本日は、N.rafflesiana ×sib NO-5(N.rafflesiana elongata nivea×rafflesiana)です。
①自生地 :N.rafflesianaはマレー半島、北ボルネオ島、スマトラ島、
シンガポールなど、1835年記載種
②入手時期 :2021年2月26日
③播種日時 :2021年2月28日
④発芽確認日 :2021年4月26日
入手元 :伊藤氏
そもそも和名の「うつぼかずら」とは、「ウツボ」すなわち、昔、弓矢を入れた壷状の容器を指し、補虫嚢が壷状をしていることに因むとされています。そして「カズラ」
は蔓状の植物である事からその様に命名されたようです。そして、日本に初めて導入されたこのN.rafflesianaこそが「うつぼかずら」と命名された種に他なりません。
本種は2021年2月に、何時もお世話になっている伊藤氏より種子を戴きました。N.rafflesiana elongata産のnivea個体とN.rafflesianaの掛け合わせ種子です。誠にあ
りがとうございました。
種子を戴いて2月28日に播種後2ヶ月弱の4月26日に発芽を確認しました。低温時期でしたので大分時間がかかるかなと思いましたが、比較的早かったようです。その後5月21日迄25日経過しボチボチ発芽してきました。全体的に80%少々の発芽でしょうか。既に本葉展開の個体も見られました。この後気温の上昇と共に僅かずつですが大きくなってきました。
そこで7月下旬に15個体をセルトレイに移しました。その後チマチマ状態でありますが何とか育ってくれている様ですので一寸ε-(´∀`*)ホッといったところでしょうか。
昨年2022年の3月から5月に掛けて少しビニールポットに上げました。この暑さでボチボチ大きくなってきました。その秋には残り2個体をビニールポットに上げました。
扨て、現在は面長のものからややポチャで少しspotが入ってきている個体が多い様ですが、生長の暁にはどんな捕虫嚢を着けてくれるのか今から楽しみですね(^_-)-☆。唯、未だにビニールポットのままで鉢上げできていません( ;∀;)。下段写真左から、
1.2021年2月28日、戴いた二日後に種子を撮ったもの。充実した種子
を沢山戴いたよ~(^^♪
2.2021年4月26日、素焼鉢に播種した様子。小さくて殆ど見えないが、
少しずつ発芽してきている
1.こちらから三枚は2021年4月26日に撮ったもので、こちらは一芽が
双葉を展開しており、他の1芽は発芽が始まったばかりの背虫状態
2.こちらでは1芽のみ発芽し双葉が展開している
3.こちらは1芽のみの発芽で、双葉ならぬ三葉となっているよ~(^^ゞ
1.こちらから四枚は2021年5月21日に撮ったもので、こちらは播種鉢
全体の様子。判り辛いかもしれないが、結構発芽しており、おおよそ80
%程度の発芽率だろうか
2.種子6つが全て発芽している状態。本葉も見え隠れしている
3.こちらは6芽の発芽
4.こちらも6芽発芽しており、一寸判り辛いが右上の実生は三葉で本葉も出
てきている。これから気温が上昇してくるので、更なる生長を期待したい
ものだ
1.2021年7月23日、本葉がぼちぼち展開してきているので、セルトレ
イに上げることにした。取り敢えず15個体をセルトレイに植付けた様子
2.2021年10月13日、葉色も何となく良くなり少しずつだが大きくな
ってきている気がする
3.こちらは2021年12月25日に撮ったもので、セルトレイに上げた1
5個体の現在の様子。2個体程いじけているが、他の個体はまあまあな雰
囲気だね(^^♪
1.こちらから三枚は2021年12月25日に撮ったもので、こちらは右か
ら三列目の上から2個体をアップ。まあ、小さいながらボチボチだろうか
2.右端列の下2個体をアップ。上の個体が若干調子悪そうな(・・?
3.こちらは右から三列目の上から2番目と3番目個体をアップ。あれっ?2
番目がダブっているね~(^^;。何とかここまで大きくなってきたので、一
寸一安心だろうか。これからの生長を期待したいものである
1.こちらから五枚は2022年3月29日に撮ったもので、こちらは15個
体セルトレイに上げていたもので、この時点での生長具合。2個体は一寸
怪しそう(^▽^;)
2.早速セルトレイからビニールポットに上げる事とした。こちらは根鉢を外
した様子。根量は少ない
3.ビニールポットに上げた様子。これをNO-1個体として管理する
4.こちらの根鉢の様子もNO-1個体と大差ない様だ
5.ビニールポットに上げた様子。これをNO-2個体として管理する
1.こちらから二枚は2022年3月29日に撮ったもので、根鉢を外した様
子。こちらは比較的根量がある様だ
2.ビニールポットに上げた様子。これをNO-3個体として管理する
3.こちらから四枚は2022年4月6日に撮ったもので、こちらは根鉢を外
した様子。根量は少ない様だ
4.ビニールポットに上げた様子。これをNO-4個体として管理する
5.他の個体の根鉢を外した様子。こちらは比較的根量がある様だ。
6.ビニールポットに上げた様子。これをNO-5個体として管理する。何れも大
差ない大きさだが無事に育ってくれることを祈ろう
1.こちらから五枚は2022年7月24日に撮ったもの。他品種と一緒にブラ
ッチックケースにッチックケースに入れて管理しているが、葉や嚢などがか
らみあって簡単には取り外せない(´;ω;`)ウゥゥ。まあ、ボチボチ大きくな
ってってきた様だε-(´∀`*)ホッ。こちらはNO-1個体
2.NO-2個体。NO-1個体は比較的いポットが目立つ様だが、この個体は殆ど無
い様だ
3.NO-3個体。こちらは少しspotが入っている感じ
4.NO-4個体。こちらもボチボチspotが発現している
5.NO-5個体。今のところNO-2個体同様殆どspotは認められない
1.こちらから二枚は2022年5月2日に撮ったもので、NOは付けて管理し
ていないもの。根鉢を外した状態だが、根廻りはあまり良くなさそう
2.ビニールポットに上げた様子
3.こちらから三枚は2022年7月24日に撮ったもので、左写真の個体の
この時点での様子。他の個体とほぼ同様の生長具合かな
4.最新の捕虫嚢。少し臙脂色のスポットが入る様だ
5.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。この時点で既にspotが発現している
ね~
1.こちらから五枚は2023年2月3日に撮ったもので、こちらはNO-1個体
に着いた最新の捕虫嚢。やや面長で赤みが強い様である
2.こちらはNO-2個体に着いた最新の捕虫嚢。色合いは薄く濃い目の赤いspot
が入る
3.こちらはNO-3個体に着いた最新の捕虫嚢。最新の割には随分とdirty(^^;
4.こちらはNO-4個体に着いた最新の捕虫嚢。こちらはポチャ赤タイプかな
5.こちらはNO-1個体に着いた最新の捕虫嚢。ややslenderで翼が赤く染まる
様だ
1.こちらから六枚は2023年2月3日に撮ったもので、2個体共2022
年11月22日にビニールポット上げしたもの。こちらはその内の1個体
のこの時点での株姿。既にリーフジャンプが始まっている
2.左写真の個体に着いた最新の捕虫嚢。翼のみ赤く染まっている
3.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん
4.こちらはもう1個体のこの時点での株姿。こちらも既にリーフジャンプが
始まっている様だ
5.こちらは左写真の個体に着いた最新の捕虫嚢だが異常に小さいね(^^ゞ
6.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。これもさらに小さ
い。今春以降の生長に期待したいものだ
1.こちらから六枚は本日2023年8月28日に撮ったもので、こちらはNO
-1個体に着いた最新の捕虫嚢
2.NO-2個体に着いた最新の捕虫嚢。若干Squatな雰囲気がするかな
3.NO-2個体に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん。若干蓋が開き始めてい
る様である
4.NO-3個体に着いた最新の捕虫嚢。こちらは若干slenderな感じだろうか
5.NO-4個体に着いた最新の捕虫嚢
6.NO-5個体に着いた最新の捕虫嚢。こちらは他の個体と比べ若干色合いが薄
い様であるが、niveaとは程遠い様な…(^_^;)
1.こちらから五枚は2023年8月28日に撮ったもので、こちらは別の個
体の現在の株姿で、他の個体も概ねこれ位の大きさである
2.株元に実生が…、多分種子があったのだろうか(・・?
3.左端写真の個体に着いた一つ前の捕虫嚢
4.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。ボチボチ色合いが濃くなって
きている様である
5.左写真の捕虫嚢の次に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん。完成までに
は一寸時間がかかりそうである
1.こちらから五枚は2024年2月12日に撮ったもので、こちらはNO-1個
体に着いた最新の捕虫嚢。蓋が開いて間もないようでリップは完全には反
り返っていない
2.NO-2個体の最新の捕虫嚢。一寸リップがdirtyだね。いまのところややポチ
ャだろうか
3.NO-3固体の一つ前に着いた捕虫嚢。最新の捕虫嚢はプラッチックケース内
ですし詰めとなって取り出せなかった(^^ゞ
4.NO-4個体に着いた最新の捕虫嚢。こちらのまだら模様は一寸疎になってい
る雰囲気だ
5.NO-5個体に着いた最新の捕虫嚢。未だ2号ビニールポットのままプラッチ
ックケース内で管理しているので一向に大きくならない。鉢増しすれば大
きくなるが場所と時間の問題があって…(;^ω^)
1.こちらから五枚は2024年8月27日に撮ったもので、こちらはNO-1個
体に着いた最新の捕虫嚢。結構slenderで蓋が一寸いじけた感じになった
2.NO-2個体の最新の捕虫嚢。ややぽっちゃり系の雰囲気かな(・・?
3.NO-3個体に着いた最新の捕虫嚢。こちらも蓋が奇形ぎみになっている。こ
の猛暑下他の品種も結構いじけている(´;ω;`)ウッ…
4.NO-4個体に着いた最新の捕虫嚢。こちらもややぽっちゃり系で色合いは比
較的濃い感じ
5.NO-5個体に着いた最新の捕虫嚢。半年経過した今でも未だ2号ビニールポ
ットのままプラッチックケース内で管理しているので一向に大きくならな
いし、暑さの弊害が結構出ている様に思う
1.こちらから五枚は昨日の2025年3月25日に撮ったもので、こちらは
NO-1個体に着いた最新の捕虫嚢。slenderな雰囲気で形質は固定している
様である
2.NO-2個体に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん。もう少ししたら完成し
そう
3.こちらはNO-3個体に着いた最新の捕虫嚢で、蓋が開いたばかりの様である
リップは未だ完成していない
4.NO-4個体に着いた最新の捕虫嚢。色合いが大分薄くなった雰囲気だ
5.NO-5個体に着いた最新の捕虫嚢。今春にはプラ鉢への鉢増しが必要だが果
たしてできるか(・・?
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