本日は、N.Glossy Kotoです。

①人工交配 :N.mirabilis×Balmy koto、1980年、河瀬晃四郎氏作出
②入手時期 :2013年1月
③入手元  :ピイちゃんさん
④生長度合 :やや早い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :ミズゴケ挿しで簡単に発根
⑦嚢の大きさ:我が家では今のところMax12cm
⑧雌雄   :?、我が家での開花実績無し(・・?

本種は1980年に河瀬晃四郎氏が作出された古都シリーズの一品種で、N.mirabilis×balmy koto(thorelii×maxima)の交配になります。2013年の1月に挿し穂を分譲していただき、既に11年半程経過しました。最初の頃はやや生長が遅い様でしたが、最近は腋芽も生長し徒長しているためか生長は早めといった感じでしょうか。
2017年春には主茎が1.5mを超えましたので挿し穂を採りました。今春も腋芽が随分徒長しましたので、場所が無いのですが何とか2本(頂芽枝×1、節間枝×1)だけ挿し木にしましたが、何れも発根しましたので今秋には里子にでました。
確か2017年に雌花か雄花かどちらか咲いたような記憶があるのですが、うろ覚えで写真にも撮っていなかったようで(;´д`)トホホ。
形態的には種子親のN.mirabilisに良く似ている様で、N.Balmy kotoの面影は一切ありませんね。何れにせよ両親共に強健種で、本種も同様ですので初心者向けの品種と云
えましょう。下段写真左から、

1.入手した当日の2013年1月27日に撮った挿し穂の状態。腋芽が少し
  伸長し始めている状態なので、既に発根していると思われるが、葉の生理
  状態が良くないので油断は禁物
2.2013年4月6日、挿し穂の葉身は枯れてしまったが、何とか腋芽が少
  し成長し生き永らえてくれてるって感じ
3.2013年11月13日、ボチボチ着袋してくれている状況
4.2014年3月7日、挿し木をして1年2ケ月程度経過、順調に生長、着
  袋しているので、『思い立ったが吉日』で植替えることにした。株を根鉢
  から撮った状態。根張りはやや少なめだが、健康そうな感じ。このビニー
  ルポットより一回り程大きめの鉢に植替えしよう
5.2014年3月7日、素焼鉢にミズゴケで植付けた状態、これで今年は十
  分成長してくれるものと思う
6.2014年3月18日、植え替えてから未だ11日しか経っていないが、
  大きめの葉身が展開。活着は未だだが、何れ根付いてくれると思う
7.2014年8月13日に撮ったもので、割と大きめの葉身が展開してきて
  いるが、中々伸長してくれない
8.2015年3月2日に撮った草姿。ボチボチ大きくなっている様だが、他
  の古都シリーズと比べ生長は随分遅い

1.2013年8月14日、挿し木後最初の捕虫嚢が付いた。色白で本種の特
  徴は見られない
2.2013年8月29日、二番目の補虫嚢で、やや色合いが出てきた感じ
3.2013年11月26日、非常に濃い色合の嚢になった
4.2014年3月7日に撮ったもの
5.こちらは2014年3月18日に撮った最新の捕虫嚢、これから気温も上
  昇してくるので、綺麗な嚢が期待できそう
6.2014年8月13日に撮った最新の捕虫嚢。形態的に種子親に良く似て
  いるかな
7.これも同8月13日に撮った次に生長中の嚢、微かに花粉親の縦縞の痕跡
  が認められる

1.2014年8月13日に撮った別の捕虫嚢
2.2014年9月28日、あまり変わり映えはしないかな
3.2014年10月24日、左の嚢は写真左のものと同一。右は新しい嚢
4.2014年11月12日、出来たての捕虫嚢で色合いは薄いが、徐々に色
  付いていく
5.2015年3月2日に撮った捕虫嚢で、既に大分時間が経過してヨレヨレ
  状態。気温が低いので中々着袋しないが、本種は時期的にはこれから生長
  してくれる筈?

1.23015年6月14日、暖かくなってきて何となく良い感じの嚢が着き
  だした
2.2015年9月2日に撮った捕虫嚢
3.こちらから三枚は2015年9月8日に撮ったもので、こちらは最新の捕
  虫嚢。種子親のN.mirabilisに良く似る。N.Balmy kotoの面影は全くとい
  っていい程無い
4.こちらは草姿全体を採ったもの。この年になって漸くチマチマと徒長が始
  まった
5.この8月中旬になって地際から腋芽が二芽発生してきた。株に体力があれ
  ばいいが、現状の様子では多分一芽しか生長しないのではないだろうか

1.2015年12月14日、いよいよアッパーらしき嚢が着き始めた様子
2.こちらから五枚は2016年3月1日に撮ったもので、こちらは2015
  年8月に地際から発生してきた腋芽で、二芽とも順調に生長してきている
3.こちらは主茎に出来たアッパー。全く特徴の無いただの嚢って感じだ~
4.腋芽にできたロアーで、割と色が載っている感じ
5.こちらも腋芽にできた最新の捕虫嚢
6.これももう一つの腋芽にできた最新の捕虫嚢。時間の経過と共にもう少し
  色が載ってくる

1.2016年4月28日、主茎に出来たアッパーで、殆ど柄色合いが抜けた
2.2016年6月30日、こちらも主茎に出来たアッパー
3.2016年7月12日、こちらも主茎に出来たアッパーだが、リップが結
  構色付いている
4.2016年7月24日、腋芽に出来たロアーの終わり頃の嚢
5.こちらから二枚は2016年9月5日に撮ったもので、こちらは主茎に出
  来たアッパーだがめっちゃショボイ
6.こちらは主茎に出来つつあるアッパー
7.こちらは2016年9月6日に撮ったもので、腋芽に出来たボチボチミド
  ル辺りの嚢になるのだろうか

1.2016年9月16日、腋芽に出来たロアーで、結構色合いが良い感じ
2.2016年9月29日、こちらは主茎に出来たアッパー。襟のエッヂ部が
  やや赤味がかっている
3.2016年10月31日、こちらも主茎に出来た最新のアッパー
4.2016年11月1日、腋芽に出来たロアーからミドルへ移行途中の捕虫
  嚢で、未だ色合いは赤い
5.2017年1月31日、徐々に色が掠れてきたミドル辺りの捕虫嚢
6.こちらから二枚は2017年3月2日に撮ったもので、こちらは腋芽に出
  来たものだが、大分色合いが薄れてきたミドル辺りの嚢
7.こちらは主茎に出来たアッパー。やっと主茎は1m以上徒長し、腋芽も大
  分伸長してきた

1.2017年4月20日、こちらは主茎に出来て間もないアッパー
2.2017年4月28日、腋芽に出来た未だロアー辺りの捕虫嚢で、結構色
  合いは濃い
3.2017年5月23日、こちらは何れの捕虫嚢も主茎に出来たアッパー
4.2017年6月3日、ボチボチミドル辺りの捕虫嚢だろうか
5.2017年6月9日、腋芽に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
6.2017年7月11日、オォ~鈴なりとまではいかないが、ボチボチ着袋
  してくれるよ~(^o^)
7.こちらから二枚は2017年9月4日に撮ったもので、こちらは腋芽に出
  来たミドル辺りの捕虫嚢で、リップ以外は色合いが殆ど無くなってきた
8.こちらは別の腋芽にできたミドル辺りの捕虫嚢。これは未だ多少色合いが
  残っている

1.2017年11月27日、ミドル寄りの捕虫嚢
2.2018年1月17日、こちらも未だミドル寄りだろうか
3.2018年2月19日、色合いは薄くなってきているが、何となく良い感
  じ
4.こちらから三枚は2018年3月2日に撮ったもので、こちらは左写真の
  その後の様子。殆ど変化は無い
5.こちらは別の腋芽に着いたミドル寄りの捕虫嚢
6.こちらはアッパーで色は殆ど欠落してしまっている。ボチボチ役目を終え
  朽ち始めた様だ。左の茎は何れもN.smilesii×Nanbaraで大分徒長している

1.こちらから二枚は2018年5月9日に撮ったアッパー
2.こちらは別々の枝に着いたもので、右は既にアッパー、左は未だミドル辺
  りだろうか
3.2018年5月29日、若干のまだら模様と色合いが載ったミドル辺りの
  捕虫嚢
4.2018年7月8日、本種にしてはやや太っちょな感じ(^^;
5.2018年8月2日、殆どグリーン一色となったアッパー
6.こちらから三枚は2018年9月1日に撮ったもので、こちらは生長途中
  の捕虫嚢の赤ちゃんだが、めっちゃ細っ!
7.こちらは出来て間もないアッパーだが、これも超細身だね~(^-^;
8.こちらは別の枝に着いた最新のアッパーだが、リップには未だ僅かに色が
  載っている感じ

1.2018年9月14日、出来て間もないアッパー
2.2018年12月4日、出来て1ヶ月程度経過したアッパー。後方に見え
  る捕虫嚢も本種のもの
3.2018年12月5日、こちらは出来て2ヶ月以上経過したアッパー
4.2018年12月30日、徒長枝に出来つつあるアッパーの赤ちゃん
5.こちらから四枚は2019年3月1日に撮ったもので、こちらは徒長枝を
  挿し穂用としてカットした下節から発生した腋芽に着いた捕虫嚢。若干色
  合い・柄が載っている
6.こちらは別の徒長枝に着いた一つ前のアッパー。色合いはほぼ無いと言っ
  ていい感じだね~
7.こちらは最新のアッパー、何か面白みのない捕虫嚢(^^;
8.こちらは徒長枝に出来つつあるアッパーの赤ちゃん。何か胡瓜の生長と似
  ているが蔓は逆だね(^^♪

1.2019年4月30日、徒長している腋芽に着いたミドルからややアッパ
  ー寄りの捕虫嚢。実感柄と色合いが載っている感じ
2.2019年7月15日、すっかりアッパーになって柄や色合いは一切なく
  なってしまっている
3.こちらから二枚は2019年11月28日に撮ったもので、こちらは徒長
  枝に着いた最新のアッパー。リップのチョボ紅が何か良い感じ(*^^*)
4.こちらは生長途中のアッパーの赤ちゃん

1.こちらから三枚は2020年2月4日に撮ったもので、こちらは1.5m
  程度徒長した枝に着いた一つ前のアッパー
2.同じ徒長枝に着いた最新のアッパー
3.同じ徒長枝に出来つつあるアッパーの赤ちゃん。一寸ボケて見辛いのはご
  容赦の程m(_ _"m)

1.こちらから五枚は2020年6月12日に撮ったもので、こちらは漸く地
  際から発生してきた腋芽に着いたロアー
2.1.5m以上徒長した枝の地際から1m辺りに萌芽してきた腋芽。しっか
  りと生長してきたらそれより上の枝はカットして挿し木にしたいところ。
  奥に見える枝も本種のもの
3.こちらは別の徒長枝の途中に発生した腋芽。こちらも無事に成長して欲し
  いもの
4.昨年5月に挿し木をしていたもので、細枝だったが辛うじて生きているよ
  ~(^^)v
5.左の挿し木苗に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん

1.2020年8月12日、こちらはやや徒長してきた枝に着いた捕虫嚢でミ
  ドル寄りだろうか。捕虫嚢の色合いはやや薄くなった感じ
2.2020年10月2日、ミドル寄りの捕虫嚢
3.こちらから三枚は2020年12月3日に撮ったもので、こちらは一つ前
  に着いた新しく地際から発生してきた脇芽に着いた捕虫嚢。中々の色合い
4.同じく最新の捕虫嚢。まあまあ良い感じかな(*^^)v
5.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。もう数日で完成しそうな感じだ
  ね~(^o^)

1.こちらから三枚は2021年3月1日に撮ったもので、こちらは親株の生
  長してきた腋芽に着いた最新の捕虫嚢
2.同じく一つ前に着いた捕虫嚢。若干色合いは濃くなった感じ
3.同じく二つ前に着いた捕虫嚢。何かバナナの様に湾曲してる( ^ω^ )ニコニコ
4.こちらから二枚は2021年7月28日に撮ったもので、こちらは親株の
  徒長枝に着いた最新の捕虫嚢。少しずつ色合いが薄くなってきた様だ
5.同じく親株の徒長枝に着いた一つ前の捕虫嚢


1.こちらから四枚は2021年7月28日に撮ったもので、こちらは挿し木
  苗のこの時点での株姿。相変わらずめっちゃショボイ状態だ(^^ゞ
2.一つ前に着いた捕虫嚢。これもショボいネ
3.最新の捕虫嚢。めっちゃ小さいが色合いは少し濃くなってきた様だ
4.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん

1.こちらから二枚は2021年11月14日に撮ったもので、こちらは最新
  の捕虫嚢だが何故か蓋が半分ほど朽ちている
2.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。何かめっちゃ色合いが悪いネ(^^ゞ
3.2021年12月5日、左写真の捕虫嚢の赤ちゃんが完成した様子
4.こちらから三枚は2022年1月12日に撮ったもので、こちらは二つ前
  に着いた捕虫嚢で、左端写真の捕虫嚢のその後
5.一つ前に着いた捕虫嚢で、左から二枚目写真の捕虫嚢の赤ちゃんが完成し
  た様子
6.こちらは最新の捕虫嚢。色合いは未だ結構赤い様だ

1.こちらから二枚は2022年2月5日に撮ったもので、こちらから二枚は
  新温室内で管理している挿し木苗に着いたもの。こちらは一つ前に着いた
  捕虫嚢で結構色合いは濃い様だ
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢
3.こちらから四枚は2022年7月7日に撮ったもので、こちらから二枚は
  新温室内で管理している挿し木苗に着いたもの。こちらは一つ前に着いた
  捕虫嚢
4.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。未だ出来たてで完成しきって
  いない
5.こちらから二枚は旧温室内で管理している親株に着いたもの。こちらは一
  つ前に着いた捕虫嚢
6.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。色合いが少し薄くなってきた
  感じだ

1.こちらから二枚は2023年7月25日に撮ったもので、こちは旧温室内
  で管理している親株のもの。こちらは地際から発生してきた腋芽が徒長し
  てきた枝に着いた最新の捕虫嚢。色合いは殆ど抜けている
2.こちらは新温室内で管理している挿し木苗に着いた最新の捕虫嚢。色合い
  は未だしっかりと発現している
3.こちらから二枚は2023年7月29日に撮ったもので、こちらは旧温室
  内で管理している親株の現主茎に着いた捕虫嚢
4.新温室内で管理している挿し木苗に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん
  僅かに蓋が開き始めてきた感じだ

1.こちらから二枚は2023年10月5日に撮ったもので、何れも新温室内
  管理の挿し木個体。こちらは一つ前に着いた捕虫嚢だが色合いが一寸悪い
  様だ
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。結構色合いが載ってる様だね
3.2023年11月17日、新温室内管理の挿し木個体に出来つつある捕虫
  嚢の赤ちゃん。蓋が開き始めた様だ。それにしても良い色合いだね(*^^*)
4.こちらから三枚は2024年1月4日に撮ったもので、こちらは左写真の
  捕虫嚢が完成して少し経過したところ
5.こちらから二枚は旧温室内で管理している親株の物。こちらは徒長枝に着
  いた捕虫嚢で、色合いは完全に無くなってしまったが僅かに斑模様が見て
  取れる
6.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。完成は大分先になりそうだね

1.こちらは2024年5月29日に撮ったもので、新温室内で管理している
  挿し木苗の現主茎に着いた最新の捕虫嚢。未だ色合いは多少残っている様
  である
2.こちらから三枚は2024年5月31日に撮ったもので、こちらは旧温室
  内で管理している親株の地際から発生してきた腋芽に着いたロアー
3.1m以上徒長した枝に着いた一つ前の捕虫嚢。色は完全におちた様だ
4.左主審の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。背面を向いているものも本種
  の捕虫嚢である
5.こちらから二枚は本日2024年7月1日に撮ったもので、こちらは新温
  室内で管理している挿し木苗の現主茎に着いた最新の捕虫嚢。他の枝葉に
  閊えバナナの様に湾曲している(^^ゞ
6.挿し木苗の地際から発生してきた腋芽に出来つつある最新のロアーの赤ち
  ゃん。色合いは薄い様だ。ボチボチ完成しそうな感じになってきた

 

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