余命10年('22日) | 駄目人間のブログ

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余命10年

アマゾンプライム

 

この映画の公開当時、余命・・・という映画があって、またお涙頂戴映画かと思って敬遠していたが、思って以上に評価が高く見ることした。

これ、2時間の映画なので、この10年という時間を感じるのは、とても難しい映画だと思う。余命1年と言われれば、1年間を凝縮することを考えるけど、10年という微妙な時間をどう生きるか?と考えると拷問だと思う。この感情を理解してこの映画を見ると、この主人公の気持ちが痛いほどわかる。その微妙な感情を小松菜奈はとてもうまく表現していたと思う。そして、この脚本もよく彼女の生き方を見せてくれる。好きな人との別れる意味。彼女にとってプロポーズなんてどんだけ辛いのかと思う。彼氏がまだ子供で彼女の思っていることが理解できない感情も、この映画はよく見せてくれている。これは、原作が素晴らしいのか脚本が素晴らしいのか演出なのかわからないけど、ものすごく考えてつくられている映画だと思う。

そして、最後の落とし所は?と思ったけど、それなりに終わっている。

私、オープニングの満開の映像で「なに?」と思ったら、小松菜奈が満開の桜の中にいた。これだけこの映画がわかって涙が溢れてきた。