蒸し暑いから寝れないのではなくむしろ夏の静かな夜に居たいだけ…すう〜っと風が吹く…夜でも火照ってる身体には自然の風がより涼しく感じる。段々と日が暮れる速さの変化に虚しさを感じてた夏の一夜にいつの間にかだね…今年も。何処かしらから聞こえてくる波音が誰かの踏み出す足音になりただただ幸運を祈るばかりで…置いてけぼりの鼓動が強い一打を打ち鳴らす。優しい風がまた吹いてありのままの姿を包み込む。大丈夫だよ…ありがとうと呟いた。