こころのエントランスホール優しい。そういう所が優しい。…不意に言われた言葉に異空間に放たれて操縦の効かないロケットのようだった。優しさなんて…滑稽すぎる。偽善者に満たされたように言葉が踊る。優しさとは…いつも考え過ぎて露頭に迷う。ただその相手が判断するもののような…その道を照らし、相手が立ち上がり送りだす。こんなセラピストを目指してきた。惚れられるような優しさなんて…勘違いなんだろうな…ただ貴方にだけはこころのエントランスホールに届いて欲しい。この光の射す道、一緒に歩いて欲しい…