本日は、N.rafflesiana nivea EP×rafflesiana Sentosaです。

①自生地  :N.rafflesianaはマレー半島、北ボルネオ島、スマトラ島、

       シンガポールなど、1835年記載種
②入手時期 :2017年2月22日に種子を入手
③入手元  :Y氏
④生長度合 :今のところ普通(?_?)
⑤栽培難度 :普通(?_?)
⑥挿し木  :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家でMax5cm弱
⑧雌雄   :♀、9月頃開花

そもそも和名の「うつぼかずら」とは、「ウツボ」すなわち、昔、弓矢を入れた壷状の容器を指し、捕虫嚢が壷状をしていることに因むとされています。そして「カズラ」は蔓状の植物である事からその様に命名されたようです。そして、日本に初めて導入されたこのN.rafflesianaこそが「うつぼかずら」と命名された種に他なりません。
本種は一昨年2月に、何時もお世話になっているY's氏より種子を戴きました。種子を戴いて播種後2ヶ月弱で発芽してきました。低温時期でしたので大分時間がかかるかなと思いましたが、比較的早かったようです。先ずは2017年10月上旬にセルトレイに8個体植替えましたが、その後管理不行き届きで播種鉢自体ドライにしてしまい、暫くの間7個体のみ生き残っていました。
その後の生長は全く芳しくなく、今にも潰えそうな状態が続きましたが、暖かくなってきた2022年6月頃になって多少生きていけるのではないかという感じになりつつありました。とは言っても未だ直径1cm弱の超ミニ個体でしたが…( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。そして6月と7月にかけて6個体をビニールポットに上げました。
その後の生長も芳しくなくチマチマ状態が続いていましたが、2023年の初夏頃になって漸くリーフジャンプが始まった個体も出てきました。これからですね(^^♪。着袋率は高い様でボチボチ小さな袋をさぼることなく着けてくれています。最近は大分気温が低下してきていますが、温室内に入れる場所が無く日中は廊下で、夜間は部屋に取り込んでいましたが、ある程度の気温迄は大丈夫でしたが、その後温室内に取り込みました。。
種子親のniveaは白い個体で、Sentosaは結構色合いの濃い個体が多い様です。Sentosaとはシンガポールの南海上に浮かぶSentosa島産なのでしょうかね。現状、niveaの性格が出てきているのでしょうか、全ての個体で嚢自体白っぽい感じでした。その後は殆どの個体で白地に斑模様が入る感じで、1個体のみ斑見様は無く一寸ピンクっぽい感じで翼に色が載るものがありましたが、未だ本来の姿ではありませんので、何とも言えないですね(^^;。これからの生長に期待したいものです(^_-)-☆。
最終的にKoshikawaに雰囲気の似ているNO-7個体を残していますが、生長捗々しからずで遅々としています。今春以降ある程度は大きくなって欲しいと思っていましたがこの初夏にドライアウト寸前までになってしまい生死を彷徨っていました。その後主茎は朽ちましたが地際から腋芽が発生してきて少しだけ生長してきました。これからの生長に期待したいものです。下段写真左から、

1.2017年2月22日、戴いたばかりの種子を採ったもの。充実した種子
  を沢山戴いたよ~(^^♪
2.2017年5月5日、非常に判り辛いが、中央上部に数芽発芽が確認でき
  る他の種子も発芽の準備が進んでいる様だ
3.2017年10月4日、ほぼ発芽してきた感じ。発芽率とはとても良いか
  な。既に本葉が2~3枚展開してきているので、ぼちぼちセルトレイに上
  げようと思う

1.2017年10月8日、取り敢えず8個体をセルトレイに上げたところ。
  唯、この後播種鉢をドライにしてしまい、全ての実生が天に召されてしま
  った(;´д`)トホホ
2.こちらは2018年6月5日に撮ったもので、8個体のその後の様子。何
  れも生きているが、多分右下の個体は望み薄ってとこだろうか。何とか数
  個体は生き残って欲しいものだ

1.2018年6月14日、先ずは2個体ビニールポットに上げたところ。め
  っちゃ小さいが無事に成長してくれるだろうか
2.2018年7月27日、残りの4個体をビニールポットに上げたのだが2
  個体の写真を撮り忘れ(ノД`)シクシク
3.こちらは2018年12月24日に撮ったもので、6個体のその後。生長
  は極めて緩慢である

1.こちらから八枚は2018年12月24日に撮ったもの。全ての個体で成
  長が遅いが、中でも一番大きなこの個体をNO-1として管理する。着袋は順
  調そう(*^^)v
2.NO-1個体に着いた一つ前の捕虫嚢。大きさは未だこれ位^^;。白地にやや
  赤味のスポットが入る様だ
3.NO-1個体に着いた最新の捕虫嚢
4.NO-2個体の草姿。若干大きめの葉身が展開してきた
5.NO-3個体の草姿。こちらも最新の葉身はやや大きくなりそうな雰囲気
6.NO-4個体の草姿。株自体は小さいが、結構白っぽい色合いの捕虫嚢である
7.NO-5個体の草姿。捕虫嚢はボチボチ着いているが、一番成長が悪い感じだ
  ね
8.NO-6個体の草姿。こちらも捕虫嚢は白っぽい。株自体は一寸元気がなさげ
  だが、何とか大きくなって欲しいものだ

1.こちらから八枚は全て2019年6月10日に撮ったもので、こちらから
  二枚はNO-1個体。こちらはこの時点での株姿。やや細葉の様で漸くリーフ
  ジャンプが始まったかな
2.最新の捕虫嚢。嚢表面と内壁には斑模様が、リップのエッヂ上部には若干
  色が載る感じである
3.こちらから二枚はNO-2個体。こちらはこの時点での株姿。こちらも若干リ
  ーフジャンプの雰囲気が…
4.最新の捕虫嚢。こちらはグリーン一色で、葉脈がはっきりと見てとれる
5.こちらから二枚はNO-3個体。こちらは現在の株姿。こちらもリーフジャン
  プが始まっており、葉身はやや幅広って感じだろうか
6.最新の捕虫嚢。ほぼグリーン一色だが、何となくスポットが…
7.こちらから二枚はNO-4個体。こちらは現在の株姿。こちらは結構細葉の様
  である。生長芳しからずといったところだろうか
8.最新の捕虫嚢。翼の部分と蓋の付け根部分に若干色が載っている

1.こちらから八枚は全て2019年6月10日に撮ったもので、こちらから
  二枚はNO-5個体。こちらはこの時点での株姿。やや葉身は幅広でリーフジ
  ャンプが始まった雰囲気
2.最新の捕虫嚢。ほぼグリーン一色
3.こちらから二枚はNO-6個体。こちらはこの時点での株姿。こちらは比較的
  細葉の様である。一応リーフジャンプはしてきているが、こちらも成長芳
  しからずといったところだろうか
4.このブツブツは(・・?、スポットとして固定してくれるのだろうか。嚢表
  面と翼、蓋の部分に発現しているが…
5.こちらから二枚はNO-7個体。こちらは現在の株姿。唯一この個体だけ葉身
  が若干赤くなる様である
6.最新の捕虫嚢。翼の部分が若干赤く染まり、嚢表面にはスポットが散在し
  ている様である

1.こちらから五枚は2019年12月31日に撮ったもので、こちらから三
  枚は何れもNO-1個体。こちらはこの時点での株姿
2.最新の捕虫嚢。リップの根元がややdarkな感じ
3.次に成長してきている補虫嚢の赤ちゃん
4.こちらから二枚はNO-2個体。こちらは現在の株姿だが、何時お迎えが来て
  もおかしくない状態だね~(:_;)
5.最新の捕虫嚢。色合い派やや白っぽい感じ

1.こちらから五枚は2019年12月31日に撮ったもので、こちらから二
  枚はNO-3個体。こちらはこの時点での株姿だがこれもイマイチ状態(^-^;
2.最新の捕虫嚢。NO-1と大差は無さそう
3.こちらから三枚はNO-4個体。こちらは現在の株姿だが、超不調って感じだ
  ね~
4.一つ前に着いた捕虫嚢。この個体は他の六個体とイメージが全く異なる。
  全体にピンクっぽくて翼が色付く
5.最新の捕虫嚢だがめっちゃショボイ。って温室外で栽培しているので仕方
  ない

1.こちらから五枚は2019年12月31日に撮ったもので、こちらから二
  枚はNO-5個体。こちらはこの時点での株姿だがこれも怪しい感じ(^-^;。
  温室内に入れたいのは山々なのだが…
2.最新の捕虫嚢。若干色白って感じかな
3.こちらから三枚はNO-6個体。こちらはこの時点での株姿だが、これはまあ
  まあって感じの様だ
4.最新の捕虫嚢。大差ないかな~(;^ω^)
5.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。温室に入れていないのに未だ頑
  張ってるよ~

1.こちらから三枚は2019年12月31日に撮ったもので、何れもNO-7個
  体。こちらはこの時点での株姿だがこれも状態はイマイチ
2.最新の捕虫嚢。他の個体と若干相違がある様だ
3.この個体も次の捕虫嚢の赤ちゃんが生長してきているよ~(^_-)-☆

1.こちらから六枚は2020年11月25日に撮ったもの。4号プラ鉢に植
  替えたNO-6個体以外は生長が遅々としている。こちらから二枚はNO-1個体。
  当初この個体が一番成績が良かったが、最近は一寸…
2.NO-1個体の最新の捕虫嚢。一寸ぽっちゃり系で良い感じ(*^^)v
3.NO-2個体の現在の株姿。何か悲惨な状態(^-^;
4.NO-2個体に着いた最新の捕虫嚢。嚢も未だショボくて本来の特長が出てい
  ない雰囲気
5.NO-3個体の草姿。こちらもショボイ状態が続いている
6.NO-3個体の最新の捕虫嚢。何となく白っぽい感じだね~

1.こちらから六枚は2020年11月25日に撮ったもの。こちらから二枚
  はNO-4個体。こちらはこの時点での株姿だが、これも随分とショボいネ~
2.NO-4個体の最新の捕虫嚢。一寸ラフレシアーナからぬ風体だ
3.NO-5個体の現在の株姿。こちらも相変わらずだ
4.NO-5個体に着いた最新の捕虫嚢。最新の捕虫嚢だが既に傷み始めている?、
  これら六個体共に場所の関係で温室外での栽培なので致し方なしかな
5.NO-6個体の草姿。この個体のみやや早めに4号プラ鉢に鉢上げしていたも
  の。やはり鉢上げしたものは他の個体とは生長速度が違う様だ。他の残り
  5個体も来春には植替えをしなければ…
6.NO-6個体の最新の捕虫嚢。何となく丸っこくてストライプも鮮明で良い感
  じ(^o^)丿

1.こちらから六枚は2021年5月21日に撮ったもので、こちらはNO-7個
  体のこの時点での株姿。ずっとビニールポット植えだったので4号プラ鉢
  に鉢上げする事とした
2.植替えの為根鉢を外したところ。鉢底部にある程度根が廻っている様だ
3.4号プラ鉢に鉢上げしたところ。これからググッと大きくなって欲しいも
  のだ
4.一つ前の捕虫嚢。全然大したことないな
5.最新の捕虫嚢。他の個体と一寸雰囲気が異なる様なので、この個体は残す
  ことにした
6.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん

1.こちらから四枚は2021年5月29日に撮ったもので、何れもNO-6個体。
  この個体が一番生長が良い様なので残すことにした
2.二つ前に着いた捕虫嚢。既にリップ部分が朽ち始めたかな
3.一つ前に着いた捕虫嚢。もう少し色白になるかと思ったが、比較的色、柄
  は載っている感じだ
4.最新の捕虫嚢。果たしてこれから化けてくれるのだろうか

1.こちらから三枚は2021年11月20日に撮ったもので、何れもNO-6個
  体。残した2個体の内り1個体だが、葉身が少なくなった。唯、着袋はし
  ている(^^;
2.一つ前に着いた捕虫嚢。一般的なN.rafflesianaといったところだろうか
3.最新の捕虫嚢。こちらも大して変わりない。今後大きく成長したらもう少
  しは変わってくるのだろうか。気長に経過観察としよう

1.こちらは何れもNO-7個体。こちらは2021年9月4日に撮ったもので、
  この時点での最新の捕虫嚢。何となくN.rafflesianaよりもN.×hookeriana
  のoldtypeに雰囲気が似ている様に思う
2.2021年9月27日、左の捕虫嚢は左写真のその後で、右が最新の捕虫
  嚢
3.2021年11月4日、生長してきた補注嚢の赤ちゃん。完成までにはも
  う少し掛かりそうだね。このフォルムを見てもN.rafflesianaの雰囲気は
  あまり無い様だ
4.こちらから三枚は2021年11月20日に撮ったもので、こちらはこの
  時点での株姿。NO-6個体よりも更には数が少なく、調子は悪い様だ。一応
  着袋してくれてはいるが…
5.一つ前に着いた捕虫嚢。ポッチャリ系の雰囲気(^_^;)
6.最新の捕虫嚢。リップのエッヂ部が若干赤味を帯びる様だ

1.こちらから六枚は2022年6月15日に撮ったもので、こちらから三枚
  はNO-6個体。こちらは現在の株姿だが一向に大きくならない
2.一つ前に着いた捕虫嚢。捕虫嚢も相変わらずショボイね~(^▽^;)
3.最新の捕虫嚢。殆ど大差はない様だ
4.こちらから三枚はNO-7個体。こちらの個体もNO-6個体と動揺一向に大きく
  ならない様だ
5.一つ前に着いた捕虫嚢。こちせも全く以ってショボイね~
6.最新の捕虫嚢。襟はグリーン一色。ところでたの個体はどこに行ったのだ
  ろう。一寸探したが見つからなかった。何れひょっこり現れるかな(^^;)

1.こちらから三枚は2022年10月26日に撮ったもので、何れもNO-6個
  体。こちらはこの時点での株姿
2.一つ前に着いた捕虫嚢。リップは結構darkticな感じになっている
3.最新の捕虫嚢。何となく口が丸っぽくて良い感じ(??>?<?)。??
4.こちらから三枚は本日2023年3月26日に撮ったもので、何れもNO-6
  個体。こちらは現在の株姿。相変わらず生長は遅々としている
5.最新の捕虫嚢。リップは色白でストライプが良く判る
6.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。何れの個体も距が結構長い様だね~

1.こちらから二枚は2022年10月26日に撮ったもので、何れもNO-7個
  体。こちらはこの時点での株姿
2.最新の捕虫嚢。雰囲気的に一寸Koshikawaっぽい感じかな(・・?
3.こちらから二枚は2023年3月26日に撮ったもので、何れもNO-7個体。
  こちらはこの時点での株姿だが、こちらも生長は遅々としている
4.やっと生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。完成までには大分掛かりそ
  うだね

1.こちらから六枚は何れもNO-7個体。こちらは2023年7月4日に撮った
  もので、だいぶ生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。はち切れそうな感じにな
  ってきた様で、間もなく完成しそうだ
2.2023年7月10日、左写真の捕虫嚢が完成した様子。翼が僅かにピン
  クに染まっている
3.こちらから二枚は2023年8月29日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での最新の捕虫嚢。やはりKoshikawaに何となく似た雰囲気だ
4.この時点での株姿。株自体小さいが既に花穂が上がってきている
5.こちらから二枚は2023年9月8日に撮ったもので、こちらは雌花の様
  子。雰囲気的に受粉出来そうだが、株が小さいので体力の消耗を考えると
  一寸止めておいた方が良いかも(^_^;)
6.最新の捕虫嚢。これも僅かだがリップがピンクに色付いている

1.こちらから五枚は昨日2024年11月11日に撮ったもので、こちらは
  現在の株姿。漸く良い感じに生長してきたと思った矢先、この初夏急に高
  温になりあっという間にドライアウト寸前になってしまった。暫く灌水し
  様子を見ていたが主茎は朽ちてしまった。その後地際から小さな腋芽が発
  生し何とかここまで生長してきたε-(´∀`*)ホッ
2.枯れ枝などを取り除いた様子。ここまで生長してくれば少しは大丈夫かな
3.一つ前に着いた捕虫嚢。全体的に色合いは薄い感じだ
4.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。翼のみ全体的に赤く色付いて
  きている
5.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。もう少しし
  たら完成しそうだ

 

      ランキング参加中、ポチッと! 応援の程宜しくお願い致します。

      m(._.)m

                    ↓↓↓

                   にほんブログ村 花・園芸ブログ 食虫植物へ
                   にほんブログ村

                                               #食虫植物