NHKの時をかけるテレビ。全盲の夫婦の間に生まれた女の子。
母親の笑顔を見ているだけで、この子がいかに幸せな家庭に生まれたとわかる。母親の目になって、それが彼女にとって当たり前になっている。それを母親が、親の犠牲になってはと葛藤するのが辛かったろうと思う。父親と母親の目となって目の見える素晴らしさを教えてくれる。
父親がカラオケで西田敏行の歌を歌っているだけでも、この父親は本当に優しい人なんだと感じる。すごいな、目が見えない事が障害だと思ってないと言える父親。
子供を叱るのは、こうしてみると1番辛いのは親だったんだと気づかせてくれる。子供のころ、父に何度も何度も怒鳴られて、最後は父を怒鳴ってしまった。父を怒鳴るのは本当に辛かった。母親は2度と会いたくないが、父と結婚してくれ、父に会わせてくれた事にこの番組を見て両親に感謝しかない。
映像の最後にあんな笑顔を見せれる家族。本当に幸せな家族だと思う。
ふと、見終わって思った事がある。この子、これだけの愛情を注いでもらったら、とても良い子に育ったのだろうと思う。
子供のころ、父にボコボコにされる度に死にたいと思っていたけど、父が介護になって、面倒を見るのが生活の一部になる事を違和感を感じなかった。父のボコボコもどこかで愛情と感じていたからのかもと思う。