SNSづてならで 言ふよしもがなざー。ざー。ざらざら。ざー。ざらざら。緩やかな波が瀬戸内の海の顔。見慣れた風景でもふと吹く風が潮香と共に少し潤んだ涼しさを加わえながら頬に当たる小さな秋… 深くなる秋へとこころがエンパシーする。歳を重ねても瞬間、露わになる幼き瞳孔が憂いと刹那さを我にもたらしただ…好きだと呟いた。声の響きが波音に消される前に。ただただ…目の前で伝えれたら。