しらなみです。
富士登山競走、レース編を振り返ります。
7:00スタートの号砲。
ネットタイム採用&速い人がたくさんいるエリアのため、隅っこより走りはじめる。
今回特に細かな目標タイムは設定せず。
なぜならそこに遅れた場合、取り戻そうとして無理してバテる可能性が高いから。
ざっくり五合目まで2時間弱、そこから2時間10分ほどで、4時間10分切れたらという感覚だった。
レース後、何人かの方から「今日は暑かった」と聞いたが、暑さが気になる感じはしなかった(気にならなかっただけで、絶対に影響はしている)。
最初の左折でmieさんを抜き際に声をかけようかと思ったものの、ちょうど曲がるタイミングで機会を失いそのまま前へ(すません……)。
今回ロードの練習を重点的に行っており、できるだけ前半に稼いでおきたいと思いながら、少しずつ女性をパス。
上宿の左折直前で、ひろこさんに「ファイト!」と声がけして先行。
浅間神社の給水はスルー。
ポリタンクはたくさんあり、立ち止まっている人はほとんど見かけなかった。
ドレッシングボトルに入れておいたOS-1を飲みながら通過。
中の茶屋36分25秒。
二回目の試走が37分ちょいなので、荷物と暑さとを考えればまずまずか。
給水のペットボトルを数口飲んで、そのままゴミ箱へ。
この先から身体の動きが鈍くなる。
中の茶屋直前で抜いた人達との距離が少しずつ空きはじめる。
でも絶対に歩かない! というか、歩くほど打ち上がったら終わりだと思って走りきれるペースを維持。
なんとか馬返し直前の坂も走り、歩きながらペットボトルから数口給水してトレイル区間へ。
最初は歩きながら心肺が落ち着くのを待とう。
と思うのに、いつまでたってもきつさが落ちない。
試走では走れていたフラットな箇所が、全く走れず。
脚が動かなくて、道の脇で立ち止まりたいくらい動くのが苦しい。
全く流れに乗れず、なんでみんなこんなに軽々歩いているんだろう……と不思議に思いながら、とにかく前には進んだ。
この時、選手宣誓の芹澤選手の「きつくなったら後ろの人に譲って回復を待つ」という話を思い出し、ひたすら譲りまくる。
しかしこのまま進めても、五合目以降登れる体力があるのか?
不安しかない。
三合目給水手前だったかでひろこさんに抜かれ、ここで「このままじゃダメだ!」と目が覚める。
脱水症状が筋肉の収縮に影響すると聞いたことがあり、三合目給水で思い切ってドレッシングボトル(400ml)3杯分ガブ飲み。
水だけだと脱水をさらに加速させる可能性があるため、塩タブレットも補給。
そんな即効性があるわけでもなく、そこからもじっくり登るのみ。
五合目直前のロードも走れず、歩くレベルでまだ回復はしなかった。
タイムを全く気にしていなかったため、五合目通過2時間8分11秒にビビりまくる。
やばい、こんなに関門を気にしなきゃいけないことになると思ってなかった。
八合目で4時間だっけ?
五合目で500mlペットボトルを全て飲み、さらにボトルに水を満タンにしてリスタート。
六合目までの道のりは、周りに合わせられる程度には回復していた。
足元で五合目関門のカウントダウンが聞こえ、想定より随分ギリギリなことに震えながら歩みを進める。
森林限界を超え、六合目給水手前で
「女性ファイト! 素敵! モデルさんですか!?」
という応援に、プッと吹き出すという一幕。
力が抜けて良かった、本当に助かりました。
砂礫区間は、前日の雨のおかげか「すごく固まっているというほどではないが、土埃が出るほどは乾いていない」くらいのまずまずな状態。
周りの流れに合わせて進み、七合目終盤あたりでいよいよ人を追い越せるようになってきた。
その後は比較的得意な岩場パート。
なんとか過去の経験を活かせる程度には力が戻ってきており、ここからちょっとした空きを見つけて追い越し、ちょっとしんどいかもと思ったら人の後ろに入って休み、、、を繰り返す。
走る前は、山に登っていました。沢登り、トレーニングとしてのボルダリング、テントなど20kg担いで一週間縦走、単独での西穂→奥穂・三大キレット・剱岳…など岩場もそこそこ。
どこに手足をかけて、どんな荷重移動だと身体を持ち上げやすいか? は、多少は身に染み付いています。
途中、「お姉さん多分20位!」と声がけいただく。
そっかあ、まだ前に19人もいるか〜。
まああんな落としたら、年代別入賞なんて無理だよね。
この辺からはあまり水もごくごく飲む必要がなく。
給水手前で持っていた水を飲み、ボトル満たしてリスタートを繰り返す。
また途中ひろこさんの前に出るタイミングで少しやりとりして、自分の落ち着き具合を確認できた。
終盤は、ひたすら集中して隙間を見て人を抜くのみ。
小屋前で走れる場所は、走ろうと思えば走れたが息切れする感覚が強く、潰れないように終盤は早歩きにとどめた。
登山客の方に待っていただいている場合は極力挨拶することで、自らを奮い立たせる気持ちで。
八合目通過3時間45分39秒。
よし、このまま行ければ完走はできる。
岩場パートが終わっても、なんとかそのまま登り続けられ、少しずつ、でも確実に人をパスしていく。
見覚えのある後ろ姿がポツポツ見えてきて、ようやく馬返しくらいの順位まで戻せたかな?
最後の鳥居手前の直線、「よし最後走れ!」の声で駆け足!(できるくらい元気だった)
あー元気で良かったあ〜という、今までに感じたことのない新しい感覚でフィニッシュラインを超えた。


