ここ半年くらい見た恋愛映画は、ほぼほぼハズレを引いてるので、これもダメだろうと思って見ていた。けどね、この映画、誰かが死ぬわけでもなく、誰もが1度は経験している男と女の恋愛に対しての考え方だったり仕事と恋愛だったり、とてもリアルに映画にしていると思う。それが、切なくって・・・。有村架純って、デビュー当時はとっても可愛いかったけど、ここ数年の映画を見ているととっても可愛く見えると時と、すごくブサイクに見えるときがある。この映画でも、綺麗に着飾ると可愛いけど、彼氏と二人っきりでいる時なんかリアルだなと思ったりした。
恋愛って、好意を持ってもらうために何か1つでも共通点を見つけたり、合わせたりして好きになってもらおうとする。このあたりも、本が前者で、ガスタンクが後者だったり、とてもうまく見せてくれる。とある歌詞にもある、あなたにはゴールでも私にはスタートだったと、男と女の考え方の違いだったり、女の子が、変わらないことという言葉を信じているあたりもうまいなと思った。個人的には、とっても共感できる部分が多い映画だったと思う。あと1つ思ったのが、最近の映画って人間関係がすごくこじんまりとしてしまって、とっても物足りなく感じるんだけど、この映画は、オダギリジョーがでてきたあたりも、イラッとしてしまうくらい二人だけの世界を見せてほしいと思った。
個人的は、最後のシーンは必要なかったとは思うけど、それでも久しぶりに良い映画だった。
