本日は、N.khasiana Hook.f.です。

①自生地  :インド北東部のアッサム地方、1873年記載種
②入手時期 :2018年8月
③入手元  :伊藤氏
④生長度合 :早い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax15cm
⑧雌雄   :?、我が家では開花実績無し

本種は東南アジアから隔離したインドに分布するやや大型のネペンテスです。本種は高地に自生しますので、低温にはめっきり強い(7~8℃程度でも可)ですし、高温にも耐える強健種です。徒長をを始めると凄く成長が早くなり草姿も大柄です。本種はCITESⅠ類の絶滅危惧品種に指定されている貴重な種ですが、人気がイマイチの様ですね。補虫嚢自体に魅力を欠くのでしょうか、一寸芸が無いのかもしれません。以前は交配親にも良く使われた品種で、名品を数々作出してきました。長く維持管理すると共に、是非増殖し普及させていきたいものです。
今から8年前に入手した株があるのですが、ここのところずっとご機嫌斜めで一寸…って感じでしたので、他品種も含め再度入手しました。場所が全然ないにも関わらずです(´・ω・`)。
戴いて暫くはまあボチボチの状態でしたが、何故か冬季に愚図ってしまい一向に着袋しませんでした。春になって漸く着袋が始まりましたε-(´∀`*)ホッ。未だ一寸小さいのですが、これからボチボチ良い感じになってくれるのではないかと期待していました。しかるにヒョロヒョロと伸びるだけで一向に腋芽は出てこず、着ける捕虫嚢もショボい状態でした(;´д`)トホホ。唯、2020年9月に撮影時地際を確認したら、僅かながら萌芽してきていました。現在は既に1.2m以上徒長し地際からも腋芽が発生し少しずつ生長しています。
2021年やっと新温室に移動しましたが、主茎が天井につっかえており移動できる状態ではなかったため、主茎をカットし挿し木用の挿し穂としました。水挿し法としましたが、その後5本共無事に発根し鉢上げ活着しています。数個体は里子に出ましたが残りは我家の予備としています。下段写真左から、

1.入手した当日の2018年8月3日に撮った株姿。めっちゃ立派な株をお
  分けいただいた
2.こちらは2018年9月21日に撮ったもので、この時点での株姿。既に
  徒長を始めた感じ。一寸光線が弱く青瓢箪に近い感じなので、ボチボチ陽
  の当たる場所に移したいのだが中々場所が…

1.入手した当日の2018年8月3日に撮ったもので、一つ前に着いていた
  捕虫嚢。既に大きめ)^o^(
2.こちらから三枚は2018年9月21日に撮ったもので、こちらは我が家
  に来て初めて着袋したものだが、少しサイズダウン(;O;)
3.こちらは当初から付いていた捕虫嚢で一つ前のもの。何かバナナみたい(^O^)
4.こちらは二つ前に着いていた捕虫嚢。これで13cm

1.こちらから三枚は2019年6月13日に撮ったもので、こちらは一つ前
  に着いた捕虫嚢。大分サイズダウンしてしまったなあ(^^;
2.こちらは最新の捕虫嚢。若干大きくなった。これからの着袋に期待したい
  ね
3.次に成長を開始した捕虫嚢の赤ちゃん。完成するまでには大分かかりそう

1.2019年10月13日、最新の捕虫嚢。柄色合い派まあまあだが、一寸
  小さめでショボい感じ(^-^;
2.こちらから三枚は2020年1月21日に撮ったもので、こちらは最新の
  アッパー。結構柄色合い共に良い感じ
3.こちらは徒長した枝に着いた一つ前のアッパー。何か色合いがくすんだ感
  じ
4.既に成長を開始した雰囲気の蔓の先端。気温は低いが本種にとっては良い
  感じかもしれないね~

1.こちらから三枚は2020年9月11日に撮ったもので、こちらは一つ前
  に着いた捕虫嚢。茎は既に1m以上徒長しているが捕虫嚢の出来は悪い
2.最新の捕虫嚢なのだが、めっちゃ状態が悪い感じ(^^;)
3.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。何かグリーン一色だね~

1.こちらから六枚は2021年4月30日に撮ったもので、こちらは地際か
  ら発生してきた最初の腋芽。既に着袋してきている
2.地際から発生してきた最初の腋芽の二つ上の節から発生してきた腋芽。こ
  ちらも既に着袋が始まった。超ロアーはほぼ真っ白に近い^_^;
3.地際から発生してきた最初の腋芽に着いた最新の捕虫嚢。色合いは未だイ
  マイチだが雰囲気的には本種の特徴が出てきている
4.地際から発生してきた最初の腋芽にできつつある捕虫嚢の赤ちゃん。色合
  いは未だ白っぽい様だ
5.主茎に着いた一つ前の捕虫嚢。ボチボチな感じだろうか
6.主茎に着いた最新の捕虫嚢。既に温室の天井に到達しており、茎は蛇のよ
  うにクネクネになってきているし、捕虫嚢も歪である。本日新温室へ移動
  する際、主茎が引っかかって移せそうになかったので思い切ってカットし
  挿し穂とした。果たして挿し木は無事に成功するだろうか^^;

1.こちらから二枚は2021年6月28日に撮ったもので、この4月30日
  に水挿ししていた挿し穂の発根状況。ボチボチ発根してきている
2.早速鉢上げすることにした。2.5号ビニールポットにミズゴケで植付け
  た様子
3.こちらから二枚は2021年7月24日に撮ったもので、この4月30日
  に水挿ししていた挿し穂の発根状況
4.こちらもボチボチ発根してきているので鉢上げする事にした。2.5号ビ
  ニールポットにミズゴケで植付けた
5.こちらから二枚は2021年9月4日に撮ったもので、この4月30日に
  水挿ししていた挿し穂の発根状況
6.こちらも2.5号ビニールポットにミズゴケで植付けた。後2個体も同様
  に鉢上げした

1.こちらから六枚は2021年11月25日に撮ったもので、こちらはこの
  時点での株姿。主茎はカットして挿し木にした。地際から発生してきた腋
  芽だが何かイマイチだね~
2.一つ前に着いた捕虫嚢。柄が殆どないね~(^^;
3.最新の捕虫嚢。本種の特徴が出てきた様だ
4.こちらから三枚はこの年の4月30日に挿し木した個体に着いたもの。こ
  ちらは完成間近の捕虫嚢の赤ちゃん
5.別の挿し木苗に着いた捕虫嚢。本種の特徴が表れてきた様だ
6.更に別の挿し木苗に着いた捕虫嚢。こちらは挿し木して二番目に着いた捕
  虫嚢で色合いは未だ白っぽい

1.2022年1月6日、親株の地際から発生した腋芽に出来つつある捕虫嚢
  の赤ちゃん。ん~ん、艶めかしい(*^^)v
2.2022年2月2日、左写真のその後の様子。すっかり完成した様だ。だ
  が色合いは悪い
3.2022年2月27日、親株の地際から発生した腋芽に出来つつある捕虫
  嚢の赤ちゃん
4.2022年3月8日、左写真のその後の様子。結構綺麗になった様で、正
  しくN.khasianaって感じだろうか(^_-)-☆
5.2022年3月17日、こちらは挿し木苗に着いた捕虫嚢。色合いはやや
  はんなりとした雰囲気だろうか
6.2022年4月1日、親株の腋芽に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。この
  ぷっくらとした感じも良いね

1.2022年6月3日、親株の腋芽に着いた最新の捕虫嚢。艶があって良い
  ネ~ヽ(^o^)丿
2.こちらから四枚は2022年6月16日に撮ったもので、こちらは左写真
  の捕虫嚢のその後。一寸darkになってきた
3.親株に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん。もうすぐ完成しそうだね
4.こちらは挿し木苗に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん
5.別の挿し木苗に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん。株が小さいので捕
  虫嚢も超控え目である(^^ゞ

1.2022年8月19日、新温室内で管理している親株に着いた最新の捕虫
  嚢。チョイぽっちゃり系(・・?
2.こちらから二枚は2022年11月17日に撮ったもので、こちらは親株
  に着いた最新の捕虫嚢。それらしい感じになった
3.左写真の捕虫嚢の一つ前に着いた捕虫嚢
4.2022年11月28日、親株に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん

1.こちらから四枚は2022年12月3日に撮ったもので、こちらは新温室
  内で管理している挿し木苗に着いた一つ前の捕虫嚢
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。開いたばかりで初々しい感じ
  だ(^^)/
3.別の頂芽挿しの挿し木苗に着いた捕虫嚢。既にアッパー気取りだ(^▽^;)
4.更に別の挿し木苗に着いた捕虫嚢。こちらは随分と色合いが薄いネ~
5.こちらから二枚は2022年12月4日に撮ったもので、こちらは親株に
  着いた株に着いた最新の捕虫嚢
6.左写真の捕虫嚢の次に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん。完成までに
  は未だ大分掛かりそうである

1.こちらから六枚は2023年6月21日に撮ったもので、こちらは新温室
  内で管理している親株のもので、こちらは最新の捕虫嚢。本種の特徴が良
  く表れている
2.左写真の捕虫嚢の次に生長してきている最新の捕虫嚢の赤ちゃん
3.新温室内で管理している挿し木苗に着いた最新の捕虫嚢
4.左写真の捕虫嚢の次に生長してきている最新の捕虫嚢の赤ちゃん。植替え
  せずにほったらかしなので一向に大きくならない(^^ゞ
5.別の挿し木苗に着いた最新の捕虫嚢。めっちゃ小さい(^_^;)
6.更に別の挿し木苗に着いた最新の捕虫嚢

1.2023年7月5日、新温室内で管理している親株の地際から待望の腋芽
  が発生してきたよ~\(^_^)/
2.2023年9月22日、左写真の腋芽が大分生長し順調に着袋中で、こち
  らは最新の捕虫嚢
3.2023年10月26日、新温室内で管理している挿し木苗に着いた最新
  の捕虫嚢。ボチボチ赤みがある様だ
4.2023年11月27日、挿し木苗に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。結
  構色合いも濃く艶々としている
5.こちらから二枚は2023年12月6日に撮ったもので、こちらは挿し木
  苗に着いた最新の捕虫嚢。色合いは一寸冷めた感じ(^_^;)
6.こちらは別の挿し木苗に着いた最新の捕虫嚢。左写真の嚢と打って変わっ
  てとても良い発色だ(*^^*)

1.こちらから六枚は2024年6月13日に撮ったもので、こちらは新温室
  内で管理している親株。現主茎が1.2m以上徒長した枝に着いた一つ前
  の捕虫嚢
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。色合いは大分薄くなってきて
  いる様だ
3.地際から発生してきた腋芽に着いた最新の捕虫嚢。中々良い感じの色合い
  になった
4.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。間もなく完
  成しそうである
5.こちらから二枚は新温室内で管理している挿し木個体。こちらは一つ前に
  着いた捕虫嚢。一寸dirtyになってきている様である(^_^;)
6.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。大分色褪せた感じになってい
  る様だ

1.こちらから六枚は本日2024年12月9日に撮ったもので、こちらは新
  温室内で管理している挿し木個体。こちらは現主茎に着いた最新の捕虫嚢
  だが、何故か既に蓋の一部がいかれ始めている(#^ω^)
2.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。間もなく完
  成しそうである
3.地際から発生してきた腋芽に着いた最新の捕虫嚢。結構赤みが強く美しい
4.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。こちらも間
  もなく完成するだろう
5.こちらは新温室内で管理している親株の地際から発生してきた腋芽が10
  cm程度生長してきた。それに着いた一つ前の捕虫嚢。低温期なので発色
  が良い(*^。^*)
6.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。現主茎は既に2m弱徒長した
  枝にも着袋しているが一寸…、撮れなかったm(_ _"m)

 

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