夏とは いつお別れしたっけ
土のうえに黄色い絨毯を織るように
今年もゆっくりと広がっていく
振り返って見てもそこには誰もいないのに
まるで誰かが後ろをついてきているみたいに
音を立てるそれはぼくを引き止めるのに十分だった
きみはまだ生きている?
それとも?
「次の季節が来たよ」
そうやって
ひとり またひとりと
巣立っていく子どもたち
そして
それを見届けるおかあさん
黙って微笑んでいる
どこまでも続くよう祈りながら
空はまだ
この物語の終わりを知らなくて
ぼくらを照らす
眩しいくらいに
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おさんぽ日和