本日は、N.rafflesiana Jack(ブサール)です。

①自生地  :マレー半島、北ボルネオ島、スマトラ島、シンガポール等、

       セガマ・ブサール島産?、1835年記載種
②入手時期 :2011年8月
③入手元  :うつぼかずらの郷殿
④成長度合 :遅い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :我が家での実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax15cm前後
⑧雌雄   :?、我が家での開花実績無し

本種はシックな色合いで、襟にはストライプがはっきりと入り、嚢の形は卵型で中々良いフォルムだと思います。未だ徒長していないのではっきり判りませんが、今現在
はとても成長が遅いようです。入手して既に8年5ヶ月程度経過しますが、親芽は40cm程度伸張した後枯れあがってしまいました。唯、その途中から腋芽が発生し、
やっと着袋が始まりました。
株自体は老成してきたせいか、2012年7月頃に腋芽が発生してきました。ただ、着袋してきたもののめっちゃ成長が遅いです。この頃は未だ30cm弱のステムでし
た。
概ね2ケ月に1枚葉が展開する位のスピードです。成長速度はとても緩慢ですが、低温でもボチボチ着袋してくれるようです。冬場我が家の最低夜温は15℃程度ですが、何んとか着いてくれています。低温、高温にとても強い品種の様に思います。
本種はN.rafflesianaの中でも一寸独特な性質?を持っている様です。それは夏場だけに現れるのですが、葉の真中から先端辺りに渋が載っており本種の区別が容易にでき
ます。但し、冬葉には現れないようです。私個人的にはN.rafflesianaの中でもとても好きな品種の一つですが、2017年主茎がいきなり枯れてしまいました(ノД`)シクシク。
葉身が僅か3枚しか残っていませんでしたが、何とか2芽小さな腋芽が発生してきました。が、それも前年に枯れあがってしまいました。もうあきらめかけていたところ
2020年の秋辺りになって再び地際から2芽腋芽が発生してきました。何とか持ち堪えてくれました。まあ、中々大きくなりませんが、地際の腋芽がほんの少し長して2020年の1月頃から着袋が始まってきました。それ以降もチマチマ状態ですが、何とか着袋している状況です。下段写真左から、

1.入手して3ケ月程度経過した2011年11月3日に撮ったもので、多分我
  が家に来て最初の嚢だったと記憶している。嚢は未だ小さいが、特長的な感
  じ
2.2011年12月29日、冬場に出来る袋はやはり小さめで、色合いも薄い
  様に思う
3.こちらは2012年6月10日に撮ったもの。暑くなってきたので嚢も大き
  く、色合いも濃い嚢を見ていると正に洋便器そのものと言ったところ
4.2012年8月22日に撮った草姿。半年経過した本日現在でも、これから
  3枚位しか葉が展開していない。めっちゃ成長が遅い
5.葉の表面を撮ったもので、夏葉のみこの様に葉の表面に渋が載ってくる。冬
  葉には見られない
6.2012年9月9日に撮った未開の嚢。この恰好を見るとどうしてもロケッ
  ト弾を連想してしまう。特異な形だと思う
7.2012年9月22日、掌に撮ってみた。大体これ位の大きさ。もう少し位
  大きくなるのだろうか。まあ、それよりもアッパーを早く見てみたいもの

1.2012年10月5日、腋芽に始めて着いた捕虫嚢
2.2012年12月22日、4号鉢だったかな?鉢の上に鎮座した嚢。中々シ
  ックな色合いで良い感じ
3.これも12月22日に撮った、腋芽の三番目に出来た捕虫嚢。全体的に色白
  で赤い斑模様が目立つ。リップも同様に赤いストライプが目立つ
4.2013年4月14日、こちらも腋芽に付いた嚢だが、徐々にそれらしくな
  ってきた感じ
5.2013年7月4日、親芽に出来た嚢で蓋が開き始めたばかりのもの
6.2014年3月5日、春を感じてきたのか、嚢付きが良くなってきた
7.2014年7月18日、光の加減もあるが、これは中々渋い感じの色合いに
  見える

1.こちらから三枚は2014年11月10日に撮ったもので、これは最新の補
  虫嚢。真正面から見るとこんな感じ。本種も結構翼が良く発達する品種で調
  子が良いと更に大きくなり、鳥が飛んでいる様にも見える
2.側面から見るとこんな感じ
3.こちらは斜め側面から撮ったもの。この渋い色合いとリップのストライプが
  とても良い感じで、お気に入りの品種
4.2015年2月20日、本種は真冬の低温期でもボチボチ着袋してくれる
5.2015年5月21日、気温の上昇と共に嚢も大きくなってくる
6.こちらから三枚は2015年7月11日に撮ったもの。こちらは主茎にでき
  た嚢だが、枝と葉に挟まっていたのか一寸歪な感じ。一向にミドル以降の嚢
  を着ける気配なし
7.こちらは腋芽に出来た生長途中の嚢
8.これは主茎に出来た生長途中の嚢。何れも何の遜色も無い

1.2015年9月17日、主茎に出来たばかりの嚢。一向にミドル~アッパー
  になってくれない
2.2015年9月29日、こちらは左写真の嚢のその後。色のメリハリが出て
  きた
3.2016年1月10日、生長途中の捕虫嚢。この時期までは暖冬だったせい
  か、嚢が出来てきている
4.2016年2月5日、左写真の嚢が生長して開いたもの。やはり低温下での
  着袋なので、少々ショボイ
5.2016年3月7日に撮ったもので、左写真の嚢のその後。大分ショボクな
  ってボチボチ寿命か

1.2016年5月18日、ややスレンダー気味に見えるのは翼が開いていない
  からだろうか
2.2016年7月24日、こちらは綺麗に翼が開いており、N.rafflesianaって
  感じ
3.こちらから二枚は2016年10月8日に撮ったもので、こちらは一つ前に
  できた補虫嚢。最新の嚢は奥側に有って、引っ張り出すことも写真に収める
  こともできなかったよ~(´;ω;`)ウッ… 奥側にぼんやりと映っている小さ
  な生長途中の嚢も本種のもの
4.こちらは最新の生長途中の嚢。本種は何時まで経っても、ミドル~アッパー
  を着けてくれないぞ~(; ・`д・´)
5.2016年10月28日、翼がフリルの様になると何か良い感じ(^^♪
6.2016年11月19日、こちらの捕虫嚢は何かシンプルな形
7.2017年5月26日、更にシンプルになった
8.こちらは2017年11月27日に撮ったもので、茎の途中から発生した腋
  芽に着いた最初の捕虫嚢。色合いもイマイチでパッとしないね~

1.こちらから二枚は2018年11月25日に撮ったもの。遅々として成長し
  ない腋芽だが、こちらは小さい方の腋芽に出来つつある捕虫嚢
2.こちらはやや大きめの腋芽に出来つつある補虫嚢。足掛け1年掛かりで着袋
  が始まったよ~(*^^)v
3.こちらから二枚は2018年12月5日に撮ったもので、こちらは小さい方
  の腋芽に着いた補虫嚢。やっと完成したがめっちゃショボいね^^;
4.こちらは大きい方の腋芽に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。若干大きくなり
  そうな雰囲気
5.こちらから二枚は今朝2018年12月25日に撮ったもので、こちらは小
  さい方の腋芽に着いた捕虫嚢のその後の様子。特に変化は無い。
6.大きい方の腋芽に着いた捕虫嚢でやっと完成した。以前のようながっちりと
  した嚢になって欲しいものだ

1.2019年4月13日、少し大きくなった腋芽に着いた捕虫嚢だが、本領発
  揮まではまだまだの感があるね~(^-^;
2.こちらから三枚は2020年1月2日に撮ったもので、昨秋地際から腋芽が
  発生してきた最初の頃に着いたロアー。以前の腋芽は全て潰えてしまったよ
  (ノД`)シクシク
3.こちらは最新のロアー。めっちゃちっちゃ^^;
4.別の腋芽に着いたロアー。何時になったらあの重量感のあるロアーを着けて
  くれる様になるのだろうか。暫くは無理そうだね(;^ω^)

1.こちらから二枚は2021年4月25日に撮ったもので、こちらは一つ前に
  着いた捕虫嚢だが、既にリップ部分から痛み始めている様だ
2.最新の捕虫嚢。相変わらず小さいネ(^_^;)
3.2021年8月5日、最新の捕虫嚢を正面割から撮ったもの
4.こちらから二枚は2021年11月14日に撮ったもので、こちらは地際か
  ら発生した腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢
5.同じく地際から発生した腋芽に着いた最新の捕虫嚢。若干大きくなっただろ
  うか。これからの生長に期待したいものである

1.2022年3月25日、生長してきた補注嚢の赤ちゃん。もう少ししたら完
  成しそうである
2.2022年3月30日、左写真の捕虫嚢が完成した様子。ややslenderな様
  である
3.こちらから二枚は2022年5月23日に撮ったもので、こちらは左から二
  枚目の捕虫嚢のその後の様子。若干色合いが濃くなった程度である。既にリ
  ップ辺りは朽ち始めているかな(・・?
4.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。生長は遅々としているので完成ま
  でには大分かかりそうである

1.こちらから二枚は2022年8月23日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での最新の捕虫嚢。アングルにもよるが一寸slenderな雰囲気に見える
2.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた最新の捕虫嚢の赤ちゃん
3.2024年5月23日、この時点での最新の捕虫嚢の赤ちゃん。何と2年弱
  も撮っていなかった様だ\(◎o◎)/!
4.こちらから三枚は本日2024年6月18日に撮ったもので、こちらは一つ
  前に着いた捕虫嚢
5.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。左から三枚目写真の捕虫嚢の赤
  ちゃんが完成したもの
6.左写真の捕虫嚢のリップをアップしたところ。ストライプは綺麗に発現して
  いるね~(*^^*)

 

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