本日は、N.Fabulous Kotoです。

①人工交配 :N.khasiana×thorelii
②入手時期 :2012年4月
③入手元  :うつぼの郷殿
④生長度合 :早い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax12cm程
⑧雌雄   :?、我が家での開花実績無し

本種は、1979年に河瀬晃四郎氏がN.khasianaとN.thoreliiを掛け合わせて作出した古都シリーズの一品種です。Fabulousとは、とてもすばらしい、驚くべき、殆ど信じられない等の意味で、mirabilisと同様な意味合いなのですね。成長速度はとても早く非常に育てやすいのは両親からの遺伝でしょう。
全体的には種子親のN.khasianaの特徴が顕性でしょうか。とても育てやすい品種ですが、我が家の子は中々腋芽が発生してくれず、暫らくの間1本ヒョロヒョロっと伸び放題になっていましたが、2013年の9月にやっと待望の腋芽が発生してくれました。現在その腋芽も3m程度伸びていますが、一向に開花する気配はありません。
最近になって地際から腋芽が発生し、着袋が始まりました。2020年9月に写真を撮って記事を書こうと思ったら、何と\(◎o◎)/!4年9ヶ月も撮っていなかったようです。
2021年春、主茎は天井近くを這い回っていましたで、着嚢している状態を撮ることすらできない状況に陥っていました(^^ゞ。そこで重たい腰を上げ3月初旬に新居へ引っ越しました。主茎は天井でつかえていましたので、切り刻んで挿し木にしましたが、無事に発根、活着していましたのでビニールポットに上げました。その後ボチボチ着袋してくれていましたので、2022年11月に2個体は里子に出ましたよ~

(@^^)/~~~。下段写真左から、

1.入手した当日の2012年4月12日、到着したばかりの苗を撮ったもの。
  既に捕虫嚢も2つ程着いている
2.入手して約2ヶ月経過した2012年6月14日に撮った補虫嚢で、入手
  後から順調に着袋してくれている
3.2012年8月6日、右の嚢は出来て1ヶ月程度経過、左奥の嚢は開いて
  間もないもの
4.2012年9月30日、捕虫嚢を横から撮ったもの
5.2012年10月1日に撮った捕虫嚢。雰囲気がN.khasianaに非常に良く
  似ているが、こちらの方がやや細め

1.2012年10月1日に撮った草姿全体。生長は早くスルスルっと伸びて
  いく感じ。これ以降は鉢を動かすことができなくなり草姿を撮れなくなっ
  た
2.2013年1月28日に撮った未開の嚢で既にアッパー辺りか
3.2013年2月5日、2の写真から8日後の状態
4.2013年3月12日に撮ったもの。本種は高温低温にも強く、周年着袋
  してくれる。低温に強い性格は種子親譲りで、高温に対して強いのは花粉
  親譲りかな
5.2013年9月2日に撮ったもの。雨降りで暗く時間もなくて写りが悪い
  がやっと株元の葉腋から潜芽が動き出した。種子親の様に腋芽の発生はあ
  まり良くない感じ。早く腋芽が生長してくれないと親芽をカットできない。
  既に温室の天井に届きそうなので早くカットしたいところ

1.2013年9月28日、少しずつだが、腋芽が生長してきた様子
2.2013年11月14日、腋芽の最初に出来た超ロアー。色合いはやや濃
  いめかな
3.2014年2月14日、順調に生長している脇芽と、三番目の嚢が膨らん
  できている様子
4.2014年3月26日、順調に着袋している。夜間最低15℃程度だが種
  子親の性格か寒さにも強い様で、年中着袋してくれる品種
5.2014年10月17日に撮った、1ヶ月前位に出来た嚢。既に腋芽は5
  0cm程度伸長しておりミドル辺りの嚢を着け始めた
6.これも同10月17日に撮ったもので、最新の捕虫嚢。今まさに蓋が開か
  んとしているところ。嚢の後ろに見える茎が本種の生長した腋芽

1.2015年1月28日、脇芽に出来たものだが、既にミドル辺りの嚢か
2.2015年3月1日に撮ったもので、いよいよアッパーになってきた
3.2015年3月26日、左の写真のその後。やや色合いが載ってきた感じ
4.2015年5月17日に撮ったアッパー
5.こちらから2枚は2015年5月29日に撮ったもの。色合いは殆どなく
  なってきた
6.間もなく開きそうな嚢
7.こちらから二枚は2015年12月27日に撮ったもので、こちらは一つ
  前にできた嚢だが、蓋の尖端部分がネックの付け根に引っかかった状態で
  上手く蓋が開いていない
8.こちらは最新の捕虫嚢。こうして見ると種子親のN.khasianaに良く似る。
  花粉親の遺伝は殆ど見当たらない

1.こちらから四枚は2020年9月11日に撮ったもの。何と4年9ヶ月も
  ほったらかしの状態^_^;。こちらは地際から発生した腋芽に着いた最初の
  超ロアー。めっちゃ日陰だが若干色付いている
2.次に着袋した最新の捕虫嚢。日陰のせいか殆どグリーン一色(^^;)
3.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。間もなく完成しそうな感じだ
4.次に生長を開始した捕虫嚢の赤ちゃん。こちらは完成まで未だ未だ先にな
  りそうだね

1.こちらから五枚は2021年4月8日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での株姿。地際から発生してきた腋芽が少しずつ大きくなってきたところ
2.こちらは二つ前に着いた捕虫嚢。未だ小さいネ~(^^;
3.一つ前に着いた捕虫嚢。蓋が開き始めたばかりで未だ完成していない
4.最新の捕虫嚢。一つ前の葉身の捕虫嚢より先に完成した。こんなことは他
  品種でもよくあること
5.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん

1.こちらから三枚は2021年5月25日に撮ったもので、こちらはこの3
  月3日に水挿しした際帆の状態。既にボチボチ発根している
2.早速4個体を2.5号ビニールポットに鉢上げした様子
3.こちらは親株に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。蓋の部分がむっちりして
  いるね
4.2021年7月7日、親株に着いた捕虫嚢
5.2021年8月1日、親株に着いた最新の捕虫嚢。裏蓋は結構赤味が載っ
  ている
6.こちらは2021年10月8日に撮ったもので、親株に着いた一つ前の捕
  虫嚢

1.こちらから六枚は2021年10月8日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での親株の様子。既に徒長しヒョロヒョロっとしている
2.親株に着いた最新の捕虫嚢。大分slenderな雰囲気になってきただろうか
3.親株に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん。更にslenderな感じになり
  そう
4.この3月に挿し木した個体の現在の様子。しっかり活着し次々と着袋して
  いるよ
5.挿し木苗に着いた捕虫嚢をアップ。既にアッパー寄りだね
6.挿し木苗に着いた別個体の捕虫嚢をアップ。何れもN.khasianaに良く似て
  いるね

1.2022年1月1日、新温室内で管理している親株の現主茎に着いた最新
  の捕虫嚢。随分slenderな感じだ
2.こちらから五枚は2022年5月21日に撮ったもので、こちらは新温室
  内で管理している挿し木苗1に着いた最新の捕虫嚢
3.同じく新温室内で管理している挿し木苗2に着いた最新の捕虫嚢
4.梁次区新温室内で管理している挿し木苗3に着いた最新の捕虫嚢。何れの
  捕虫嚢も蓋のエッヂ部分が赤く染まっている
5.こちらから二枚は新温室内で管理している親株のもの。右が最新の捕虫嚢
  で左が二つ前の捕虫嚢
6.次に生長してくている捕虫嚢の赤ちゃん。完成までには後少々時間が必要
  な様だ

1.こちらから六枚は2022年11月16日に撮ったもので、こちらは新温
  室内で管理している挿し木苗に着いた一つ前の捕虫嚢
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。大分色合いが薄くなった様だ
3.こちらは別の挿し木苗に着いた一つ前の捕虫嚢。色合い模様はN.khasiana
  にそっくりである
4.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。こちらも色合いは更に薄くな
  った様だ
5.更に別の挿し木苗に着いた最新の捕虫嚢。こちらは挿し木苗自体が小さい
  ので捕虫嚢もこんなものだ(^^;
6.こちらは新温室内で管理している親株の腋芽が1.5m程度徒長した枝に
  出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。間もなく完成しそうだ。一寸ボケて見難
  いのはご容赦の程m(_ _"m)

1.2022年11月26日、新温室内で管理している親株のもので、1.5
  m程度徒長した枝に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
2.2022年12月31日、多分左写真の捕虫嚢が完成して暫く経ったもの
  だと思う
3.こちらから四枚は2023年5月30日に撮ったもので、こちらは新温室
  内で管理している親株に着いた最新の捕虫嚢
4.新温室内で管理している挿し木苗に着いた最新の捕虫嚢。結構色が載って
  いる様だ
5.新温室内で管理している別の挿し木苗に着いた最新の捕虫嚢。こちらは色
  合いが大分薄くなっているが、種子親のN.khasianaに良く似る
6.更に別の挿し木苗に着いた最新の捕虫嚢。こちらは色、柄共に殆ど無くな
  りミドルからアッパーの雰囲気になってきた

1.こちらから六枚は2023年11月12日に撮ったもので、こちらは唯一
  1個体残っている挿し木苗に着いた一つ前の捕虫嚢
2.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。草丈は30cm程度だが既に
  アッパーな感じ(^-^)
3.こちらから四枚は新温室内で管理している親株のもの。地際から待望の腋
  芽が2芽発生し既に着袋も始まっている(*^。^*)
4.こちらは大きい方の腋芽に着いた最新の捕虫嚢で、嚢の形は一寸N.thorelii
  に似るだろうか
5.左写真の捕虫嚢の一つ前に着いた捕虫嚢。右に写っている背面の捕虫嚢は
  左写真のもの
6.こちらは現主茎が2m以上徒長した枝に着いた一つ前の捕虫嚢。最新の捕
  虫嚢も着いているが一寸カメラが届かなかった(;^ω^)

1.こちらから六枚は本日2024年5月10日に撮ったもので、こちらは新
  温室内で管理している挿し木苗。こちらは最新の捕虫嚢
2.左写真の捕虫嚢の次に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん。完成までに
  はもう少し掛かりそうかな
3.こちらから四枚は新温室内で管理している親株。こちらは地際から発生し
  てきた腋芽で2芽共に何とか育っている様だ
4.最初に発生してきた腋芽に着いた最新の捕虫嚢
5.左写真の捕虫嚢の次に出来つつある最新の捕虫嚢の赤ちゃん。こちらもも
  う少し掛かりそうだ
6.次に発生してきた腋芽に着いた最新の捕虫嚢。比較的良い感じになってき
  た様だ

 

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