映画:フォーエバーフレンズ | 駄目人間のブログ

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先日、ラジオでベッドミドラーのこの映画のサントラからリクエストがあって、なんとなく見たくなったので、家のDVDコレクションから引っ張り出して見てみた。

監督のゲイリー・マーシャルは、この映画より「プリティウーマン」の方が有名かと思うが、私は彼の作品の中では、俄然こちらの方が好き。主演のベッドミドラーと言えば、代表作は「ローズ」かと思う。彼女の主演した作品で素晴らしいのはこの2本かな。

 

映画は、幼少期に出会った生い立ちの全く違う2人少女が別れるまでを描いている。何度も見ている映画なのだけど、映画も本も、年齢やその時の自分の気持ちによって、些細なことに気づかされたり見方や見え方が変わる。今回、この映画を見て、ヒラリー化粧品売り場や、夏に別荘で過ごすシーンで、CCに対して辛くあたるシーンの気持ちが心に刺さった。特に、夏場のシーンは、子供と仲良くしているCCに対しての気持ちを、けして綺麗事ではないことを見せてくれる。このへんは、凄いなと思う。映画はコミカルに描いているけど、大人になってからの、好きな男の浮気や気持ちのすれ違いや格差など、さらっと描いてはいるけど、うまく見せてくれいるなと。

私が1番、この映画の好きなシーンは、子供とCCが家を出て行くシーンで子供と車の窓ガラスに映った家の映像。これは、うまいなと思う。それと、ヒラリーの最後を別荘で過ごすシーンでヒラリーの顔を写さず、カメラを引いている映像。これも、静かに見守っているかんが映像でうまく見せているなと。

 

けど、最近このような人間の些細ない感情をうまく映像にする映画って少なくなったなと思う。