実家の遺品整理をしているとみたことのない本や、すごい興味のある本が山ほど出てくる。自分に速読ができれば1冊でも多く読みたいが、低速なのでなかなか読めない。それでも、何冊か持って帰って読んでいる。この本のもその中の1冊。
土方歳三の生きてきた軌跡を撮影してきた写真集。多摩から函館まで土方歳三が見たろう景色を見せてくれる。もちろん、京都などは、立て替えてしまっているので現在の場所に写真ではある。それでも、壬生寺や八木邸などはそのままだろう。ちょっと残念なのは、土方歳三の写真集なので仕方ないけど、もう少し近藤勇や沖田総司、永倉新八のエピソードももう少し入れてほしかった。それと、地図を入れるともう少し立体的に見えてきたのかなと思うのと著者の土方歳三の感情はいらなかったと思う。
東京の試衛館の場所など、本当にここにあったのかは不明だけど、著者なりにものすごく調べたのだろうと思う。その努力は本当に頭が下がる。