本日は、N.viking×platychila konanです。

①人工交配 :N.viking×platychila、中川泰秀氏作出
②入手時期 :2017年3月に種子を入手
③入手元  :ぷりんさん
④生長度合 :遅い
⑤栽培難度 :今のところ普通
⑥挿し木  :?、我が家での実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax1cm前後
⑧雌雄   :(・・?

種子親のN.vikingは、近年発見された種類で、タイの本国及び西海岸アンダマン辺りの島々に自生する低地性のネペンテスです。ネオファームによってAタイプ、Bタイプ、ボートフォーム、ビビッドレッド等の種々タイプが発売されたそうです。そもそもバイキングとはゲルマン人(ノルマン人)の別称で、彼らは快速軍船を開発し大洋航海を可能にしたことで、様々な地域を侵略、略奪、征服、植民地化したこと等で有名ですね。
本種の最大の特徴は、根部がぼってりと膨らんだ塊根状になる事です。これは乾期や野火などに耐えれるように進化したとか、何れにしてもとても生命力旺盛で猛暑に対しては全く問題なく絶好調でどんどん成長、低温にもある程度耐えれる様で、とても育て易い強健種だと思います。
一方花粉親のN.platychilaは、ボルネオ島中央サラワクのホース山脈の標高900~1400m辺りに固有する品種で、2002年に発見された比較的新しい品種です。
種小名はplatus "flat"、cheilos "lip"、本種の独特な水平の襟に由来する様です。我が家でも以前育てていましたが、暑さのためか逝ってしまって久しいです( ;∀;)。
以上の両親を元に交配された新しい品種で、中川氏作出の種子をぷりんさんからおすそ分けしていただいたものです。戴いて2017年3月に播種しましたが、中々発芽せず失念していました。大分後になって播種鉢を確認したところボチボチ発芽していました(^-^;。
暫く播種鉢のままでしたが、2017年10月と昨年の6月及び7月にセルトレイに上げました。そして最初にセルトレイに植付けた3個体は昨年の6月にビニールポット上げしました。そして今年の4月に6個体、本日3個体をビニールポットに植付けました。2018年に植付けた3個体は中々大きくなりませんでした。N.platychila譲りでしょうかね。その後ずっと温室内の隅で生き延びていましたが日の目の当たることがありませんでした。状態も良くないのでどうかなとは思いましたが、本日記事にすることにしました。本日確認できたのは1個体のみでしたが、後何個体かはどこかにある筈です…。下段写真左から、

1.戴いた当日の2017年3月26日に撮ったもので、とても充実した種子の
  様で発芽間違いなしといったところだろうか
2.2017年10月4日、播種後一向に発芽する雰囲気が無くすっかり失念し
  ていたが、この日確認したところボチボチ発芽していたよ~(*^^)v
3.2017年10月8日、取り敢えず4個体のみセルトレイに上げたところ
4.2017年12月30日、播種鉢の様子だが、残った実生はボチボチの様で
  ε-(´∀`*)ホッ。セルトレイに早く上げたいのだが…イメージ 1

1.こちらから二枚は2018年6月1日に撮ったもので、こちらは一番下の個
  体が枯れていたので新しく1個体植付けしたところ
2.別のセルトレイに8個体植付けした
3.2018年6月14日、最初にセルトレイに上げた個体の内2個体をビニー
  ルポットに上げた。左の個体をNO-1、右の個体をNO-2として管理する
4.2018年6月25日、最初にセルトレイに上げた個体の内1個体をビニー
  ルポットに上げた。こちらをNO-3個体として管理することにしたイメージ 2

1.2018年7月10日、8個体を別のセルトレイに上げたところ
2.こちらから五枚は2018年10月16日に撮ったもので、こちらはNO-1個
  体の現在の株姿。全くと云って良い程大きくなっていないが、100%着袋
  してくれている様である
3.こちらはNO-2個体でこの時点での株姿。こちらも殆ど大きくなっていないが
  着袋は順調
4.こちらはNO-3個体でこの時点での株姿。こちらもNO-1、NO-2個体と遜色ない
5.こちらはこの6月1日にセルトレイに上げた実生のその後の様子。こちらは
  光線量の多い所に置いていたため葉身が赤味がかっている
6.こちらはこの7月10日にセルトレイに上げた実生のその後の様子。こちら
  は光線量が少なく一寸青瓢箪であるが何とか無事の様でε-(´∀`*)ホッイメージ 3

1.こちらから三枚は2019年1月29日に撮ったもので、こちらはやや小さ
  めのセル個体
2.こちらはやや大きめのセル個体の様子。ボチボチ鉢上げしないと…(^-^;
3.2018年6月にビニールポットに植付けたNO1~NO3個体の様子。全然大き
  くならないね~(^^;。最新の葉身は若干リーフジャンプしている様な…
4.こちらから二枚は2019年4月23日に撮ったもので、こちらはやや大き
  めのセル個体の様子。時間が出来たので植え替えることにした
5.取り敢えず8個体の内6個体をビニールポットに植付けした
6.こちらから三枚は2019年5月4日に撮ったもので、こちらは2018年
  6月にビニールポットに植付けたNO1~NO3個体の様子。相変わらず(^^;
7.こちらはやや小さめのセル個体の現在の様子
8.やや大きめのセル個体の残り2個体と、やや小さめのセル個体の内大きめの
  1個体、計3個体をビニールポットに植付けたところ。今春以降何とか大き
  くなって欲しいものイメージ 4

1.こちらから六枚は2024年10月17日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。主茎は既に風前の灯で地際から腋芽が2芽発生し生長している。
  正面に見えるのは最初に発生してきた腋芽
2.地際から発生してきた2番目の腋芽をアップ。何となく良くなりそうな雰囲
  気が…
3.最初に発生してきた腋芽に着いた最新の捕虫嚢。蓋が欠損している(^_^;)
4.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。こちらも蓋が
  欠損しているような(・・?
5.地際から発生してきた2番目の腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢。色合いはやや
  濃いめだがこれも蓋が欠損
6.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。結局現在のところ全ての捕虫嚢
  の蓋が欠損している(;^ω^)。リップには僅かにストライプが…(*^^*)

1.こちらから六枚は2025年3月17日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での株姿。主茎及び最初の腋芽は逝ってしまったが、二番目の腋芽が徒長を
  開始してきた。更に地際から腋芽が発生してきている
2.地際から発生してきた腋芽の様子。2芽発生し生長、着袋している
3.現主茎に着いた一つ前の捕虫嚢。結構色合いが濃い様だ。蓋は欠損した状態
  である
4.左写真の捕中嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。いきなり色褪せてきたがそのお
  陰でリップのストライプは良く判る。昨夏の猛暑のダメージが残っておりこ
  ちらも蓋は欠損している
5.地際から発生してきた腋芽に着いた最新の捕虫嚢。これも同様に蓋が奇形で
  距程度の痕跡が有るだけである
6.左写真の捕中嚢の次に生長を始めた蔓の先端部分。無事に完成して欲しいも
  のだ

1.こちらから六枚は本日2025年8月17日に撮ったもので、こちらは現在
  の株姿。現主茎は徒長を開始しており、地際から2芽腋芽が発生し着袋して
  いる
2.現主茎に着いた一つ前の捕虫嚢。超猛暑のせいか蓋は随分と委縮しているね
3.左斜視の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。捕虫嚢は更に小さくなり蓋もほ
  ぼ欠損してしまってる様だ
4.地際から発生してきた腋芽に着いた最新の捕虫嚢。こちらも蓋はほぼ欠損だ
5.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。こちらも既に
  蓋が欠損しているのが判る
6.地際から発生してきた別の腋芽に着いた最新の捕虫嚢。こちらは若干小さ目
  ながらまともな蓋が付いている(;^ω^)

 

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