RB26の純正タービンの排気側ブレードはセラミック製なのは有名ですが、さすがに30年前にデビューのためか、ここ最近タービンブローの話を聞きます。
当店でも過去に3人ほどブローしてます。
無理をかけた等の時ではなく、普通に街乗りでブローというのが共通した壊れ方です。
じゃあタービン交換すれば直るのではとお思いの方、
RB26純正タービンブロー=エンジンブローの可能性がかなり高いのです。
ブローのパターンはセラミックブレードがバラバラになった際に破片がエンジンに逆に吸い込まれることが多く、
それが原因でエンジン内部にダメージ、圧縮圧力低下でエンジンブローとなるのです。
運が良ければセーフの可能性がありますが、結構な確率でダメージがあります。
タービンブロー後でもエンジンかかるのでセーフ! と判断するのは間違いで、エンジンがかかっていてもタービンブロー後は必ずコンプレッションテストを受けてください。
もし後ろ側のタービンが壊れたのであれば、4番気筒から6番気筒のコンプレッションと1番気筒から3番気筒のコンプレッションを確認してください。
正常であれば、全気筒の圧力差が大体は揃っているはずで、もし4番気筒から6番気筒までが他の気筒より数字が低いのであればエンジンにダメージがあると判断しても良いかと思います。
そうなるとエンジンオーバーホールの道しかありません。
当店ではコンピューターセッティングの際はコンプレッションチェックも行っておりますので、気になる方はお問い合わせください。
話は長くなりましたが、最近当店で売れているタービンで、セラミックを廃止してメタルブレード化したタービンがございます。
このタービンは純正交換タイプで、コンピューターもそのままで使用でき、且つセラミックではないためエンジンブローの危険性が極めて少ないという使い勝手も良いタービンです。
当店でテストも良好で、LINKECU、純正カムのバルタイ変更、ブースト1.2キロ、初期燃圧3k 純正インジェクターが全噴射で420psほど出ました。
安全マージンを取って噴射率80%で使用しても380ps位は出ます。
オススメはカム純正でバルタイを変更したうえで、このタービンを合わせれば良いフィーリングが得られます。