用

この小説は、仇討ちについて、菊之助の縁者という侍が、目撃者、関係者にインタビューしてまわるスタイル。

もうそれ自体が面白いし、仇討ちのことだけでなく、語り手の人生も加わり、それがそれぞれドラマチックで、ぐんぐんと聴き入りました。

ぜひ映像化してほしい、超エンターテインメント時代小説だな~👍✨と、思いました。

 

それにしても、この時代の、身分制度とか、家督制度とかって、本当に生きづらかったんだな~としみじみ感じました。

そこから時が経ち、現代は、身分も家督も薄くなってきて、ゆっくりだけど確実にいい時代へと進歩しているんだな、と安堵することもできました。

時代小説を読むと、いつもそんな気持ちを味わえて、そういう点でも、時代小説を読む意味があるな~と思いました。