いちご(15)サンド…初めて食べた時。朝…変わらぬ通学路いつものパン屋に一際目立つ。こんな田舎街にも合わない新発売の文字より春の彩りを感じさせたラジオから流れてくる卒業と言う明るい曲紹介口ずさむ切なさ…いつのまにか溢れ出して目の前が霞む15歳…大人になりたくて時計の針が鳴る音が鼓動より追い付かず話しかけれないほどいっぱいで。幾重にも幾重にも反省する。ただ偶然のこのひと時を必然に思いたかった…あの時がまた春の暁に。いいな…生きてきた証。