本日は、N.gracilis big pitcher×ampullaria(I)-その9について紹介します。

①交配親  :N.gracilis big pitcher×ampullaria(I)    
②種子入手日:2016年3月25日
③播種日  :2016年4月25日
④発芽確認日:2016年6月4日

本交配の種子は2016年の3月に、何時もお世話になっている山田食虫植物農園殿よりお分けいただいたものです。本種子の種子親はN.gracilisでその名の通り嚢が大き
くなるタイプ、一方花粉親はN.ampullaria(I)です。と言っても実際タイプ(I)がどの様なものか不詳なのですが…。
戴いて直ぐに播種しようと思っていたのですが、すっかり失念してしまい1ヶ月後の播種となってしまいました。素焼鉢に硬質鹿沼土に播種しました。種子自体充実したものが多かったので発芽状態もぼちぼちでした。
セルトレイに植替え後、ビニールポットへ植替えが中々できない状態でしたが、その後4月頃になって漸く7個体植え替えしました(*^^)v。そして暫く後に残りの3個体を植替えしたのですが、撮影失念か何時植え替えしてたのか記録が残っていませんでした。多分5月連休辺りだと思うのですが…。
気温の上昇と共にやっと大きくなり始めました。最初に植替えした7個体もチブラ鉢への植替えし、多少大きくなりましたので、2017年の秋には殆どが里子に出ました(@^^)/~~~。
捕虫嚢に柄や色合いが良く出てきており、両種の中間的な感じになっているでしょうか。今後どんな子になってくれるのか分かりませんが、今後の生長が楽しみですね。NO-1個体~NO-3個体は旧温室内で徒長し天井近くでアッパーを着けています。現在ラベルが破損し個体識別が判らなくなりましたので、新温室内で管理している個体を記事にしました。下段写真左から、

1.戴いた当日の2016年3月25日に撮った種子の様子。充実した種子な
  ので発芽は期待できそう
2.こちらから二枚は発芽して暫く経った2016年6月27日に撮ったもの
  でこちらは播種鉢全体を撮ったもの。一寸見辛いが順調に沢山の芽が出て
  きている
3.少し拡大した様子

1.2016年7月31日、10株程度セルトレイに植え付けた様子。右の縦
  2列分が本種
2.2016年9月22日、少し大きくなってきたが、この位の実生苗は一寸
  した拍子に消えてしまうので注意が必要
3.2016年11月6日、何とかここまで大きくなったって感じ
4.2016年12月29日に撮ったもので、気温の低下と共に生長は捗々し
  くない。早くビニールポットに鉢上げしたいのだが、中々手が付かない状
  況である(;´д`)トホホ。年始当たり植え替えで来たら実施したいもの
  だが、果たしてどうなることやら
5.こちらから二枚は2017年4月15日に撮ったもので、こちらは未だセ
  ルトレイに植わったままの状態。左写真と比較しても殆ど大きくなってい
  ない。低温期は両親の性格か殆ど生長してくれなかったね(;´д`)
6.やや大きめの7個体をやっとビニールポットへ植替えした。その内の6ポ
  ットを撮ったもの

1.こちらから八枚は2017年7月2日に撮ったもので、こちらは最初に植
  替えした7ポット。気温の上昇と共にジワジワ大きくなってきた。ブラ鉢
  への植替えを実施したいところだが、中々手が回らない(;O;)
2.こちらの個体の最新のロアーは、まだら模様と、リップの色合いが少し濃
  くなった感じ
3.真中の嚢の個体と右下の嚢の個体は結構リップの形状が丸いね~
4.開き始めたばかりのロアー
5.一寸ボケ気味だが、こちらの個体は結構リップが赤くなってきた。ホット
  リップみたい(*^^)v
6.こちらの個体は未だ柄が少ないが、リップはやや赤くなってきている
7.こちらは未だ全体的に色白な感じ。いずれも個性は今からであり、日々変
  化してくると思うので楽しみ~
8.こちらの3個体は何時植替えしたのか記録に無いのである。が、多分5月
  連休辺りではないだろうか。これからの生長に期待(^O^)

1.こちらから二枚は2017年7月6日に撮ったもので、こちらは植替え前
  のNO-1個体
2.4号プラ鉢に鉢上げした状態のNO-1個体
3.こちらから二枚は何れもNO-1個体。こちらは2017年9月24日に撮っ
  たもので、こちらは株姿。プラ鉢に植替えて少しずつ大きくなってきてい
  る
4.最新の捕虫嚢。結構リップが赤くて、嚢表面の斑模様がくっきりと表れて
  いる感じ
5.こちらから四枚は2018年1月10日に撮ったもので、こちらから四枚
  は何れもNO-1個体。こちらはその後の株の様子。少しずつ茎が伸びてきた
  よ~(*^^)v
6.側面から撮った様子。この時期にしてはボチボチ賑わっている\(^o^)/
7.最新の捕虫嚢。リップは一寸小さいが色合いは中々良い感じ
8.二つ前の捕虫嚢。掌に取ってみたが大きさはまだまだ。あまり大きくはな
  らない品種かもしれない

1.こちらから六枚は何れもNO-2個体。こちらから二枚は2017年7月6日
  に撮ったもので、こちらはビニールポット苗
2.左写真の個体を4号プラ鉢に鉢上げした状態。これで少しは大きくなつて
  くれることを期待しよう
3.こちらから二枚は2017年9月24日に撮ったもので、こちらはその後
  の株姿。少しずつだが良い感じになってきた
4.最新の捕虫嚢。色合いは未だイマイチってとこだが、リップはNO-1個体よ
  りもアンプ似の雰囲気
5.こちらから二枚は2018年1月10日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。低温期の為か一寸状態は悪そうな感じだが…
6.最新の捕虫嚢。リップはやはり多少アンプ寄りの様だ

1.こちらから四枚は2018年1月10日に撮ったもので、こちらはやや葉
  身が大きくなってきているが、光線量が一寸少ないせいか青瓢箪な感じ
2.左写真の個体に着いた最新の捕虫嚢。何か色合いもパッとしない。本種は
  思いのほか光線を好む様だ
3.こちらは別の個体で、お陽さんの良く当たる場所にあり、比較的ガッチリ
  とした感じ
4.左写真の個体に着いた最新の捕虫嚢。お陽さんが良く当たると色合いは良
  いようだ。この二個体は今春以降里子に出て貰う予定

1.こちらから八枚は何れもNO-1個体。こちらから三枚は2018年5月22
  日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。大して大きくなってくれ
  ない
2.生長は遅いが着袋率はとても良い
3.こちらは最新の捕虫嚢。未だ小さな袋だが、色合いは中々良い感じ(^^♪
4.2018年6月18日、この時点での株姿
5.こちらから四枚は2018年7月26日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。相変わらず成長は遅め
6.株自体小さいながら、地際からは腋芽が発生してきており、既に着袋して
  いるよ~(*^^)v
7.左の補虫嚢は一つ前に着いたもので、右は三つ前に着いた捕虫嚢
8.こちらは最新の捕虫嚢。柄模様もくっきりと出ており良い感じ(^^♪

1.こちらから八枚は何れもNO-2個体。こちらから三枚は2018年5月22
  日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。生長度合いはNO-1個体と
  大差ない様だ
2.こちらは一つ前に着いた捕虫嚢
3.こちらは最新の捕虫嚢。NO-1個体とは随分と雰囲気が異なる
4.こちらから二枚は2018年6月18日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿
5.最新の捕虫嚢。いたってシンプルな感じだね~(^-^;
6.こちらから三枚は2018年7月26日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。何となくだが少しばかり大きくなってきた様な…
7.最新の捕虫嚢
8.一つ前に着いた捕虫嚢。斑模様も薄くリップも控えめな感じ

1.こちらから八枚は何れもNO-3個体。こちらから二枚は2018年5月22
  日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。生長度合いはNO-1、2個
  体と比べ一番早い様だ
2.最新の捕虫嚢だが、とっても地味な感じ(^-^;
3.こちらから二枚は2018年6月18日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。既に徒長が始まっている
4.最新の捕虫嚢で、完成して間もないもの。やや色合いは明るくなったかな
5.こちらから四枚は2018年7月26日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。順調に徒長している雰囲気。何か株元が賑やかな感じだが…
6.その株元の様子。既に腋芽が数芽発生しており、着袋も始まっているよ~
7.主茎に着いた最新の捕虫嚢。何となく良い感じの色合いになってきた(^^♪
8.生長途中の捕虫嚢。朝の時間がない中で温室から取り出している時に引っ
  掛けてブチッとなってしまった。セロテープで固定しているが多分駄目だ
  ろう(;´д`)トホホ

1.2018年9月9日、NO-1個体のロアー。結構丸い感じで色合い柄もはっ
  きりと出るようである
2.こちらから二枚は2018年11月2日に撮ったもので、こちらはNO-3個
  体のやや徒長した枝に着いたミドル~アッパー寄りの捕虫嚢
3.こちらから二枚は2018年11月8日に撮ったもので、こちらはNo-2個
  体に着いたロアー
4.NO-3個体のやや徒長した枝に着いたミドル~アッパー寄りの最新の捕虫嚢
5.こちらから四枚は2018年11月29日に撮ったもので、こちらはNO-1
  個体のこの時点での株姿。徒長が始まった様だね~
6.左写真の株元をアップしたもの。既に地際から腋芽が発生しており少しば
  かり賑やかになってきた
7.地際から発生した腋芽に着いたロアー
8.地際の腋芽とロアーの無着いてきた様子をアップ

1.こちらから二枚は2018年11月29日に撮ったもので、こちらはNO-1
  個体の主茎に着いた最新のロアー
2.左の捕虫嚢を正面寄りから撮ったもの。\(◎o◎)/!リップがめっちゃ
  丸い感じで中々良いね(^^♪
3.2019年2月4日、こちらはNO-3個体のアッパー。やっとアッパーが着
  き始めたよ~(*^^)v
4.こちらから五枚は2019年2月13日に撮ったもので、こちらは同じく
  NO-3個体で、地際から発生した腋芽に着いたロアー
5.同じくNO-3個体で、地際から発生した腋芽に着いたロアー
6.NO-2個体に着いた最新のロアー
7.NO-2個体に着いた一つ前のロアー
8.NO-1個体に着いたロアー、柄やリップの色合いが中々シックな感じ

1.こちらから三枚はNO-1個体で、2019年12月28日に撮ったもの。こ
  ちらは徒長枝に着いた一つ前のアッパー寄りの捕虫嚢
2.徒長枝に着いた最新の捕虫嚢。ほぼアッパーになった感じかな。色合いや
  模様は未だ残っている様である
3.左写真の捕虫嚢のリップをアップしたもの。アンプの様に幅広ではないが、
  まん丸で口紅を塗ったような色合いが良い感じ

1.こちらから三枚はNO-2個体で、2019年12月28日に撮ったもの。こ
  ちらは徒長枝に着いた最新のアッパー。こちらの個体はアッパーになると
  グリーン一色になる様だ
2.リップをアップしたところ。開き始めで未だあまり特徴は出ていないかな
3.こちらは地際から発生した腋芽に着いた最新のロアー。結構細長い感じだ
  ね~

1.こちらから三枚は2019年12月28日に撮ったもので、こちらはNO-3
  個体。地際から発生した腋芽に着いたロアー。NO-1個体と似ている様だ
2.ビニールポット植えの苗が未だあった様だ!(^^)!。こちらはビニールポッ
  ト個体1に着いた最新のロアー。結構模様と色合いは濃い感じ
3.ビニールポット個体2に着いたロアー。柄色合いは薄めだがパックリと空
  いたリップが良い感じ(^^♪

1.こちらから六枚は2022年11月22日に撮ったもので、何れも新温室
  内で管理している個体。こちらから四枚は4号プラ鉢に鉢増ししている個
  体で、こちらは現在この時点での株姿。主茎は40cm程度徒長している
  が、一寸元気がなくなってきている雰囲気だ。地際からは2芽腋芽が発生
  し着袋している
2.最初に発生した腋芽に着いた最新の捕虫嚢
3.こちらは二番目に発生した腋芽に着いた最新の捕虫嚢。何れもリップは赤
  黒い色合いだ
4.主茎に着いた最新の捕虫嚢。大分slenderになってきた感じ
5.こちらは別の個体に着いた最新の捕虫嚢。結構squatな雰囲気だね~
6.更に別の個体に着いた最新の捕虫嚢。こちらは大分slenderな雰囲気にな
  っている

1.こちらから六枚は2024年1月30日に撮ったもので、何れも新温室内
  で管理している個体。こちらは現主茎に着いた最新の捕虫嚢
2.こちらは地際から発生してきた腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢。一寸ズング
  リむっくりでリップが臙脂色っぽい
3.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。リップの色合いは赤みが強い
  が徐々に臙脂色になる
4.こちらから三枚は別の固体で、こちらは現主茎に着いた最新の捕虫嚢。左
  写真の個体と比べ若干斑模様は濃い目の様だ
5.こちらは地際から発生してきた腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢。全体的に色
  合いはやや濃い目かな
6.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。蓋が開いて間もない様でやや
  slenderぎみ

1.こちらから六枚は2024年7月16日に撮ったもので、こちらから三枚
  は旧温室内で管理している個体。地際から発生してきた腋芽に着いた一つ
  前の捕虫嚢。ややコロコロっとした感じ
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。未だ色合いは薄目の様だ
3.左写真の捕虫嚢の次に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん。何となくだ
  がslenderな雰囲気
4.こちらから三枚は新温室内で管理している個体。地際から発生してきた腋
  芽が少し生長した枝に着いた一つ前の捕虫嚢。ややslenderで色合いは若
  干濃い目だろうか
5.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢
6.左写真の捕虫嚢の次に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん。もうすぐ完
  成しそうな雰囲気になってきた様だ

1.こちらから三枚は2024年12月12日に撮ったもので、こちらは新温
  室内で管理している個体に着いた二つ前の捕虫嚢。色合いは大分薄くなっ
  た様だ
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた一つ前の捕虫嚢。殆ど大差は無い様である
3.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。こちらも殆ど同じ様である
4.こちらから三枚は本日2025年1月13日に撮ったもので、新温室内で
  管理している別の実生苗。こちらは地際から発生してきた腋芽が徒長を始
  めたばかりの枝に着いた一つ前の捕虫嚢。色合いはやや濃いめだがめっち
  ゃslenderである
5.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。若干大きくなってきただろう
  か(・・?
6.徒長した枝の途中から発生してきた腋芽に着いた捕虫嚢。ややポチャって
  感じ(*^^*)

 

      ランキング参加中、ポチッと! 応援の程宜しくお願い致します。

      m(._.)m

                    ↓↓↓

                   にほんブログ村 花・園芸ブログ 食虫植物へ
                   にほんブログ村

                                               #食虫植物