仕事納めの夜はワインとルー・テーズ杯 | 酋長のブログ

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日々のあれこれ思うことをつづります。

本日、仕事納めでした。
本当は夜の授業も予定されていたのですが、
数日前に生徒都合でキャンセルとなり、
本日は珍しく17時半上がり。

帰りはデパ地下で鯖寿司を購入。
そう、いつも夜遅くなるので行けなかったのですが、
ずっと行きたかった阪急梅田の地下にある、
鯖やさんの鯖寿司を購入。
タイミングいいね。
仕事納めで自分へのご褒美として。

デパ地下に行くと、いろいろ買いたくなるもので、
う巻きも買ってしまった。
さきほど完食し、満足満足。

いや~今年は本当に早かった。
春にメインとなる職場を替え、
この1年はそこに慣れていく中で、
没頭しているうちに過ぎてしまった感。
それゆえ、今日は予想以上に、
最後のコマを終えると、
解放感がありましたねえ。

今年は仕事を含んでも、
公私ともに反省材料がありますが、
それと同時に、
来年につながる、来年以降に向けての収穫のほうが大きかったかな。
そして収穫だけでなく、
来年に期するものがあるかな。
それは、もちろん先に書いたようにライヴもそうですし、
仕事もそうですね。
来年はやっちゃらないと、
やってやるって越中詩郎!、って感じですね。

思い出した。
そうそう、ライヴで言おうと思って言ってないこと。
今年のセミファイナルで、
三沢光晴、越中詩郎組というタッグで試合を組みましたが、
これねえ、そうだよねえ、
ルー・テーズ杯の話をしようと思っていたんですが、
それができなくてね、
これも悔いが残るんだよねえ。

1983/4/22 札幌中島体育センター
▼ルー・テーズ杯争奪リーグ戦 優勝決定戦・30分1本勝負
越中詩郎(6勝1敗) VS 三沢光晴(5勝1敗1分)



三沢が215ポンド、越中が218ポンド、
若武者同士の対決です。

仲田龍リングアナの「レフェリー、ルー・テーズ!」
に沸きます札幌中島体育センター。

最初のアームホイップからの流れがいいですねえ!
こういうの好きだなあ。
序盤からスピードある攻防です。

当時越中がキャリア4年、
三沢がキャリア2年で20歳!
この2人の試合は、
当時前座の黄金カードと言われていたように、
序盤からしっかりとしたレスリングを展開。

最初の5分間は素晴らしいグラウンド。
一日の長があるか、越中が優勢です。
こうやって見ると、越中巧いなあと、
思わされます。

三沢の持ち味は空中戦。
動画8:40過ぎ、
三沢の見事なドロップキックが越中に命中。
若林アナだったら、
「アゴの先端に、ヒーーーーーッ(ト)!」
と言わんばかりの打点の高さと正確性。
そして!
その後に注目!
これは、あののちのタイガーマスク時代の、
ウルトラタイガードロップの原型ですね。

しかし越中も負けてはいません。
2度目の三沢のドロップキックをかわすと、
逆に越中がドロップキック。
素晴らしいですよね、この古典的な打撃技、
決して大技でないドロップキックひとつの応酬で、
両者の意地や魂を見ることができます!

そして動画9:45過ぎ、
なんと越中は、
吊り天井!
そう、これは「ロメロ・スペシャル」というよりも、
個人的には「吊り天井」というネーミングが好き。

当時、全日本でなく新日本での「吊り天井」「弓矢固め」という呼び方が好きだった。
特に「吊り天井」。
弓矢固めは「ボウアンドアロー」でもしっくりくるが、
ロメロ・スペシャルは生身のプロレスでは個人的には「吊り天井」なのです。
キン肉マンなら「ロメロ・スペシャル」かもしれないが。

さあ試合は佳境に。
12:40過ぎの越中のヒップアタックには、
館内沸きます。山田さんも、
「非常にハイアングルでいいですねえ!」
と高評価。

これに対し三沢は、
13:10過ぎにフライングボディアタックで、
これまた館内沸きます。
両者譲りません。

しかし随所に三沢の負けん気が表れていますね。
14:00頃に逆さ押さえ込みでカウント2のあと、
リングを叩いて悔しがる。
このリーグ戦で唯一負けを喫した相手・越中に、
この逆さ押さえ込みで敗れたことが悔しかったのかもしれません。
その技をカウント2で返され、
リングを叩いて悔しがるマティ鈴木、
じゃなかった、三沢光晴。

個人的には、三沢がこのあと越中にロープに振られ、
ショルダースルーされるのを拒み、
キックで返してスモールパッケージホールドにもっていったというのが、
私的には三沢の負けん気をまた感じます。

しかし最後は越中が先輩の意地を見せ、
パイルドライバー返しをさらに回転エビ固めで返してカウント3。
越中がルー・テーズ杯優勝です。
越中が海外武者修行の切符を手にしますが、
この優勝決定戦で好勝負をした三沢も海外遠征が許されます。

いい試合ですね。
個人的に、すでに来年に向けて意欲を持つ私として、
1年の最後に良い試合を見せてもらった気がします。

さあ、今年も残りはあと大晦日を残すのみ。
年始の宣言通り、私は健康的な状況で、
明日、帰省します。
当分は、携帯からのブログ投稿となるでしょう。
また明日、今年最後のご挨拶にうかがいます。
それではまた、ごきげんよう!