本日は、N.lowii×merrilliana giantです。

①人工交配 :N.lowii×merrilliana giant
②入手時期 :2012年1月
③入手元  :JCPS殿
⑤栽培難度 :普通
⑥挿し木  :鹿沼土挿しで可能
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax12cm前後
⑧雌雄   :?、我が家での開花実績は無し

本種はN.lowiiの特長が良く表れている交配種だと思います。葉身は多少ヘラ状になり革質になります。又、下位補虫嚢は、襟の色合い等が非常に良く似ている様に思いま
す。裏蓋にも僅かながら剛毛の一部分を見る事が出来ます。又、裏蓋には沢山の蜜が噴き出して白い粒々まで確認できます。以前ミドルからアッパー寄りの嚢が着きました。多分これでほぼ成株になったのではないかと思うのですが、これからどうなるのでしょう。
大きさはN.merrillianaに似るのでしょうか、今のところ全然大きくありません。脇芽も大分成長してきましたので、この連休中に主茎をカットして挿し木に挑戦しました。頂芽枝は水挿しに、節間枝は鹿沼土に挿し木しましたが、果たして成功するでしょうか。期待したいものですが…。
2016年、2017年の夏は想像以上の猛暑日、熱帯夜の連続でして、本種も相当へばってしまいました。何とか逝く直前で涼しくなってきた様に思います。特に主茎は大分ヘタレになってしまいました。ですので、多少生き残った主茎の部分を挿し木にしたのです。
扨て、本種の性格は至って強健の様に思いますが、最近の夏の様に暑過ぎるとバテぎみになるようで、夏場は下葉がある程度落ち貧相な感じになってしまいます。しかし、真夏40℃以上になる温室内でも少しずつ生長、着袋していましたのでタカをくくっていたのですが、流石にここ数年の夏は異常、(´;ω;`)ウゥゥ。多分異常気象は更に酷くなる一方だと思いますので、更に涼しい環境作りが必要でしょうか。本種は10月~6月に掛けてが一番元気に過ごせる季節だと思います。下段写真左から、

1.入手した2012年1月12日に撮った草姿全体。やや大きめの株
2.こちらは入手して5ケ月程度経過した2012年6月8日に撮った草姿。
  N.lowiiに似てか生長は遅めの様である
3.2012年9月16日に撮った草姿全体。相変わらず生長は遅いが、少し
  ずつ葉数が増えてきた様に思う
4.2012年12月24日、葉数も大分増え徐々に良い感じになってきた
5.2013年4月22日に撮った草姿。暖かくなってきたせいか、新しい葉
  身は少し大きめになってきた。又、捕虫嚢も膨らんできた
6.2014年8月5日に撮った草姿全体。夏場はやや暑がる様で、下葉を落
  とし易い。涼しい環境にしてやれば更に成績は良くなると思うが、我が家
  では無遮光状態(ポリカなので20%前後の遮光率)で過酷な夏を乗り切
  る
7.2014年10月13日、確実に着袋してくれるが、一向に徒長する気配
  は無い
8.2015年2月16日に撮った草姿。比較的がっちりとした感じの株だが、
  やはり徒長する気は無いようだ

1.2012年1月17日に撮ったもので、入手当時から1つだけ付いていた
  捕虫嚢のアップ。2cm程度のもの
2.2012年3月15日、我が家に来て初めて着袋したもの、中々良い色合
  いの嚢。N.lowiiのロアーに良く似ている様に思う。蓋の裏には僅かな剛
  毛らしきものが見える
3.2012年6月27日に撮った捕虫嚢の斜め上からのアップ。嚢も大分大
  きくなってきたがこれでも10cm程度だったと思う。形はN.merrilliana
  似だろうか
4.これも同日に3の嚢を側面から撮ったもの。襟のストライプがめっちゃ綺
  麗で気に入ってる
5.2012年9月5日、気温が高い方が生育も着袋も良いが、暑過ぎはあま
  り好きではなさそうで色が煤けた感じになる
6.これは2012年12月24日に撮ったもので、色合いがとても濃い

1.2013年3月15日、裏蓋を覗くと、N.lowiiそっくりの蜜の塊がある
  が舐めたら甘いのだろうか。蜂蜜の固まった粒が付いている様にも思える
2.2013年5月10日、生長中の未開の嚢
3.2014年3月4日、この嚢は色合いが地味でスレンダーぎみ
4.2014年5月6日、中々の色合いになってきた。時期的に4月~6月頃
  に一番美しい嚢ができる
5.2014年8月5日に撮ったもの。嚢表面の色合いはイマイチだが、リッ
  プのストライプは綺麗。裏蓋にはN.lowiiの特徴である剛毛が大分生えて
  きた
6.裏蓋をアップしたもので、N.lowiiの剛毛の様になってきたが、まだまだ
  密度は低い。もう少し密生してくれるのだろうか

1.2014年10月13日、嚢三兄弟
2.同10月13日に撮ったもので、左の写真の左端の嚢をアップしたもの
3.2014年11月24日、襟のストライプがくっきりと表れて中々美しい
  感じ
4.2015年1月17日、冬場に出来る嚢はやや小ぶりだが、色合いは濃く
  なって美しい
5.これから4枚は2015年2月16日に撮ったもの。こちらは出来て3ヶ
  月程度経過したもので襟のストライプが濁ってきた状態
6.こちらの嚢は色合いが濃い
7.左の嚢の裏蓋をアップしたもの。剛毛の量は依然と比べても殆ど変化はな
  い。これ位のものなのかもしれない
8.最新の生長中の嚢

1.2015年4月3日、やっと待ちに待った腋芽が発生してきた
2.2015年5月18日、腋芽は少しずつだが確実に成長してくれている様
  子
3.こちらも同18日に撮ったもので、主茎に出来た嚢
4.2015年7月28日、腋芽の最初に出来たロアーだがイマイチ
5.こちらから4枚は2015年10月6日に撮ったもので、こちらは全体の
  株姿。この猛暑で枯死するかと思ったが、何とか耐え抜いてくれた。ただ
  し相当ヘタッているが、気温が低下してくるので、徐々に回復してくれる
  ことを期待したいもの
6.今年の4月に発生した腋芽が少しずつ大きくなってくれている。これから
  良い嚢が着いてくれることを大いに期待するぞ~
7.捕虫嚢をアップしたもの。裏蓋の剛毛が大分増えてきた。N.lowiiとまで
  はいかないが、中々良い感じになってきた
8.こちらは裏蓋をアップしたもの。この剛毛は何のためにあるのだろうか。
  本種はこの裏蓋から相当蜜を噴出するので、それを保留させ蜜の塊として
  獲物を誘き寄せるのだろうか

1.2016年1月4日、腋芽に出来た最新のロアー。リップがとても綺麗
  (*^^)v
2.2016年2月21日、正面の捕虫嚢は何となく雰囲気が急に変わってき
  たぞ~。左は腋芽に出来たロアー
3.2016年3月3日、左写真の嚢のその後。(◎_◎;)多分ミドル辺りだろ
  うか
4.2016年4月2日、生長途中の嚢で尻ずぼみになってきている
5.2016年4月8日、左写真の嚢の蓋が開き始めた様子
6.2016年4月10日、左の嚢は写真左の嚢のその後で、右の嚢は最初に
  出来たミドル
7.2016年4月25日、裏蓋の様子だが、剛毛はめっちゃ少なくなったね
8.2016年5月6日、左の嚢はミドルで、蓋が開いて数日のもの。右は腋
  芽に出来たロアーだが色合いは悪い

1.2016年5月12日、ん~、色合いと言い形と言い何となく良い感じ
2.こちらから二枚は2016年5月29日に撮ったもので、こちらは腋芽に
  できたロアーだが、気温が高くなると得てしてこんな色合いの物ばかりに
  なってしまう
3.こちらは掌に取ってみた。おおよそこれ位の大きさ
4.2016年7月9日、ボチボチミドルからアッパー寄りになってきたのだ
  ろうか。それにしても色合いは更に悪くなってきたよ~(´;ω;`)ウゥゥ
5.2016年7月28日、脇芽のロアーだが、これもめっちゃショボイ色合
  いだが、剛毛は若干多めかな
6.2016年8月27日に撮ったミドル
7.こちらから二枚は2016年9月13日に撮ったもので、こちらの右の嚢
  は左写真の右の嚢と同一のもの
8.こちらは最新のロアーだが、色合いは相変わらず悪い。これから出来る嚢
  は少しずつましになってくる筈

1.2016年11月29日、腋芽に出来たロアーだが、何かリップが歪にな
  っている
2.2017年1月3日、最新のロアーだが、色合いがめっちゃ薄くなった。
  唯、リップのストライプは鮮やか
3.2017年4月28日、出来たばかりのロアー
4.2017年5月2日、次に生長途中の補虫嚢の赤ちゃん
5.2017年5月3日、昨夏の猛暑の影響で、主茎の状態があまり良くなか
  ったので、カットして挿し木にしたところ。こちらは5月1日に節間枝を
  鹿沼土に挿した様子。頂芽枝は水挿しにしているが、果たして無事に発根
  してくれるだろうか
6.2017年5月7日、開き始めたばかりのロアー
7.こちらから二枚は2017年5月11日に撮ったもので、こちらは左写真
  の嚢のその後
8.こちらは最新の生長途中の捕虫嚢

1.2017年6月4日、出来て間もない捕虫嚢。ピカピカとしていて美しい
  し、リップのストライプも一寸艶めかしい
2.2017年6月20日、次に生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん
3.2017年6月26日、右奥は出来て1ヶ月少々経過したもので、左が最
  新のロアーの終わり位の捕虫嚢
4.2017年7月19日、裏蓋の剛毛が結構賑やかになってきた感じ
5.2018年5月30日、昨年5月に挿し木をした節間枝の状態。やっと土
  中の潜芽が動き始め葉身を展開してきた(*^^)v、と喜んでいた矢先、2週
  間程前になって何の前触れもなく逝ってしまったよ~(´;ω;`)ウッ…
6.2018年7月11日、蓋が開いたばかりの捕虫嚢で、ややミドル辺りで
  あろうか
7.こちらから二枚は2018年7月16日に撮ったもので、こちらは左写真
  の捕虫嚢が完全に完成した様子。一寸リップが歪になっている感じ
8.こちらは次に生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん

1.2019年10月13日、やっと地際から腋芽が発生してきた。唯、80
  cm程度徒長し主茎を挿し穂にしようとしたら花穂が上がってきたので、
  カットせずに様子を見ていたのだが、何故か開花せずそのまま主茎ごと枯
  れてしまった(ノД`)シクシク
2.こちらから二枚は2020年6月25日に撮ったもので、こちらは地際か
  ら発生した腋芽だが漸くこれ位の大きさになり着袋が始まった。絶滅せず
  に良かったε-(´∀`*)ホッ
3.枯れた主茎をカットしたら萎びた花穂があったので撮ってみた。中身を覗
  いてみたが雌雄の判別は出来なかった。唯、何となく雌花の様な違うよう
  な( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽ 

1.2020年6月14日、地際から発生してきた腋芽に漸く着袋が始まった。
  もう少ししたら完成しそうな大きさにまで育ってきている
2.こちらから三枚は2020年6月25日に撮ったもので、こちらは左写真
  の捕虫嚢が完成した様子。ん~ん、相変わらず色合いは良い感じ(*^^)v
3.リップをアップしたところ。結構くっきりとしたストライプ(⋈◍>◡<◍)。✧♡
4.次に生長を開始した蔓の先端部分。これから徐々に膨らんで捕虫袋を形成
  する

1.こちらから三枚は2020年8月7日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での最新の捕虫嚢
2.リップと蓋の部分をアップしたところ。リップはくっきりとストライプが
  入り美しい。蓋の裏側にはN.lowiiの面影が若干(^^;)
3.裏蓋部分をもう少しアップ。剛毛の数は少ないが、もう少し成長した捕虫
  嚢には未だ多くの剛毛が生えてくる。これは何の意味があるのだろう。
  N.lowiiはここに蜜を貯めて蝋の塊の様になっていることがしばしば見ら
  れる。虫をおびき寄せる作戦かな(・・?

1.こちらから三枚は2020年12月12日に撮ったもので、こちらはこの
  時点での株姿で、地際から発生した腋芽がやっとここまで大きくなった。
  来年からはもう少し陽当たりの良い場所でガッツリとした株に育て上げた
  いものだ
2.一つ前に着いたロアー。若干色合いは濃くなった感じかな
3.最新のロアー。未だ一寸色合いは薄めだが、その分リップのストライプは
  冴えた表情になるね~(^^)v

1.2021年4月23日、伸温室に異動後徐々に調子が良くなってきた様で、
  着袋が始まっている。こちらは生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん
2.2021年5月26日、蓋が開いたばかりの捕虫嚢。左側の捕虫嚢と右奥
  の捕虫嚢も本種のもの
3.こちらから四枚は2021年6月7日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での株姿。新温室に移動後旧温室で出来た葉身は大部分が枯れたが、葉身
  は未だ少ないものの硬い頑丈な葉身となって展開してきている
4.一つ前に着いた捕虫嚢。まだまだだが一応見られる状態にはなってきてい
  るかな(^^;)
5.最新の捕虫嚢。若干大きくなった雰囲気(^_^)
6.左写真の捕虫嚢の裏蓋をアップ。未だ量は少ないが剛毛が見てとれる

1.2021年7月1日、新規捕虫嚢が生長してきた
2.2021年8月18日、完成して暫く経った補虫嚢。夏場の捕虫嚢は色合
  いがとても悪い(^^ゞ
3.2021年8月27日、この時点での最新の捕虫嚢。若干色合いが出てき
  た様だ
4.2021年10月12日、完成したばかりの最新の捕虫嚢。まあまあ良い
  感じの色合いになった
5.2021年11月10日、次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん

1.こちらから五枚は2021年12月9日に撮ったもので、こちらはこの時
  点での株姿。生長は相変わらず遅々としている(^▽^;)
2.一つ前に着いた捕虫嚢。リップは大分濁ってきた様だ
3.最新の捕虫嚢。中々良い色合いだね(^_-)-☆
4.左写真の捕虫嚢のリップ部分をアップしたもの。ストライプがとっても良
  い感じに発現している様だ
5.裏蓋の様子をアップ。未だ少ないが剛毛がボチボチ出てきている。ある程
  度時間が経つと結構硬くなり、亀の子束子風の触感になる

1.こちらから五枚は2022年2月15日に撮ったもので、こちらは次に生
  長してきた捕虫嚢の赤ちゃん
2.最新の捕虫嚢。冬季に出来る捕虫嚢は色合いが濃い様だ
3.左写真の捕虫嚢の裏蓋部分をアップしたところ。色合いもさることながら
  剛毛もボチボチ生えてきている。これは指先でつつくと結構痛い(^^;
4.一つ前に着いた捕虫嚢。一寸slenderぎみかな
5.この時点での株姿。相変わらず生長は遅々としているね~(^▽^;)
6.2022年3月29日、この時点での最新の捕虫嚢。リップのストライブ
  が結構目立つ

1.2022年5月27日、最新の捕虫嚢。リップのストライブはボチボチ目
  立つが、色合いは一寸掠れた感じ(^^ゞ
2.こちらから五枚は2022年6月9日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での株姿
3.二つ前に着いた捕虫嚢
4.一つ前に着いた捕虫嚢。気温が上昇してきたせいか、色合いは少しずつ薄
  くなってきている様だ
5.最新の捕虫嚢。右端写真の捕虫嚢の今の様子だが、若干煤けた感じになっ
  たような(・・?
6.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。何となく大きくなりそうな雰囲
  気が…(^^♪

1.2022年9月2日、この時点での細心の捕虫嚢。高温期はこの様に色合
  いは掠れた感じになることが多いが、裏蓋の剛毛は結構目立つ様だ
2.2022年11月14日、完成したばかりの最新の捕虫嚢
3.こちらから四枚は2022年12月10日に撮ったもので、こちらは左写
  真の捕虫嚢のその後。一寸白っぽくなった(・・?
4.左写真の捕虫嚢の裏蓋をアップ。少し剛毛は少ない様だが、蜜が結構凝固
  している。舐めたらほんのりと甘い(^^♪
5.こちらは最新の捕虫嚢。気温の低下と共に色合いはボチボチ濃くなってき
  た様だ
6.現在の株姿。早く地際から腋芽が発生してきて欲しいものだ

1.こちらから六枚は2023年7月2日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での株姿。生長度合いは相変わらずの様だ
2.二つ前に着いた捕虫嚢。まだまだ小さいね~
3.一つ前に着いた捕虫嚢。少し大きくなってきたかな(^'^)
4.最新の捕虫嚢。ボチボチ本領を発揮してきそうな感じになってきた様だ
5.裏蓋の様子をアップ。やっと剛毛が生えてきたよ~(*^^)v
6.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。完成までにはもう暫く掛かりそうだ

1.こちらから六枚は本日2024年1月18日に撮ったもので、こちらは現
  在の株姿。生長は相変わらず遅々としているね~(;^ω^)
2.こちらは一つ前に着いた捕虫嚢。出来は悪い様だ
3.左写真の捕虫嚢のリップをアップ。一寸ばかり不整形だね(^_^;)
4.こちらは最新の捕虫嚢。若干ましになっただろうか。唯、捕虫嚢は小さめ
  である
5.左写真の捕虫嚢のリップをアップ。一寸小さめで迫力間にかけるが色合い
  は渋い雰囲気だ(*^^*)
6.更に裏蓋部分をアップしたところ。蜜が結晶化しており舐めたらほんのり
  甘いよ~(*^。^*)。少なめだが剛毛も見てとれる

 

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