HUSKING BEE 「8.6」
その日 空は碧かった
多くの者は何が起きるか知らなかった
少しの者が晴れない事を知っていた
多くの者が消えていった
小さな固まりは街を殺した
その日 大地は焼けた
灼熱の太陽 高く飛ぶ飛行機
叫びは雲に混じった
それでも 生き抜いた人々
それでも 這い上がった街
それでも 生き抜いた街
8.6という数はその街に刻まれている
もう再び刻まれたくはない
黒い死の山 悪夢の様な真実
再び起こって欲しくない
僕はそこで生まれた事を誇りに思っている
そこで育った事を誇りに思っている
平穏で静かな街