本日は、N.mirabilis-winged×veitchiiです。

①人工交配 :N.mirabilis-winged×veitchii
②入手時期 :2015年9月
③入手元  :hiro's pitcherplants殿
④生長度合 :やや早い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家でMax12cm前後
⑧雌雄   :♂、7~8月頃

本種は、種子親のN.mirabilis-wingedに良く似て立派なウイングを付けてくれます。全体的に見ても種子親に似ていますが、草体全体に産毛が生えていること及び、リップがやや花粉親のN.veitchiiに似る感じでしょうか。派手さは殆どありませんで、ウイングだけが特徴のような感じです。もう少し芸があれば、例えばリップにストライプが入ってくれるとか、フリルがアコーディオンの様になってくれるとか…σ(゚ー^*)。
最初の腋芽は既に2m以上伸長しその後力つきました。現在は四番目、五番目の腋芽が生長しており、次の腋芽も地際から発生してきました。生長はとても早い様です。春に二番目の腋芽をカットしようと思ったのですが、花穂が生長し開花した後暫くして力尽きました。
前回は交配できませんでしたが、2018年7月に開花しましたので、数種類の雌株と交配しました。しかし、一寸タイミングがずれていたのか結果は全て失敗でした。
10月には二番花が開花しましたので再度交配してみました。何れも結実して播種、発芽した実生はチマチマ状態ですが、少しずつ生長してくれている様で、個体によってはwingが若干発現してくれているようです。唯、成株になっても発現したままでいてくれるかは分かりませんが…。我が家のN.mirabilis-wingedは一向に開花しませんので、本種でwingedの再現をしてみたいと思っていますが、果たして上手くいくでしょうかね(*^^)v。
本種は高温低温にも至って丈夫で栽培し易い品種だと思いますので、三番目に発生した腋芽が徒長しだしたので、2019年の6月に枝をカットし鹿沼土に挿し木しました。頂芽枝×1、節間枝×3の4本挿しましたが何れも成功しました。挿し木も簡単な様です(*^^)v。2019年6月に挿した挿し木苗は2019年秋に2個体里子に出ました。残り2個体ありますが、我が家の予備として育てています。
親株は旧温室内で暴れている状態でしたので、2022年5月に挿し木にしました。頂芽枝×1、節間枝×3の4本を水挿しにしましたが何れも発根し既に着袋しています。が、挿し木して既に2年経つと云うのに未だポット上げ出来ていません(^-^;。下段写真左から、

1.2015年9月9日に撮ったもので、嚢は出来て既に1ヶ月以上経過した
  もの。雰囲気は殆どN.mirabilisって感じだろうか
2.こちらかも同9月9日に撮ったもので、開いて間もない新しい捕虫嚢
3.こちらは9月29日に撮ったもので、左写真の嚢のその後の様子だが、色
  合い等殆ど変化はない。ん~ん、もっとフリルが大きくなるか、リップに
  ストライプが入ってくれたらなあ 八(^□^*) タノム!! 

1.こちらから三枚は2015年10月7日に撮ったもので、こちらは捕虫嚢
  をアップしたもの
2.こちらは最新の蔓で、生長途中の状態
3.株姿全体を撮ったもの。これから気温が低下してくるが、低温になっても
  捕虫嚢は着けてくれるのだろうか(・・?

1.2015年10月27日、生長途中の捕虫嚢
2.2015年12月14日、やっと蓋が開いたが、ウイング部分が嚢にひっ
  ついた感じで嚢が良く見えないよん
3.2016年1月1日、左写真の嚢のその後の様子。リップが反って完成し
  た状態かな
4.2016年5月7日、気温の上昇と共に着袋が始まった。これを見ると本
  当に葉の部分が嚢に変化した様子が見てとれる

1.こちらから四枚は2016年5月27日に撮ったもので、こちらは上写真
  左端の嚢が生長した様子
2.左写真の嚢のリップをズームしたところ。N.veitchiiの雰囲気がやや再現
  されている。これにストライプが入ってくれたら最高なんだが、どうも無
  理そうだね~
3.こちらは別の嚢だが、蓋が殆ど欠落した状態(⌒∇⌒)
4.次の嚢も着々と準備中

1.2016年6月6日、生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん
2.2016年6月10日、左は完成して1ヶ月以上経過したもので、右は開
  き始めたばかりの捕虫嚢
3.こちらから二枚は2016年9月5日に撮ったもので、こちらはこの6月
  末に地際から最初に発生した腋芽で、少しずつ大きくなってきた
4.こちらは温室の天井近くで何時の間にか開花していた雄花だが、全く気付
  かなかった。既に朽ち果てている。何としてでも本種の交配種を作出して
  フリルを発現させたいものだ
5.2017年7月13日、開き始めたばかりの捕虫嚢
6.こちらから二枚は2017年7月31日に撮ったもので、こちらは多分左
  写真の捕虫嚢のその後だと思う
7.こちらは二番目の腋芽が成長しだした様子。他にも2芽程確認できるが、
  多分本命のみ成長するのではないだろうか
8.こちらは2017年12月9日に撮ったもので、最初の腋芽に着いた捕虫
  嚢

1.2018年6月14日、二番目の腋芽に出来つつある補虫嚢の赤ちゃんで、
  完成までには未だ時間がかかりそう
2.2018年6月20日、三番目の腋芽に出来つつある最初の超ロアーの赤
  ちゃん
3.こちらから六枚は2018年6月29日に撮ったもので、こちらは二番目
  の腋芽に着いた捕虫嚢
4.こちらも二番目の腋芽に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
5.左写真から二番目写真の補虫嚢の完成した様子
6.こちらは最初に発生した腋芽に着いた最新のアッパー
7.二番目の腋芽に出来た花穂で、ボチボチ開花しそうになってきた。本種種
  は雄花で、同時に他品種で雌花が開花しそうなので、今回は本種初の交配
  を実施しようと思う。結構ウイング発現形質が高そうな感じなので、何と
  か無事に成功したいものだ
8.三番目に発生した腋芽の様子。成長は結構早い様で、来春には是非とも挿
  し木増殖したいものである

1.2018年10月2日、地際から発生した三番目の腋芽に着いた捕虫嚢
2.2018年10月17日、左写真の捕虫嚢のその後の様子。大した変わり
  は無い様である
3.こちらから三枚は2018年12月31日に撮ったもので、こちらはこの
  時点で主茎に着いた捕虫嚢。左は一つ前のアッパー。右は蓋が開いたばか
  りの最新のアッパー
4.茎の途中から発生してきた腋芽に着いた捕虫嚢だが、既にミドル寄りって
  ところだろうか
5.左の捕虫嚢を反対側から撮ったもの。リップが若干.veitchii寄り(^^;
6.2019年6月22日に撮ったもので、徒長枝をカットし、頂芽枝×1、
  節間枝×3の4本とし、水に挿して水揚げさせているところ

1.こちらから七枚は2019年6月22日に撮ったもので、こちらは生長を
  開始したばかりの最新の蔓の先端
2.一つ前の葉身先端の蔓が生長してきている様子
3.完成した最新の捕虫嚢。ウイングとリップの若干の広がり以外は殆ど特徴
  はないが、このウイングは何となく好きだ(^^)v
4.一つ前の捕虫嚢
5.二つ前についた補虫嚢。大した変わりは無い
6.三つ前についた捕虫嚢
7.四つ前についた補虫嚢。見た目ヘニャヘニャな感じに見えるが、結構嚢持
  ちが良い(^^♪
8.こちらは2019年6月23日に撮ったもので、前日カットした挿し穂を
  3号ブラッチック鉢に鹿沼土小粒に挿した。果たして何本生長してくれる
  だろうか

1.こちらから四枚は2019年12月24日に撮ったもので、こちらは親株
  に着いた捕虫嚢。もう少しアコーディオンの様になってくれたらいいのだ
  が(^^;。気温が低下してきているので、これ以降はお休みモードになるだ
  ろう
2.今シーズン最後の捕虫嚢の赤ちゃんだが、果たして完成するだろうか
3.こちらから二枚はこの6月に挿し木をした苗で、節間挿しの個体。着袋は
  未だで多分来春以降になりそう
4.こちらも節間挿しの別の個体。着袋は来春以降に期待しよう。挿し木はと
  ても簡単な様である。4本挿した内の残り2個体は今秋里子に出たよ~
  (@^^)/~~~

1.こちらから三枚は2020年6月7日に撮ったもので、昨年の6月に挿し
  木をした節間枝の大きめの苗。気温の上昇と共に徐々に生長し着袋が始ま
  った
2.一つ前に着いた捕虫嚢。蓋が反り返って二つ折り状態になっているが、種
  子親でも良く見られる
3.最新の捕虫嚢。こちらは蔓のリブが結構目立つ様だ

1.こちらから三枚は2020年6月7日に撮ったもので、昨年の6月に挿し
  木をした節間枝のやや小さめの苗。こちらもボチボチ生長してきた
2.一つ前に着いた捕虫嚢
3.最新の捕虫嚢で蓋が開き始めたところ。蔓とリブが蛇の様な雰囲気

1.2020年7月22日、あれっ(・・?、蓋が無い。もぎれてしまったのだ
  ろうか、最初から奇形で無かったのだろうか。一寸スレンダーだね
2.2020年10月16日、挿し木苗に着いた捕虫嚢。極めて平凡だ
3.こちらから三枚は2020年12月12日に撮ったもので、こちらは挿し
  木苗NO-1個体に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。この時期からして面白い
  形だね(^'^)
4.挿し木苗NO-1個体に着いた最新の捕虫嚢。気温の低下に伴い捕虫嚢は小さ
  くなってきた。蓋は更に小さくなってる
5.こちらは別の挿し木苗NO-2個体に着いた最新の捕虫嚢。こちらはこの時期
  としてはまあまあの大きさかな。リップには若干色が載っている様だ

1.こちらから五枚は挿し木苗NO-1個体。こちらは2021年4月6日に撮っ
  たもので、徐々に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん
2.こちらから四枚は2021年6月13日に撮ったもので、こちらは挿し木
  苗NO-1個体のこの時点での株姿。ボチボチ徒長を開始している
3.株元を確認すると腋芽が少しずつ成長してきているよ~(*^^)v
4.こちらは最新の捕虫嚢。若干リップが色付いてるって感じかな
5.生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。しっかりとwingが付いているね~

1.こちらから五枚は挿し木苗NO-2個体。こちらは2021年4月6日に撮っ
  たもので、完成した捕虫嚢。未だ一寸小さくてwingも大したものではない
  様だ
2.こちらから四枚は2021年6月13日に撮ったもので、こちらは挿し木
  苗NO-2個体のこの時点での株姿。こちらは生長はイマイチってとこだろう
  か
3.株元を確認すると数mm程度の腋芽が確認できる。これから大きくなって欲
  しいものだ
4.こちらは最新の捕虫嚢。全体的にほんのり赤く色付いてるって感じかな
5.生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。完成までにはもう少しかかりそう

1.こちらから六枚は2021年12月18日に撮ったもので、こちらから三
  枚は挿し木苗NO-1固体。地際から発生してきた腋芽の様子でボチボチ生長
  してきたが、冬季はショボい状態で経過し来春を待つことになるであろう
2.こちらは地際から発生してきた左写真の腋芽に着いた最新のロアー。未だ
  蔓は短い様だ
3.同じく地際から発生してきた左写真の腋芽に着いた一つ前のロアー
4.こちらから三枚は挿し木苗NO-2固体。こちらの挿し木苗でも漸く腋芽が生
  長を始めた様で初めての補虫嚢も着いている様だ
5.こちらは主茎に着いた最新の捕虫嚢
6.同じく種茎に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。完成までにはもう少し掛か
  りそうだが、何故か蓋は少し前から開いている(^^ゞ

1.2022年2月15日、新温室内で管理している挿し木苗の地際から発生
  した腋芽に着いた捕虫嚢
2.2022年5月12日、旧温室内で管理している親株の徒長枝をカットし
  て挿し穂にしたものに出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。多分完成は無理か
  もね
3.2022年6月3日、旧温室内で管理している親株の地際から発生してき
  た腋芽が少し成長した枝に着いた捕虫嚢。出来たてで未だリップは完成し
  ていない
4.こちらから三枚は2022年6月6日に撮ったもので、こちらは新温室内
  で管理している挿し木苗NO-2個体の地際から発生してきた腋芽に着いた捕
  虫嚢
5.こちらは新温室内で管理している挿し木苗NO-1個体の地際から発生してき
  た腋芽がボチボチ生長してきた枝に着いた最新の捕虫嚢
6.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。蔓のアコーディオ
  ンみたいなフリルが面白いネ(*^_^*)

1.こちらから四枚は2022年11月30日に撮ったもので、こちらはこの
  年の5月11日にクリープ瓶に水挿しした苗。既に十分過ぎるほど発根し
  ており鉢上げしないないけないのだが未だ手についていない(^^;)
2.挿し木苗に着いた最新の捕虫嚢。全体的に白っぽくリブも殆ど無い感じだ
3.別の挿し木苗に着いた最新の捕虫嚢。こちらはある程度赤味があるはリブ
  は殆ど無い
4.更に別の挿し木苗に着いた捕虫嚢。こちらも全体的に白っぽく蔓は短くリ
  ブも僅かしかない
5.こちらから二枚は2022年12月1日に撮ったもので、こちらは新温室
  内で管理している挿し木苗NO-2個体に着いた一つ前の捕虫嚢。全体的に赤
  っぽくリブもボチボチって感じだろうか
6.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。赤味はやや薄い感じになった

1.こちらから六枚は2023年6月9日に撮ったもので、こちらから三枚は
  旧温室内で管理している親株。こちらは地際から発生してきた腋芽が徒長
  した枝に着いた一つ前の捕虫嚢。一寸ボケて見辛い(o*。_。)oペコッ
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。大分sizedownした感じ(^_^;)
3.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢の赤ちゃん。何時見ても面白い
  形をしている(^-^)
4.こちらから三枚は新温室内で管理している水挿し苗。昨年5月に挿したも
  のだが、何と\(◎o◎)/!未だほったらかしの状態だ(^^;
5.一番大きな苗に着いた細心の捕虫嚢。めっちゃslenderだね~
6.次に大きな苗に着いた最新の捕虫嚢。早くポットに上げなければいけない
  のだが中々手が回らない(ノД`)・゜・。

1.こちらから四枚は2023年12月17日に撮ったもので、何れも新温室
  内で管理している挿し木苗のもの。こちらは現主茎に着いた最新の捕虫嚢
  だがいやにslenderである
2.左写真の捕虫嚢の次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。蓋が若干開き気味
  に見えるが未だ生長途中である
3.こちらは地際から発生してきた腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢。未だbabyだ
4.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。やや大きくなった感じがする
  がslenderだ。色合いは若干赤みがかっている
5.こちらから二枚は2023年12月19日に撮ったもので、こちらは新温
  室内で管理している挿し木苗だが、未だに瓶挿しのままになっている挿し
  穂に着いた最新の捕虫嚢
6.同じく瓶挿しのままの差し穂の下節から発生してきた腋芽に着いた捕虫嚢

1.こちらから六枚は本日2024年6月17日に撮ったもので、何れも新温
  室内で管理している挿し木個体。こちらは一つ前に着いた捕虫嚢。リップ
  はやや厚めかな
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。リップが輝くほどに白っぽい
3.別の挿し木個体に着いた一つ前の捕虫嚢。地表近くで着袋しているせいか
  リップはめっちゃdirtyだ(;^ω^)
4.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。こちらは全体的にややピンク
  っぽい色合いだ
5.更に別の挿し木苗に着いた最新の捕虫嚢。若干大きくなった感じ(*^。^*)
6.左写真の捕虫嚢の次に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん。蔓のリブが
  結構目立つ

 

      ランキング参加中、ポチッと! 応援の程宜しくお願い致します。

      m(._.)m

                    ↓↓↓

                   にほんブログ村 花・園芸ブログ 食虫植物へ
                   にほんブログ村

                                               #食虫植物