畠山美術館が荏原畠山美術館とリニューアルしたと言う事なので数十年ぶりに見に行ってきた。ここの美術館は都内では茶道具のコレクションは3本の指に入ると思う。茶道具は、同じ作家の作品でも、誰が所蔵していたによって価値が大きく変わる事をこの美術館で教えてもらった。
門を通って美術館まで庭を見ていたのだけど、今回、庭もリニューアルしたのかな?住宅街に別世界の庭を楽しめる。
さて展覧会。正直、いまだに茶入れの良し悪しは全くわからない。野々村仁清の小さい作品なんか見ていると、やはり作品の大小は関係なく素晴らしかった。ここに尾形乾山の作品もあった。
今回、リニューアル記念と言う事もあり国宝の藤原佐理の「離洛帖」や「蝶螺鈿蒔絵箱」から重要文化財の井戸茶碗まで見せてくれた。
展示スペースは今までの第一展示室に、第二と第三展示室と3倍になった。それと作品の説明もわかりやすくなっていた。前回行った時、気が付かなかったがここのコレクションが松平不昧の物がベースになっている事を知った。
