一入(ひとしお)ドッ…どっ。ど。どっどっ。いつもより流れを感じる血潮にふと。 現実から離れた魂…神々しく、それでいて優しく包んでくれる産着のような…シルクのような…オーロラの優しい光の先に君が手招いていた。手放された肉体に魂が我を戻して一入再入の紅でひとしお君に入魂する。