メリーゴーランドの様に廻る寿司に
心を掴まれた。
小さな口にご飯粒をめいいっぱいつけて
目の前にあらず
心地よい回転に釘付けになる。
大人なると
嗜む…
貝汁、マグロの唐揚げ、卵焼き…
それからゆっくりと寿司を味わう。
時に、想像以上に美味いものに出会うと
子供の様な笑みがこぼれる。
それを見ていたのか!?
幼き瞳を輝かせながら
女の子が恥ずかしそうに
お兄さんの隣がいい
と一言。
この不意打ちに…
やられたな^ ^
幼き手を引っ張るお母さんを見ながら
何故か照れ笑いしている自分が居た。
この瞬間、この瞬間が
我が幸なのかも。
その幼き瞳を心に刻み
自らに。