九谷赤絵の極致 宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界  | 駄目人間のブログ

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九谷赤絵の極致 宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界

苫小牧市美術博物館

 

目の前が真っ暗でも、少しでも自分に何かしないとと思って、苫小牧市美術博物館で開催されいる九谷赤絵の極致を見てきた。

ほんとここの美術館は、素晴らしいものをもってくる。ここの美術館に通えば、たぶんかなりの陶磁器を学ぶ事ができると思う。以前、出光美術館から、当たり前のように板谷波山の作品を展示していたので、波山の作品ってそんなに価値がないのかと思っていたら、今でも価値が下がらないくらいすごい作家。

さて、この近代九谷の宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門。以前、テレビで見た事はあったが、この凄さは見えてこなかった。これ、本当に超絶技巧で1つ1つ作品がすごいとしか言えない。それに、この1つの作品に現代でも通用するようなデザインが施されている。この感性の素晴らしさを見ると、ほんとうに日本人ってすごいと心から思う。

ただ、この作品を1個作るのに、3度4度焼いて、これだけの絵付けをするのだから、物凄い時間がかかってしまう。けして、会社としては成り立たないだろうと思う。

それにしても、1つ1つの作品が素晴らしい。出典目録を見ると、個人蔵ばかり。もしかして、これ全部1人の個人の所蔵なのか?