影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか/ロバート・B・チャルディーニ
¥2,940
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評価:★5つ

世の中に出回る多くのマーケティング本の元ネタになった名著。

散々色々なところで引用されているので、
目新しい話を期待しすぎると
少し肩透かしな感じを受けるかもしれません。

しかし、類書と大きく異なるのは実験や参与研究を通じた説得力と
読みやすさがきわめて高いレベルで両立している点。
特に各章のまとめの素晴らしさは、さすが本家本元とうならされます。

少し高めの値段と重量感あふれるサイズ以外は、
欠点の見当たらない良書なのでお勧めです。

自分が持ってるのは旧版だが、
新版は増補改訂された上に値段が下がるというサービスっぷり。
ギギギ・・・・・・、くやしいのう。

ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか/エイドリアン・J・スライウォツキー
¥1,680
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評価:★4つ

  大企業の若手社員がメンターから
23のパターンに類型化された利益モデルについて
教えを請うストーリーを通じて、
『利益に対する純粋で絶対的な興味』を
持たせることを目的とした本。

良い点・悪い点を簡単にまとめると、
以下の様な感じ。

良い点
・利益モデルを類型化して示されることで、
 他社の利益構造についてより具体的に考えられるようになった。
・主人公への課題図書として、
 幅広い分野の豊富な参考文献が紹介される。

悪い点
・23通りのモデルのうち、
 解説が足りないように感じるモデルがいくつかある。
・ストーリーに大きな山場があるわけでもなく、
 小説仕立てにする必要性があまり感じられない。
・あくまでも導入としての位置づけなのか、
 参考文献の内容も易しめなものが多いと感じた。

個人的な感想としては、
この一冊だけで利益モデルについて
理解することは難しいのではないかと思う。

あくまでも利益に関心を持ってもらう
きっかけとしての位置づけであり、
そのため人によっては余計に感じるような
思考法や勉強法についての紹介なども
あったのではないか。

利益モデルについては同じ著者の『プロフィット・ゾーン経営戦略 』などで
追加で学ぶことができるので、最初の一冊としては読んで損はないかと。
ランチェスター思考 2 ―直観的「問題解決」のフレームワーク/福田 秀人
¥2,520
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評価:★5つ

米軍の指揮官マニュアルを中心に、
軍事的な意思決定方法をビジネスにどう生かすかについて
紹介していく内容。

「OODAループ意思決定論」など
ビジネスに活かす!最新・米軍式意思決定の技術 と重なる部分も多いが、
著者がビジネスにより近い立場のためかこちらの方が
より実践的な印象を受ける。

特に軍隊組織との前提条件の違い(相手の物理的に破壊することは不可能なため、
奇襲後の反撃を受ける危険が高いことなど)について
きちんと注意がある点は、特に本書の価値なのではないか。

人類の最古の組織の一つであろう軍隊で
試行錯誤を繰り返して来たノウハウについて、
紹介したり応用を試みる書籍が不思議なほど少ない現状では
非常に参考になるオススメ一冊である。

ただ、著者もあとがきで述べているが
前提条件が異なる軍隊でのノウハウをそのまま企業に
当てはめるのは困難が生ずるため、
誤用を防ぐために違いを整理する章を設けても良かったのでは
と個人的には思った。