本日は、N.thorelii Brilliant red tigerです。

①自生地  :N.thoreliiはカンボジア、ベトナム等のサバンナ性湿地、1909年

       記載種
②入手時期 :2014年11月
③入手元  :リベラルファーム殿
④生長度合 :普通
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :我家での実績は無し
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax12cm程度
⑧雌雄   :♀、11月頃

N.thoreliiにもバラエティーが沢山がありますが、我家には三品種しかありません。その内の一品種である本種は、その名の通り全体的に赤身の強くなるタイプの様です。
とても美しい品種だと思います。唯、入手して7ヶ月以上沈黙を守ったままで、ずっと愚図りっぱなしでしたが、2016年の初夏辺りから漸く新葉を展開し始めました。
最初新葉がケロイド状に解けてしまった感じになり、暫く葉を展開すること無く、元気な葉身は徐々に枯れて、2枚になってしまいましたが、その後やっと新葉を展開するに至りました。
環境の違いなのか、唯単に栽培技術が拙いだけなのか?、と思っていましたが、気温が上昇するにつれてボチボチ成長してくる様になりました。どうも高温をとても好む様に思われます。2016年の秋から2017年春にかけての低温期にはいじけてしまうかなと思っていましたが、ほんの僅かながら地上部が生長したせいか、何とか問題なくやり過ごせました。そして気温の上昇と共に、展開してくる葉身も徐々に大きくなって既に徒長しました。そして、2017年11月には雌花が開花しましたよ~!(^^)!。一応交配しましたが、失敗でした(´;ω;`)ウッ…。
ずっと徒長するばかりでしたが、2017年秋頃になって漸く地際から腋芽が発生してきました。その後二番目の腋芽も発生し少しずつですが生長していました。その後は又、徒長する枝ばかりで一向に腋芽が生えてきませんでしたが、暫くしてやっと発生し現在は大分徒長しています。次の腋芽も大分生長してきています。早く新温室に移動し、株元にしっかりお陽さんを当ててやりたいのですが中々(ノД`)。下段写真左から、

1.入手当日の2014年11月11日に撮った草姿。小さな苗だが嚢はしっ
  かりと着いている
2.2015年3月29日、入手してからずっと愚図りぎみで、最新の葉はめ
  っちゃ小さくケロイド状になっている。まともな葉は2枚になってしまっ
  た
3.2015年5月7日、ケロイド状の様になっていた葉は何とか持ち堪えた
  感じで、ちゃっかりと着袋している
4.こちらは2015年6月25日に撮ったもので、少しずつだが葉身が増え
  てきていると同時に、ボチボチ葉身が大きくなってきているぞ~。何とか
  元気になりつつある雰囲気。ε-(´∀`*)ホッ
5.2015年8月12日、徐々に良い感じになってきた
6.2015年11月21日、大分大きな葉身が出てきたが、気温の低下と共
  にこれからは生長が緩慢になってくるのではないだろうか
7.こちらは2015年12月13日に撮ったもので、左写真の株姿から三週
  間程経過しているが、全然生長の兆しが見られない。来春以降の生長に期
  待するとしよう
8.2016年6月12日に撮った株姿。気温の上昇と共に徐々にではあるが
  展開する葉身が大きくなってきたぞ~。それに着袋も非常に良い感じ(*^^)

1.入手当日の2014年11月11日に撮ったもので、この株の二番目の嚢
  でぽっちゃりとした典型的なロアー
2.こちらも同11月11日に撮ったもので、最新の捕虫嚢。N.thoreliiの雰
  囲気プンプン
3.2015年5月17日、我が家に来て初めて着袋した。中々良い塩梅の発
  色だ
4.2015年6月8日、やや大きくなった次の嚢
5.こちらから二枚は2015年6月25日に撮ったもので、これは最新の捕
  虫嚢
6.こちらの手前は一つ前に出来た捕虫嚢と、奥側に見えるのが最新の捕虫嚢

1.2015年7月11日、徐々に株が大きくなってきている様で、その葉身
  にできつつある嚢
2.2015年7月16日、左写真の嚢のその後。やや色合いは薄いかな
3.2015年9月6日、こちらの嚢は結構良い感じの色合いになった
4.2015年10月24日に撮った嚢
5.2015年11月21日、結構良い色合いだが、何時まで着袋してくれる
  のだろうか
6.こちらから二枚は2015年12月13日に撮ったもの。嚢に内壁には赤
  い斑模様が入る
7.多分これで今シーズンの着袋は終わりかもしれない

1.2016年5月4日、少しずつ大きめの嚢を付け始めたが、色合いは一寸
  って感じだろうか
2.2016年5月28日、この時点で最新の捕虫嚢。色合いは未だ未だの様
  だ
3.こちらから四枚は2016年6月12日に撮ったもので、こちらは3つ前
  に出来た嚢だがショボイわ
4.こちらは2つ前に出来た嚢。少しずつ大きくなってきている様子
5.右手前の嚢は1つ前に出来たもの。左奥の嚢は4つ前に出来た嚢で、ボチ
  ボチ寿命かな(・・?
6.こちらは最新の捕虫嚢。これからは名前負けしないように美しく色付いて
  欲しいもの

1.2016年7月12日、日陰部分で出来たロアーは色合いが冴えない
2.2016年8月2日、今まさに開かんとする捕虫嚢。こちらは結構色合い
  が濃そう
3.2016年8月30日、こちらは開いたばかりの捕虫嚢
4.2016年9月6日、こちらは左写真のその後で、今迄で一番大きな嚢を
  着けてくれた。と言ってもたかが12cm程度( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽ
5.2016年11月8日、いよいよ花穂が上がってきた。この様に楕円形か
  ら卵型になる蕾は大抵が雌花だが、例外もある。クチネンシス・ピッター
  タ等はこれと殆ど同じような形だが雄花なのである。花粉袋が小さいから
  なのだろうかと思いきや、結構立派で花粉量も多いのであ~る(^^ 
6.2016年11月19日、いよいよ開花が始まった。一応交配したのだが
  何時になっても鞘の膨らみは認められないので、多分失敗だね( ノД`)シクシク
7.こちらは2016年12月21日に撮った最新の捕虫嚢。気温が大分低下
  してきたので、大分ショボくなってきたよ~

1.こちらから四枚は何れも2017年9月13日に撮ったもので、こちらは
  この時点での株姿。茎は徒長しておりとぐろを巻かせているのでそんなに
  長くは見えない
2.地際の腋芽の様子。やっと出てきたよ~(ΦωΦ)フフフ…。暫くしたら美しい
  ロアーが拝めるかな(・・?
3.こちらは根部の様子。本種もやや塊根状になってきた様だ。一般的に塊根
  性植物は、実生個体しか塊根状を呈さないとされる。余談だがN.vikingの
  挿し木苗を観察しているが、今のところ塊根状にはなっていない。多分心
  持膨れる位であろうか
4.こちらはほぼアッパー辺りだろう。それにしてもヒョロヒョロ(^o^)

1.こちらから二枚は2019年6月11日に撮ったもの。何と(◎_◎;)、2
  年弱撮っていなかった様だ。こちらは今シーズン最初に生長を開始した捕
  虫嚢の赤ちゃん。こちらから五枚は何れも地際から発生した腋芽の捕虫嚢
2.こちらは次に生長を開始した捕虫嚢の赤ちゃん
3.こちらから五枚は2019年6月22日に撮ったもので、こちらは左端写
  真の捕虫嚢が完成した様子。若干色合いは薄い様な…
4.こちらは左から二枚目写真の捕虫嚢のその後の様子。もう少ししたら完成
  しそうな感じ。嚢表面には斑模様も若干見てとれる
5.こちらは次に成長を開始した捕虫嚢の赤ちゃん
6.こちらから二枚は主茎に着いた捕虫嚢。こちらは最新の捕虫嚢だが、ミド
  ル辺りに戻った雰囲気だね~(^0_0^)
7.次に生長を開始した捕虫嚢の赤ちゃん。何かめっちゃショボくなってきた。
  主茎はボチボチ力尽きるのだろうか

1.こちらから四枚は2020年8月1日に撮ったもので、こちらは最初に発
  生した腋芽が徒長した枝に着いたミドル寄りの捕虫嚢
2.同じ徒長枝に着いた最新のミドル寄りの捕虫嚢。大分ショボくなってきた
3.こちらは最初に発生した腋芽が徒長した枝に津アッパー寄りの捕虫嚢。更
  にショボイ状態になった感じ
4.次に生長を開始した蔓の先端部分。完成するまでには暫くかかりそうだ

1.こちらから六枚は2021年8月24日に撮ったもので、こちらは1m以
  上徒長した枝に着いた一つ前のアッパー。薄いグリーン一色(^^)
2.同じ徒長枝に着いた最新のアッパー。若干グリーンっぽいかな
3.こちらは50cm程度徒長した枝に着いた二つ前の捕虫嚢で、ミドル寄り
  だろうか、若干色合いは残っている
4.左写真と同枝に着いた一つ前の捕虫嚢
5.同じく最新の捕虫嚢。殆ど変化はない様である
6.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。完成までには大分時間がかかりそう
  だね

1.こちらから六枚は2021年9月29日に撮ったもので、こちらから四枚
  は1.5m程度徒長した枝に出来たもの。こちらはその徒長枝に着いた一
  つ前の捕虫嚢
2.こちらは最新の捕虫嚢。色合い、柄共に殆ど無くなった
3.次に生長してきたアッパーの赤ちゃん。完成までには大分時間がかかりそ
  うだ
4.開花した雌花の様子。交配してみたが若干時期がずれたのか結実には至ら
  なかった
5.地際から発生した腋芽がある程度徒長してきた枝に着いた一つ前の捕虫嚢。
  色合いは若干残っている様だ
6.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。若干大きくなったが出来はイ
  マイチだ

1.こちらから六枚は2022年7月4日に撮ったもので、何れも地際からの
  腋芽が1m以上徒長した枝に着いたもの。こちらは四つ前に着いた捕虫嚢
2.こちらは三つ前に着いた捕虫嚢。何れもめっちゃショボいネ(^^ゞ
3.こちらは二つ前に着いた捕虫嚢
4.こちらは一つ前に着いた捕虫嚢。僅かに色合い、柄が残っている様だ
5.最新の捕虫嚢
6.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。もう少しで完成しそうな感じだね~。
  最近になって漸く地際から腋芽が発生してきたので、これから暫くはロア
  ーを拝めそうだ

1.こちらから二枚は2022年10月28日に撮ったもので、こちらは1m
  以上徒長した枝に着いたアッパー。めっちゃslender(;^ω^)
2.地際から発生してきた腋芽が少し生長してきた位の枝に着いた捕虫嚢。若
  干色合いは残っている様だ
3.2023年5月7日、こちらは別の徒長してきた枝に着いた捕虫嚢。色合
  いは殆ど無くなっているね~
4.こちらから三枚は本日2023年7月22日に撮ったもので、こちらは地
  際から発生してきた腋芽に着いた捕虫嚢で、色合いは未だ残っているが殆
  どお陽さんが当たらず色合いは悪い
5.やや徒長してきた枝に着いた捕虫嚢。色合いは殆ど掠れてきた
6.1m以上徒長した枝に着いたアッパー。何かバナナみたい(;^ω^)。しか

  も蓋が異常に小さいね~

 

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