ONE僕達はいくつもの夢を見ながら目の前の日常に深い溜め息ををつく僕達はいくつもの星に願いながら朝も夜も現実にこの姿をさらされている足元に転がるのは自由とか生ぬるいものではなくて誰かを傷つけることも平気で見過ごしてしまうものそれこそが失くした心の愛しさが泣いているよもっときっと本当は一人一人の胸の中に持ているそれこそが失くした花の優しさが叫んでいるよもっときっと本当は一人一人の胸の中で咲いている僕達はいくつもの夢を見ながら僕達はいくつもの星に願いながら・・・
自由の橋さしのべられた手のように一本の橋ですそこを渡って向こう側へ行くこともこちら側にとどまることも選んで決める事ができるひとつの橋ですその橋はいつからか不思議に優しい形となって前方に現れ自分にある決断を迫るのですその橋の前でわき上がってくるほのかな希望と自我の重さをかかえてじいっとたたずむとき渡る自由と渡れない自由によりより高く支えられた橋ですああ人類の希望と疑惑をからませながら永遠に新しい生命の橋です
分身掘り起こされた土くれのようにしげる八月の緑のように夜の獣のうめきのように生々しく息づいているものもぎたての野菜のように釣り上げた魚のように雨後の風景のように初々しい開放感をもたらすつぼみのようにふくらみ満ちてくる潮のようにしなやかに充実した先端を押し広げてゆくもの言葉それによって組み合わさるひとつの形態現われたものだけが美しのではないすべての内側からふくらみ満ちあふれる必然によって押し出されるものそれ故にしてそれ故に意味があり自分自身
うずまき自分の中に黒い渦巻きがあります台風の眼のように吹き荒れる風の中の無気味に静かな渦巻きですがじっとのぞいていると踏みにじられて誇りや小さな恨みやさまざまな形をした怒りがよじれた爬虫類のようにもつれながらうずをまいているようですそれはいいと思って避けれるものでもないもまれながら生きている時それも自分の中で生きはじめ希望や 愛や美のかたわらで育ってゆくのです吹き荒れている風の中の生きようとするたたかいのすきまからあくたのように生まれ出る本能の渦巻きなのです