介護日記に書いた、化粧ケースを出してみると学生時代からの写真が出てきた。最初に見たのが、白石ひとみと言う綺麗なセクシー女優のサイン会の写真が出てきた。いつ見に行ったものか・・・。中学生の修学旅行の写真やら、学生時代に行った旅行の写真。
その中で、成人してから最初に付き合った彼女の写真がでてきた。もう、今見てもすごく可愛い。最後に。１つだけ別になっていた写真帳があった。それを開いたら、満面の笑顔を彼女の写真がでてきた。あんな笑顔を見せてくれる彼女と別れてしまった事に、後悔に押しつぶされそうになった。あんな。私に心から笑ってくれる子なんてこの世にいたんだと、とめどめなく涙が溢れてきた。
写真をすべてゴミ袋に入れてたけど、あの写真を捨てることができなかった。
子供の頃から親が厳しかった。怒られるたびに何度も何度も自殺を考えた。今、辛いけど大人になったら楽しい人生が待っていると信じていた。けど、こんな歳になっても楽しい事なんか全くない。ふと、この子にしても、神様はいっぱいチャンスをくれたんだと思う。その選択を全て間違ってしまった気がする。
今になって失恋したくらいどん底に落ち込んでほんと自分が嫌になる。