本日は、N.treubiana Warb.です。

①自生地  :ニューギニア島西部アンダマタ、マッククルエル湾等、1891年

       記載種
②入手時期 :2012年9月
③入手元  :大谷園芸殿
④生長度合 :遅い
⑤栽培難度 :普通
⑥挿し木  :我が家での実績なし
⑦嚢の大きさ:我が家でMax8cm弱
⑧雌雄   :?、我が家での開花実績無し

本種は、標高0~500m辺りに自生している低地性種ですので、育てやすいのではないかと思い入手しましたが、いざ育ててみると高地性種の様に中々思った様には育ってくれないように思います。自生地の環境は、海岸の石灰岩の急斜面、海岸沿いの森林等に多い様ですので、必然的に木漏れ日が当たる場所辺りになると思います。
実際我が家で、陽の強い場所に置いて管理したところいじけてしまいました。

未だ入手当時の鉢のままでしたが、腋芽も発生し少しずつ大きくなってきていましたので、2016年3月に鉢増しを実施しました。地上部の生長はイマイチなのですが、根部は結構張っていました。二回り大きな4号ブラ鉢に砂利系混合用土で植付しました。植替え後生育は良くなりましたが、冬になって調子が落ちてしまいました。日野語2021年になって身温室内へ移動したのですが、それからいきなり調子を崩し4年以上着袋せず死の底にありましたが、最近になって漸く地際から腋芽が発生し着袋が始まっていました(´▽`) ホッ。

長いことお陽さんに恵まれておらず青瓢箪状態が続いていましたので、本日日当たりの良い場所に移動させました。これからの生長に期待したいところです。下段写真左から、

1.入手当日の2012年9月26日に撮った草姿全体。葉数も多く、みずみ
  ずしい葉が美しい。1つ捕虫嚢も付いている
2.2012年11月19日、2ケ月程経過し、我が家の環境にも慣れてきた
  のかやや大きな葉を展開し始めた
3.2012年12月31日、ポツリポツリと嚢を付けてくれるが、葉数が減
  ってきた
4.2013年2月19日、冬場遮光率を低くして栽培しているが調子はイマ
  イチってところ

1.2013年6月14日に撮った株姿。やはり陽の当たりが強いのだろう。
  葉も赤くなり全体的に調子良くなさそう。早速50%程度の遮光下に移し
  様子をみる事とした
2.2013年10月5日、相変わらず調子が悪い。葉が二枚程黄ばんできた。
  単なる生理現象ならば良いが一寸不安
3.2014年9月24日、随分と状態を撮っていなかった様で、おおよそ1
  年ぶりの撮影。50%遮光下で育てているが何んとか持ち直してくれたよ
  うで一回り以上大きくなってくれたが、最近あまり着袋していない
4.2014年10月22日に撮ったもの。やっと少しだけ大きめの嚢が着い
  たボチボチ鉢増しをしないといけないかな
5.こちらから二枚は2015年6月30日に撮ったもので、こちらは主茎だ
  が殆ど大きさに変わりはない雰囲気
6.地際から腋芽が二芽発生してきた。感じは良さそうなのでこの腋芽の生長
  に期待したい。もう少し生長したら鉢増しせねばなるまい

1.2012年11月12日に撮った捕虫嚢のアップ。めっちゃ小さい嚢で殆
  ど緑一色
2.2013年2月22日、若干嚢は大きくなった感じだが、色合いは相変わ
  らず緑一色
3.2013年5月20日、襟の部分が少しずつ色付き始めたのと、形がやや
  ポッテリ型になってきた感じ
4.2013年6月6日、襟に続き少し嚢表面に色が付いてきたかなって状態
5.2013年10月5日に撮った捕虫嚢のアップ。色合いも徐々にそれらし
  くなってきた。もっと濃い色合いの渋い嚢になる。形が少し漏斗型になっ
  てきたかな?
6.2014年10月22日に撮ったもの。蓋が開いたばかりのおぼこい嚢
7.2014年10月24日に撮ったもので、左写真の嚢の二日後の様子。リ
  ップのエッヂ部がやや色付いてきた感じだが、もう少し時間が経てばもっ
  と渋い色合いになってくる
8.2014年12月23日、中々渋い色合いになってきた

1.2014年12月23日に撮った最新の捕虫嚢で、間もなく蓋が開きそう
  な感じ
2.2015年1月17日、完成した嚢を逆のアングルから撮ったもの。
3.2015年3月6日、左の写真の嚢だが、こちらはあまり色付きは良くな
  い。冬季なのでこんなものか
4.こちらは2015年6月30日に撮った捕虫嚢だが、めっちゃショボイ。
  もう既に主茎は期待できそうにないが、良さそうな腋芽が生長してきてい
  るのでこれからはそちらに期待しよう
5.2015年11月12日、腋芽にできた初々しい捕虫嚢
6.同11月12日、こちらは主茎に出来た嚢
7.2015年12月14日、二つ目の腋芽に着いたロアー
8.2016年3月6日に撮ったもので、最新の生長途中の嚢。蓋が開き始め
  たところ

1.こちらから四枚は2016年3月6日に撮ったもので、草姿全体の様子
2.腋芽の状況。何とか二芽共無事に成長中の様で一寸(´▽`) ホッ
3.根鉢を抜いたところ、地上部と比較して根の量は多い様である
4.こちらは二回り大きな四号ブラ鉢に鉢増ししたところ。これで少しは生長
  してくれるだろうか。唯、主茎はイマイチの様で何れ力尽きそう
5.こちらから二枚は2016年9月25日に撮ったものでこちらは株姿。何
  とか主茎は蘇ってくれたみたいで一寸ε-(´∀`*)ホッ。腋芽は二芽共に順調
  に生長してくれている様である
6.こちらは主茎の先端部分をアップしたもので、ほんの僅かだが節間が伸び
  てきている雰囲気。やっと徒長が始まったのだろうか

1.2016年9月5日、日陰に出来たせいか色合いは薄い
2.こちらから四枚は2016年9月25日に撮ったもので、こちらは腋芽に
  出来た最新の捕虫嚢
3.こちらはもう一つの腋芽に出来た最新の捕虫嚢だが、何れも色合いが薄い
4.こちらも腋芽に出来つつある生長途中の捕虫嚢
5.こちらは主茎に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃんで、雰囲気的にアッパーに
  近い様な感じだが、果たしてどんな形になってくれるのだろうか(ΦωΦ)フフフ

1.2016年10月21日、出来たばかりの捕虫嚢
2.2016年12月15日、左の嚢は出来てあまり時間が経過していないも
  の右の嚢は写真左の嚢のその後。リップがやや濃いめの色合いになる位
3.こちらから二枚は2017年2月10日に撮ったもので、こちらは出来て
  既に2ヶ月以上経過したもの
4.こちらは別の腋芽に出来たもの
5.こちらから二枚は2017年3月17日に撮ったもので、出来て既に3ヶ
  月以上経過していそう
6.こちらは別の腋芽に出来たものだが、この時期はあまり良くない。本種は
  気温がやや高めの方が良さそう

1.2017年6月16日、色合いも悪くイマイチ状態だが、気温の上昇と共
  に良い感じになってくれる筈
2.こちらから七枚は2017年9月5日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での株姿。手前が主茎で一寸見えないが、茎はUの字に曲げているので伸
  ばせばやや長めになる。こちらも見辛いが上方に二芽ある
3.こちらは主茎に出来た最新の捕虫嚢で、開いて未だ間もない
4.最初に発生した腋芽に出来た一つ前の捕虫嚢
5.こちらも最初に発生した腋芽に出来た最新の捕虫嚢。雰囲気的に良い感じ
  になってきた様で、本種の特徴が出るまでもう少しと言ったところだろう
6.こちらは左写真の捕虫嚢を掌に取ってみたところ。大きさは未だイマイチ
  だね~(^_-)-☆
7.二番目に発生した腋芽に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
8.右は最初の腋芽に出来た二番目の捕虫嚢、左は二番目の腋芽に出来た最新
  の捕虫嚢

1.こちらから六枚は何れも2018年10月2日に撮ったもので、こちらは
  一番生長の良い(と云っても高々30cm程度だが…)腋芽に着いた最新
  の捕虫嚢
2.左写真の捕虫嚢を掌に取ってみた。大きさは未だこれくらい。もっと大き
  くなる筈だが、我が家の環境とこの腕ではこれが精一杯か^_^;。色合いは
  シックだと思う
3.こちらはその腋芽に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
4.二番目の腋芽に出来たミドル寄りの捕虫嚢だが、一寸ショボいね(^^;
5.二番目の腋芽に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
6.三番目の腋芽に着いた捕虫嚢。一寸ボケ気味で見辛いのはご容赦m(_ _"m)

1.こちらから二枚は2018年10月29日に撮ったもので、こちらは出来
  て大分時間が経過した捕虫嚢
2.別の腋芽に着いた捕虫嚢。相変わらず地味だね~(^-^;
3.2018年12月31日、真冬だが何とか生長してきている捕虫嚢の赤ち
  ゃん。多分完成してもショボいのでは(・・?
4.こちらから三枚は2019年1月21日に撮ったもので、こちらは小さい
  ものの結構darkな色合い
5.気温は低いがまあまあの捕虫嚢を着けてくれている(^_-)-☆
6.こちらは左から二枚目の捕虫嚢のその後であろうか、殆ど変わり映えはし
  ないが…
7.こちらは2019年4月19日に撮ったもので、最新の捕虫嚢。気温の上
  昇と共に少しずつ大きな嚢になってきたよ~(^^♪

1.2019年12月19日、一寸ショボイ出来栄えになってきた
2.こちらから三枚は2020年2月27日に撮ったもので、こちらは最新の

  捕虫嚢。大分大きくなってきたが後一歩二歩ってところだろうか
3.左写真の捕虫嚢を掌に取ってみた。現在の大きさはこれ位だがもう少し大
  きくなつて欲しいな~
4.次に生長を開始した捕虫嚢の赤ちゃん

1.2021年9月12日、現主茎に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん。
  もう少しで完成しそうだ
2.2021年9月15日、やっと蓋が開いたがリップは未だ展開しきってお
  らず完全には完成していない状態
3.こちらから四枚は本日2025年11月25日に撮ったもので、こちらは
  現在の株姿。新温室に移動後ずっと愚図りっぱなして着袋もしない状態で
  既に4年以上が経過した。本日確認したら地際から漸く腋芽が発生し着袋
  が始まっていた
4.現主茎は1m弱迄徒長し地際から発生してきた腋芽をアップ。ずっと棚の
  奥でお陽さんに恵まれていなかったため青瓢箪状態。早速日当たりの良い
  場所に移した
5.4年以上全く着袋していなかったが、漸く地際から発生した腋芽に着袋し
  たもので、こちらは最新の捕虫嚢。リップの部分が僅かに色付いている
6.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。これからは
  しっかりとお陽さんを享受して立派に育って欲しいものだ

 

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