2017年9月、42歳の若さでに永眠された赤染晶子の新刊本!

 

赤染晶子さんは、『乙女の密告』で芥川賞を受賞された作家さんで、わたしが赤染さんの存在を知ったのは、亡くなられたあとでした。

『乙女の密告』があまりにも面白かったので、もう赤染さんの新しい小説を読むことができないのか…と茫然としたことを思い出します。

 

それが、去年(2022)末に赤染さんの新刊が発売される! というツイートを見かけて、即予約し、購入したのでした。

いや~、本当にうれしかった😂

 

内容は、赤染さんが文芸誌や新聞社に書いてきたエッセイを集めたものと、別冊では、2008年に行われた、円城塔さん、谷崎由依さん、藤野可織さん、赤染さんの4人の対談と、2022年の3人がその体験を振り返って思うことをそれぞれが書き綴ったもの。

別冊は、ダウンロードして読むスタイルになります。

 

エッセイは、赤染さん独特の世界観を満喫できました。

読み終わるのがもったいなくて、わざとゆっくり読みました。

対談では、赤染さんが小説の中の『笑い』に、ものすごくこだわりをもっていたと語られていて、なんだかうれしくなりました。

 

赤染さんの小説の中には、本当に声を出して笑ってしまうシーンがたくさんあり(特に『乙女の密告』は、びっくりするレベルで笑える)、そういうところがわたし自身も大好きな部分だったので、そこにこだわりをもって書かれていたことを知ることができて、ファンとして幸せでした。

 

赤染さんの新刊を出版してくれたことに、心から感謝したいです。

 

https://cotogotobooks.stores.jp/items/63885afe18324e069cb39e3d