本日は、N.ampullaria 'Borneo Sunset'です。
①自生地 :ボルネオ島、スマトラ島、ニューギニア島、マレー半島など、
1835年記載種
②入手時期 :2012年3月
③入手元 :大谷園芸殿
④生長度合 :やや遅い
⑤栽培難度 :普通
⑥挿し木 :我が家での実績なし
⑦嚢の大きさ:我が家でMax5cm前後
⑧雌雄 :?、我が家での開花実績無し
N.ampullariaにも色々なバラエティーがありますが、本種はなかでもとてもシンプルな色合いの割には中々美しい品種で、N.ventricosaの在来系に良く似ています。嚢全体の色合いは淡緑色ですが、襟の部分が口紅を塗ったように赤く色付きます。ホットリップと似ていますが、こちらの色合いは輝くようなピンク色をしています。
栽培は普通だと思いますが、他のN.ampullariaに比べると更に低温に弱い様で、冬季の低温で主茎が枯れてしまいました。暫らく調子の悪い状態が続きましたが、夏場に向かって少しずつ腋芽が生長し着袋するまでになりました。そして、冬になると少し伸びた茎が枯れ、腋芽更新を繰り返しています。冬場の低温が悪いのは判っているのですが、今のところ致し方無しと言ったところでしょうか。まあ、後腕が悪いのは言わずもがななんですが。調子が悪いのでずっと棚の隅にほったらかし状態になっていました。
今年の1月に水遣り中に本種の茎を折ってしまいました。爪楊枝位の枝なので簡単に折れてしまいました(;^ω^)。どうしようも無く瓶に水挿ししていましたら何とか僅かながら発根していました\(^o^)/。その後10月に鉢上げしていますが、新葉が1枚展開していますのでもしかしたら活着しているかもしれません。唯、これから厳寒期になりますので一番暖かい場所で管理しています。何とか無事に生長して欲しいものです。下段写真左から、
1.入手当日の2012年3月29日に撮った草姿全体。割と大きな立派
な株
2.2012年8月29日、気温が高いので調子が良い感じ。陽にしっか
りと当てているのでがっちりとしてきた
3.2012年9月24日、、いつの間にかグランドではなく、腋芽が発
生し小さいながら着袋している。色合い等特徴がほんの少し出てきて
いる感じ
4.2012年11月5日、腋芽が少しずつ生長し、捕虫嚢も本種の特徴
が出てきた様で、口紅が付いてきた
5.こちらは2013年9月13日に撮った草姿全体。冬の寒さで主茎が
枯れ上がってしまったが、何んとか腋芽が細々と生長してくれている。
このまま生長して欲しいものだが、気温が低下してくるので一寸気が
かりなところ
6.これも同9月13日に撮った捕虫嚢のアップ
7.2015年2月26日、調子が悪く随分撮ってなかった。樹勢、着袋
も悪い状態が続いている
8.こちらは2015年12月21日に撮った株姿。地際からグランドで
はなく腋芽が出てきた。ボチボチ着嚢してくれだしたので、少しは機
嫌を取り戻してくれているのだろうか。唯、気温は下がる一方なので
果たしてどうなるかな
1.入手して3ヶ月経過した2012年6月29日に撮った捕虫嚢のアッ
プで、間もなく蓋が開きそうな感じ
2.2012年7月4日、やっと蓋が開いたところ。本種の特徴である口
紅がうっすらと入ってきた
3.2012年8月29日、大分色合いが濃くなってきた嚢
4.2012年9月30日、今まさに開き始めた真新しい嚢。襟の外側エ
ッヂ部分からリップ内部にかけて着色する感じ
5.2012年10月5日、輝くようなリップの色合いが素晴らしい
1.2013年11月5日に撮ったもので、何となく良い感じの色具合か
な(・・?
2.ずっと愚図っていたためか、随分写真を撮っていなかった。2015
年2月26日に撮ったもので、色合いは全然ダメ~
3.こちらから五枚は2015年12月21日に撮ったもので、こちらは
この時点で主茎に出来た一つ前の嚢。色合いは載っているが何となく
イマイチって感じ
4.こちらもこの時点で主茎に出来た最新の嚢。リップのエッヂ部分に色
合いが載っているたけ
5.こちらは腋芽にできた一つ前のロアー。グランドになる事なくいきな
り腋芽となった
6.こちらは最新の嚢で、色合いは未だイマイチってとこかな
7.こちらは生長中の嚢。まあ、低温の中でも一応着袋してくれているの
で良しとしよう。来春以降の生長に期待したいもの
1.こちらから二枚は2023年8月25日に撮ったもので、何と7年8
か月振り(;^ω^)。こちらは一つ前に着いた捕虫嚢。リップの色合い
は非常に悪い
2.左写真の次に着いた最新の捕虫嚢。若干リップが赤く色付いた感じだ
3.こちらから四枚は2023年10月28日に撮ったもので、こちらは
この時点での株姿。相変わらず全くと云って良いほど生長してくれな
い様だ( ノД`)シクシク…
4.こちらは一つ前に着いた捕虫嚢。結構リップが赤く色付いた
5.左写真の次に着いた最新の捕虫嚢。こちらはリップのエッヂ部分のみ
赤く色付いている
6.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。完成まではもう少し掛かりそう
1.こちらから二枚は2024年5月31日に撮ったもので、こちらは1
月に茎を折ってしまった枝を水挿ししていたもので、僅かに発根して
きている様である
2.枯れた葉身をカットしたところ僅か2本発根していた(^_^;)
3.こちらから二枚は2024年10月1日に撮ったもので、挿し穂のそ
の後の様子。更に調子が悪くなっている感じ(´;ω;`)ウッ…
4.枯葉等取り除いたところ4本程度発根していた
5.早速2号ビニールポットにミズゴケで植付けた
6.こちらは本日2024年12月24日に撮った左写真の個体の状態で
新葉が1枚展開し新芽も少しずつ伸びている様である。何とかこのま
ま活着し生長して欲しいものだ
ランキング参加中、ポチッと! 応援の程宜しくお願い致します。
m(._.)m
↓↓↓