以前にも書いたけど自分にとって、人生最高のレストランは？と言われたら、迷わず父が作ってくれたタラバカニの鍋と答える。母親が出ていって、生まれた初めての父と２人きりの年越しの時に、寂しかったので少しでも明るくと思って、タラバカニを買ってきた。それを父は鍋にすると言いだして、牛乳と味噌でつくると言いだした。「作ったことあるの？」と聞いたら「ない」と笑っていた。この時の鍋が、人生の最高の食事だった。
昨日、刺身を買ったお店で、タラバガニの冷凍が売っていたので購入した。生で食べようと思っていたけど、凍っていて食べるタイミングを逃したので、奥さんに牛乳と味噌で鍋を作ってほしいと頼んだ。涙が出るほと美味しかった。もちろん、父の作ってくれた味とは違うけど、美味しくて美味しくて嬉しくて嬉しくて・・・感謝しかない。