本日は、N.veichii×northiana Red Y'sです。

①人工交配 :N.veichii×northiana Red、山田氏作出
②入手時期 :2018年6月
③入手元  :山田食虫植物農園殿
④生長度合 :やや遅い
⑤栽培難度 :普通?
⑥挿し木  :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax10cm
⑧雌雄   :?、我が家での開花実績無し

種子親のN.veichiiは、ボルネオ島の北西部及びカリマンタンの標高0m~1500m辺りに自生しています。1859年に発見された種で、種小名は、19世紀の有名な植物学者であり又、ビィーチ商会の園主でもあったJames Veitch氏に因みます。低地性~高地性とバリエーションが豊富ですが、何れの種もとても幅広の美しい襟が特長です。
一方、花粉親のN.northianaはボルネオ島クチン南方、Bau地域の標高0~500m辺りにかけて自生する低地性種です。非常に蒸し暑い環境で、朝夕には霧が立ちこめる様な石灰岩質の崖や山肌に自生しています。こちらもとても襟が大きく美しいマニア垂涎の種ですが、やや気難しい品種だと思います。
この両親から生まれた個体ですので、素晴らしい美しく立派な襟を持った雄姿を見せてくれる事でしょう。本種は2019年の6月に山田食虫植物農園殿より分譲していただいたもので、やっと3年10ヶ月程経過しました。この組み合わせは過去に他のナーセリー等で作出されていますが、氏が仰るには、本種はかなりの大型になり40cm級の嚢を目指すことも可能だそうです。まあ、私にそのような腕はありませんが、何はともあれ枯らさない様にしたいと思います。
N.northianaが顕性なのか。高温期の方が着袋率は非常に高い様でボチボチ生長してくれますが、冬の時期は夜温の低下によるものか、一向に着袋してくれない様です。
2019年以降何となくほったらかし状態になっていた様でずっと愚図ついていました。唯、地際から腋芽が2芽発生していたので期待していたのですが、2021年の11月に一寸チョンボをこいてしまいました。枯れ葉をカットしていたのですが、小さな腋芽を枯れ枝と誤ってカットしてしまいました(ノД`)・゜・。そのまま捨てるのは忍びなかったので、失敗覚悟の上で挿し木にしていたところ、\(◎o◎)/!何と成功しました(*^_^*)。予備として育てていますが状態はボチボチでしょうか。今春にはビニールポットからプラ鉢に鉢上げしたいものです。下段写真左から、
 
1.入手当時の2018年6月20日に撮ったもので、大きながっちりとした草
  体で、しっかりと着袋している
2.こちらは2018年7月19日に撮ったもので、その後の株姿。開きかけの
  葉身が完成し、次の葉身が展開してきたが、生長は非常にゆっくりとしてい
  る

1.こちらから五枚は2018年7月19日に撮ったもので、こちらは三つ前に
  着いた補虫嚢だが、ボチボチ蓋が朽ち始めている様だ
2.こちらは二つ前に着いた捕虫嚢
3.一つ前に着いた捕虫嚢だが、用土とビニールポットに挟まれて嚢下部がひし
  ゃげている
4.最新の補虫嚢。特徴が出てくるまでにはまだまだ時間がかかりそう。
5.次に成長途中の捕虫嚢の赤ちゃん

1.こちらから二枚は2018年8月16日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での株姿。生長は遅々としているが、どうも高温期でもすこぶる元気な様子
2.最新の捕虫嚢。何となくN.northianaを彷彿とさせる(・・?
3.2018年11月22日、最新の捕虫嚢だが、大分ぼやけてめっちゃ見辛い
  m(_ _"m)
4.こちらから三枚は2019年1月8日に撮ったもので、こちらはこの時点で
  の株姿。冬場は生長芳しからずだが、最近の葉身は若干リーフジャンプして
  きている様だ
5.左から二枚目写真の捕虫嚢のその後の様子。めっちゃ長持ちする様だ
6.左から三枚芽写真の捕虫嚢のその後の様子。この時期は夜間の低温による影
  響だろうか、全く着袋しなくなったよ~(ノД`)シクシク

1.2022年2月13日、こちらはこの時点での親株の株姿。既に主茎は枯れ
  腋芽が2芽生長してきていたが、2021年11月に枯れ葉をカットした際
  小さな腋芽り方を枯れ枝と間違ってカットしてしまった
2.2022年3月31日、やっとまともそうな捕虫嚢の赤ちゃんが成長してき
  た様子
3.こちらから四枚は2022年4月18日に撮ったもので、こちらは親株のこ
  の時点での株姿。少し前まで陽当たりの悪いところで管理していたが、お陽
  さんの十分当たる場所に移動した
4.こちらは最新の捕虫嚢。未だリップは完全には展開しきっていない様だ
5.リップの部分をアップしたところ。ストライプは結構綺麗に発現している様
  だね
6.こちらは次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。これは完成までに大分時
  間が掛かりそうだ

1.2021年11月14日、親株の枯れ葉等をカットしていた時に誤って小さ
  な腋芽をカットしてしまったもので、まあ成功は無理かもと思いつつも鹿沼
  土に挿していたもの
2.2021年12月23日、数枚葉身は枯れたが何とか生きている様である
3.2022年2月13日、新しい葉身が展開してきたので、何となく成功した
  ようである。発根している様なので腰水を止め通常管理にした
4.こちらから三枚は2022年4月18日に撮ったもので、こちらは挿し木苗
  のこの時点での株姿。こちらも3月から陽当たりの良い場所に移して管理し
  ている
5.こちらは最新の捕虫嚢。挿し木後初めて着袋したよ~\(^o^)/
6.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。今秋位にはプラ鉢へ鉢上げしたいもの
  だね

1.こちらから六枚は新温室内で管理している親株。こちらから二枚は2022
  年6月1日に撮ったもので、最新の生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。何か蓋が
  めっちゃ小さい様な…
2.少しリップが広がってきた感じ
3.2022年8月29日、この時点での最新の捕虫嚢。何となく良い塩梅にな
  ってきた
4.こちらから三枚は2022年10月6日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での株姿。少しがっちのとしてきた感じ(*^^)v
5.一つ前に着いた捕虫嚢。リップが思った以上に赤く色付いている
6.最新の捕虫嚢。出来て間もないのでリップはこれからそり返る。ストライプ
  が鮮明に発現しているがこれから赤くなるのだろうか

1.こちらから六枚は新温室内で管理している挿し木苗。こちらから三枚は20
  22年6月1日に撮ったもので、こちらは一つ前に着いた捕虫嚢。リップは
  全く広がりがない
2.こちらは最新の捕虫嚢。リップはやや広がった感じでストライプも大分現れ
  てきた感じだ
3.この時点での株姿。しっかり発根している様で一寸安心かなε-(´∀`*)ホッ
4.こちらから三枚は2022年10月6日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での株姿。少しずつがっちりとしてきた様だ。早く植替えしたいのだが…
5.こちらは最新の捕虫嚢。未だめっちゃ小さいがリップはそれらしい感じにな
  り、結構赤く色付いている様である
6.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。完成までにはある程度かかりそう

1.こちらから二枚は2023年1月7日に撮ったもので、こちらは一つ前に着
  いた捕虫嚢。色合はまあまあだが出来はショボい(^^;
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。蓋が開いたばかりで未だ完成し
  ていない状態だ
3.2023年9月2日、やっとまともに近い捕虫嚢が完成した(*^。^*)
4.こちらから三枚は2024年1月31日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での株姿。相変わらず生長はチマチマ状態のまま
5.最新の捕虫嚢。何かめっちゃショボいね(;^ω^)
6.こちらは挿し木苗の様子。これも状態はめっちゃ悪い。これから少しはまと
  もになってくれるだろうか。今春には鉢増しせねば(^^ゞ

1.こちらから六枚は2024年7月14日に撮ったもので、何れも新温室内で
  管理しているもの。こちらから三枚は親株のこの時点での株姿。相変わらず
  生長は遅々としているが何となくって感じ(*^^*)
2.親株に着いた最新の捕虫嚢。何となく良い感じになってきた様だ(*^。^*)
3.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。間もなく完成
  しそうでそれなりの出来になりそうだ(^'^)
4.こちらから三枚は挿し木個体。こちらはこの時点での株姿。こちらも親株同
  様生長は遅いが何とか育ってくれている様子でε-(´∀`*)ホッ。早く鉢上げせ
  ねば…
5.挿し木苗に着いた一つ前の捕虫嚢。未だ全然本領発揮とはいかないね~
6.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。蓋が開いたばかりで未だリップ
  は完成していない

1.こちらから六枚は本日2025年4月26日に撮ったもので、何れも新温室
  内で管理しているもの。こちらから三枚は親株の現在の株姿。生長は相変わ
  らずだが昨夏の猛暑による後遺症はやっと治まってきた感じ(*^^*)
2.左写真の親株に着いた一つ前の捕虫嚢。やっとそれらしくなってきた様だ
3.左写真の捕中嚢の次に出来た最新の捕虫嚢。蓋が開き始めたって感じだね~
4.こちらから三枚は挿し木個体で、こちらは現在の株姿。親株同様生長は遅い
  がダメージが消え何とか育ってくれている様子ε-(´∀`*)ホッ。昨秋鉢上げを
  予定していたが出来ず終い。今春にはせねば…
5.挿し木個体に着いた一つ前の捕虫嚢。捕虫嚢は小さくて蓋も一寸奇形の様で
  ある(^_^;)
6.左写真の捕中嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。何となくまともになってきた様
  だが未だ幼嚢が否めないかな(^^ゞ

 

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