パット・メセニー ドリーム・ボックス・ソロ・ツアー | 駄目人間のブログ

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パット・メセニーが札幌シティジャズのプログラムの1つとして来札。久しぶりににジャズの大物が札幌にくる。たしか、前回パット・メセニーが札幌にきたのは、オーネットコールマンのサイドとして聴きに行った。この時、オーネットコールマンではなくパット・メセニー目当てが多くてパット・メセニー自身も、それを感じていたようで、主役はオーネットだというようなそぶりを見せた、ちょっと残念なライブだった。

その後、仕事で東京に行った時、ちょうどブルーノート東京で、パット・メセニーを見に行ったが、軽い食事をした上に、朝早い飛行機だったので睡魔との戦いで何も覚えてない。ただ、後ろにいた方が、ベストアルバムの中のベストだったと絶賛されていた。

そんで、今回は、全体的に3部構成になっていると説明があった。最初は、チャールズ・ミンガスの頃の曲と、中間は、生まれ育った頃の故郷のなんちゃらで、最後は実験的なことをしたいと言っていたとおりのライブだった。申し訳ないです、パット・メセニーのライブを3回目なんですけど、正直、パット・メセニーは全くに近いくらい聴いてないので、よくわからないです。

全くパット・メセニーの曲を知らないで行っても、知っている曲が2曲演奏してくれた。すごいなと思ったのは、わずかなメロディでもその映画の場面や、その頃聴いた頃のことを走馬灯に思い出させてくれる。パット・メセニーにかかわらず、すごいと思うのは、こんな札幌という地方公演で、一切手を抜かいで見えてるギターだけでも10本近く。それに大掛かりな仕掛け。あの機材を組み上げるだけでも、どんだけかかるんだろうと思うくらい。

ギターソロとなると、やはり音が寂しいと思ったのか、手際よくギターでベースラインを入れて1人で演奏するのも見ている観客側に飽きさせない配慮があると思った。ピアノだとソロでも飽きずに聞けるけど、ギターはどうしても限界があるように思う。そのために、音を変えるためにギターもあれだけ持ってきたのだろうと想像できる。途中、弾いていたギターを変えることもあって、演奏途中で違うなと感じたのだろうと思う。少しでも観客に対して良い演奏を聴かせようとする素晴らしいアーティスト。

演奏時間はきっかり2時間。1人で弾きっぱなしだから手も限界だろうと思う。素晴らしい演奏だった。