丹後ウルトラマラソン100km④〜応援編
つづき
第二関門を制限時間の10分前くらいに通過していったらしい相棒は、今頃、第3関門の碇高原山頂72.3km地点に向かって、歯を食いしばっている頃だろう。
70km地点を通過したのを、スマホで確認。
後少し
制限時間が迫っている
車で先回りして、海沿いで待つ。
ハラハラする。
第3関門を通過できてたら、しばらくは降りになる。
疲労も溜まりまくって、降りだからと言って油断はならない。
速報で、第3関門無事通過した事が何となくわかった!
後で聞いたら、関門時間5分前やったらしい
よーやったーーー!!
海沿いで待つ。
こない
なかなかこない
先に来るはずであろう、前田くん、かっさんが来ない
ま、ま、ま、間に合わんぞ
私は腹痛に耐えながらも、海沿いを走ってくる猛者達にエールを送る。
遠くから現れたのは、
あ、あ、あんちゃんや!!
2人より先にあんちゃんが現れた
すぐに時計を見て、最後の第4関門の時間を計算。
うーー、微妙な残り時間
油断はできない。走り続けないと間に合わん。
あかん。ここまで来たなら、絶対ゴールや。
近づいてきたあんちゃんの表情は、かなり疲れてる。そりゃそーや。
そして、あんなに日焼けをしないように過ごしてきたあんちゃんが…
アームカバーを外して、肩腕丸出し
日焼けで真っ赤になっとる
それだけ限界やったんやな
日焼けとかもう、言うてられへんかったんやろう。
もう…絶対や。絶対間に合ってや。
頑張れ!
頑張ってます。
油断せずいこ。間に合う!間に合う!
もう、間に合わなくても、頑張れるだけ頑張ったからいーんです。
行けるよ!足動いてるよ!
降りやからです。
第4関門まで降りが少しすつづく。頑張れ。いける!
もう関門が見えてきた
あと5分を切っている
手前の信号、どうか引っかからないでくれ
信号点滅
でもスタッフからのgo!サイン
間に合ったー
なんと3分前到着
ハラハラした。
本人が1番ハラハラしたやろう。
体力は勿論のこと、制限時間に追われながら走ると言うのは、精神的な疲労も凄いもん。(なべ吉は、鯖街道の本さばで経験済み)
あとは少しだけ心に余裕を持ってゴールまでいってほしい
ゴールで待ってるからな
と声をかけ、別れた
制限時間は14時間。
全くの他人でも、涙ぐみながらゴールに帰ってきた姿を見ると、全くの他人なのにこっちまで目頭が熱くなります
きたきたー!帰ってきたー
この後も、担架や車いすで運ばれる人、救急車も出動。
やっぱし、丹後ウルトラは過酷だった
私はまた練習をして、体質改善もしつつ、再びチャレンジしたいと思います
おわり
丹後ウルトラマラソン100km③〜レース編
つづき
会場につきました
ここへ、帰ってきたい
曇り雨予報なので、日焼け止めはどう雨で流れてしまうので、バックにもっていくのはやめよう。
少しでも荷物を軽く
にしても、なんなのこの湿度
めっちゃ不快な感じ
何もしてないのに汗が流れてくるよー
スター前で、テンションはどんどんup
かっさんにも、スタート前に会えました
ちゅーさん、前田くんは、ウェーブが違うので、もうスタートしていきました。
私とあんちゃんは第5ウェーブで、一番最後にスタート
いよいよです!
行ってきまーす!
こんなコースを走るのです。
果てしない…
平坦なところは、無いに等しい
第五ウェーブなので、各関門時間はこんな感じです。
気持ちが焦って仕方がない
最初は勢いでなんかペースが速い。
周りも速いからつられるー
まずは第1関門を目指して走ります。
沢山エイドはあるのですが、あてにしていたバナナはどこも売り切れ状態
どこまで行けば、バナナに会えるの?
これは結構ショック。
ジェルを3つ持っていたけれども(後半の分は194号へ)、早い段階で全部使ってしまう
もちろん楽しみにしてた
へしこおにぎり
パイナップル
ガチャマン
も何も残ってなくて、口に入れることは出来なかった
しかし暑い。
湿度が…
汗が気化しなくて、スチームサウナか?!みたいな感じ
汗、ダラダラ〜ダラダラ〜
しょっちゅう頭からかぶり水をしました
第1関門まで到着して、貯金は20分くらいやったかな?!
いつも練習してた距離なのに、なんかもう疲労が…
前半の山場の、七竜峠につくまでにへとへとになってきた
うーー足が痙攣するよー
差し入れのOS1
のぼってくだってー
くだりなのに足が動かんのは辛かった
太陽が顔お出したよ。
やっぱり丹後は暑くなるんだね笑
バナナに会えず、エイドには、
マシュマロ。
そして手のひらにスプーンで、レーズンを入れてくれた。
なんとかそれで前に進む。
女子高生が剥いてくれたみかんは、身体が受け付けて美味しかった
浅茂川エイドでのうどんは、もうムカムカ気分が悪くて食べれなかった
もうリタイアする人たちが、ゴロゴロ転がっててびっくりした。
すると、194と一緒にKさん現る
え?どないしたん?!
もう足が動かへんから、やめます。
えーーー!!
また前半突っ込んでしまったらしい
もう足はほとんど動いてないけど、とりあえず先に進もう。
トボトボと第2関門へ向かいます
と、ここでお別れ。
なぜかお腹いっぱいにガスが溜まりお腹が痛くなってきた
かといって、トイレでどうこうと言う感じではなく。
胃まで痙攣してきて、お腹を抑えて進んだ。
向かってる途中で、第二関門の時間が過ぎました。
54.5kmで、私の丹後はあえなく終了となった
練習してきた事の半分もうまくできなかったことが悔しかったなー。
実力がたらんかった!!
それにしても、丹後はやっぱ半端ない。淀川とは訳がちゃうね
194に第二関門まで迎えにきてもらい、
お腹痛いんやったら、休んでからお風呂行くか?
それか、あんちゃんの応援いくか?
あんちゃんの応援に行くに決まってる
きっと諦めずに、頑張ってる!
コースを確認して、先回りして応援に向かった
つづく
丹後ウルトラマラソン100km②〜お宿編
つづき
宿につきましたよー
宿は、丹後ウルトラマラソンのツアーにほとんど抑えられているので、個人的に宿を取ることができず。
ツアー会社が選手を宿に振り分ける感じ。
どんな宿がドキドキ
私たちはカニで有名な、間人の宿でした
目の前は美しい海
ロケーション、最高やん
さてさて、宿はどこかな〜?
んん??
あえて写真は載せません。
このお宿か。
入り口が2階になってる…
この時点で、なんだか少し嫌な予感が
中に入ると、すぐにズドーンと食堂になっている。
お婆ちゃんが、
〇〇さん、二階ですー
△△さんは、三階いってくださいー
なべ吉さん2組は一階ですので、階段降りてくださいね
がーーーん
予感は的中。
階段を少し降りただけで、カビ臭さが襲ってくる
もちろんクーラーも聞いてなくて、恐ろしい湿度
ハンチカ、はんちか、半地下やん。
もちろん部屋の鍵は渡されず。
部屋のドアはガラスで横に引いて開けるパターン。
私が開けようとしたら、早速ドアが外れてワタワタ
なんだよ〜
部屋の中は窓もなく換気は無理。
窓がないって…せっかくの海も見れない。
すでに湿気がすごい布団がひいてある
そして、部屋の襖の下、3分の1が真っ黒
やばい!やっぱしカビだろ。
せめて通路の電気だけでも、明るいものにしてくれたらいいのに。
薄暗い。トイレ行くの、怖い
絶対ここ、普段は使ってない部屋だろ
いや!倉庫だろー
ツアーで沢山ランナーがくるし、この日ばかりは
この部屋も使うぞ!
って感じじゃろ?!
だってだって、
これで、
12000円は高かろう
ほんで絶対、上からムカデ落ちてくる感じやん。
ムカデ用の撃退スプレー置いてあったしね。
まぁ…もう…お風呂とご飯のあとはさっさと寝るだけだしな…
と気持ちを落ち着かせる。
もちろんお風呂なんて宿で入る感じではないからか、全員に、お風呂チケットを配ってくれた。
車で少し走ったところにある、
丹後温泉♨️
はしうど荘というお風呂
汗を流してゆっくり入って、お風呂で癒されました
さぁ!
お楽しみの晩御飯
海の近くだしね。
そりゃー期待します。
部屋は諦めた!せめて晩御飯
2階の食堂に行くと合宿所のようにセッティングされていた
ご飯は自分でよそいに行くスタイル。
むむ。
他にもお料理は出てくるのかな?
出てこんのかーい
たらん
あきらかにたらん
刺身も少なすぎる。
茶碗蒸しは火を入れすぎて穴がボコボコ。
煮魚は…
なんの魚?ハタハタ?
キスでした。
キスは、天ぷらか塩焼きやろ
このあと、サラダが最後に出てきた。
順番もおかしいやろー笑
心で思ったけど、それを見て…
これ、なんですか??
ラーメンサラダです。
少しのレタスと一緒に、
黄そばがどさっと。
テーブルに置いてる手作りのごまドレッシングで食べてくださいとの事。
どれどれ
薄っ
ほんで、このそばはいつ茹でたのでしょうか。
歯応えが全くない
ほんまに…
これで、12000円?!
きっと普段は2階以上しか使ってなさそうだし、料金も5〜6000円ってとこちゃう?!
鯖街道の宿は一万円でもご馳走やったし、私がいつも旅行で行くとこなんて、そんなけ払ったら舟盛りプラス、フグのフルコースや動いてるアオリイカまで食べれるよー
なんだか悲しい気持ちになったけど、まぁ、仕方ない。
準備をしてから早々に眠りにつきました。
暑い!寒い!
といいながら、あんちゃんも私も何回も起きましたが😅
朝です。
夜中の1時から朝ごはんを用意してくれるのはありがたい。
何度も言うが、ロケーションは最高である
ドキドキしながら、スタート会場へ!!
つづく