映画ではなくゴッドファーザーの原作を読んだ。
小学生の頃この映画を見てあまりにも素晴らしく、小説があることを知って購入したもあまりにも長く数度挫折。最初のコニーの結婚式だけでもかなり長く小学生には無理でした。
この小説を読むと如何にコッポラが脚本家として優れているかわかる。ほぼほぼ、ジョニーのエピソードをカットしておきながら、あれだけの映画を完成させてしまう。しかも数ページ程度の内容からパート2も製作してしまう。これはもちろんなんだけど映画を先に見ると、この映画の参考書のように感じる。映画の中であっさり描いているが、小説ではかなり詳しく書いているので、より映画の人物のバックボーンがわかる。例えばルカブラージとがどのようにコルレオーネ家と関わっていったかや、最後にロッコが警察官の服装でバルジーニを殺すのもこんな意味があったのだと。映画の最後のケイがコニ-の件で問い詰めるシーンなんかも、あの映画の描写だけでわかるんだけど、小説でもはっきりと書かれいる。意外だったのは小説でのドンコルネオーネと、マイケルが映画とはかなり違うということでしょうか。演出と役者の素晴らしさということでしょうか。