本日は、N.Surigaoensisです。

①自生地  :フィリピンのミンダナオ島、1915年記載種
②入手時期 :2011年6月
③入手元  :うつぼかずらの郷殿
④成長度合 :早い
⑤栽培難度 :簡単
⑥挿し木  :水挿し発根容易
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax20cm前後
⑧雌雄   :?、我が家では開花実績無し

本種は、以前N.alataとN.merrilliana?の自然交配種ではないかと云われていた様ですが、現在は原種と同定されていまる様です。草姿は、N.philippinensisやN.merrilliataなどと同様細葉系で、葉身はasymmetricになる事が多い様です。捕虫嚢は結構大きくなりますが、蔓は非常に細く、茎も細めであるにも関わらず、スルスルっと生長する感じで結構大きくなります。樹勢は強く成長も早い様です。唯、何時まで経っても開花してくれませんね。( ;∀;)
本種は特に嚢の出来る時期、環境等によって微妙に色合いが異なります。夏の暑さにも平気ですので、強健種で育てやすい種類といえるでしょう。腋芽の発生も良く、地
際のみならず茎の途中からも発生してきます。昨年2021年7月にも茎の途中50cm程度の所から腋芽が発生し着袋が始まりました。
親株は大分ショボくなってきていましたので、昨春3本挿し木をして現在2個体はビニールポット上げしていますが、頂芽挿しの個体はイマイチ発根量が少なかったので
ほったらかし状態になっています(;^ω^)。もう少ししたらビニールポット上げしようと思います。下段写真左から、

1.入手して3ケ月程度経過した2011年11月10日に撮ったミドルのア
  ップ。中々良い色合いだと思う。個人的にこんな感じが好み
2.2011年11月29日、こちらもミドル当たりの嚢だが、色合いが無く
  ほぼグリーン一色に近い。本種の特長は、蓋の形状がボンネット状になる
  事と、裏側が異常に赤く染まる
3.こちらは2012年2月9日に撮ったもの。新芽の先端、嚢になる部分が
  この様に赤く色付く事が多い
4.2012年5月14日に撮ったもの。これも色は薄いがやや斑模様が入る
5.少しボケて見辛いが、2012年5月14日に腋芽の様子を撮ったもので
  腋芽も同様赤く染まることが多い

1.2012年6月17日、色合いが良くない
2.2012年7月11日に撮った腋芽に出来たロアーだが、既に蔓が後ろ向
  きになっている。出来たての嚢なので艶々していて美しい
3.こちらは2012年9月5日のもの、赤身がやや強く出た嚢
4.2012年11月24日に撮ったもので、親株が1mほど伸びた枝に出来
  たアッパー。ロアーからアッパーまで殆ど形に違いは無い様だ
5.2013年1月3日に撮った、腋芽が成長してきたミドル当たりの嚢。上
  段の一番左の嚢と同様、時々この様に薄いワインレッドに色付く事がある
  が、本種の嚢の中では一番良い感じだと思う

1.2013年7月14日、こちらのミドルは殆ど色・柄が抜け落ちグリーン
  一色
2.2013年10月15日、こちらもミドルだが、リップと蓋の裏側が真っ
  赤に染まって美しい
3.2014年6月9日、こちらはアッパー。ご多分に洩れずパッとしない感
  じ
4.2014年6月30日、茎の途中から発生した腋芽。本種は地際やこの様
  に茎の途中から腋芽が良く発生する
5.2014年8月20日に撮ったもので、茎の途中から発生した腋芽の最初
  にできた嚢だが、既に蔓は後ろ向き。本種のロアーは蔓が前に来たところ
  を見たことがない

1.2015年9月21日、結構良い色合いの嚢
2.2014年9月26日、何番目の腋芽か分からないが、元気な芽が出てき
  た様子
3.2014年11月14日に撮ったミドル辺りの嚢
4.2014年11月27日、これは結構斑模様が目立つ
5.2015年2月12日に撮ったもの
6.2015年3月14日、ミドルからアッパー寄りの嚢で、色合いは薄いが
  時間の経過と共にやや色付く
7.こちらは2015年4月6日に撮ったもので、左の写真のその後。結構襟
  元と蓋の裏が真っ赤に染まった
8.同4月6日、左から二枚目の写真の腋芽が大分生長してきた様子

1.2015年月21日、親株に出来たアッパー
2.2015年10月28日、挿し木苗に出来たロアーからミドル寄りの嚢
3.同10月28日に撮った親株のアッパー。裏蓋だけが赤く色付いている
4.2015年11月8日、挿し木苗に出来たロアーからミドル寄りの嚢だが
  大分色褪せてきた。ボチボチアッパーか
5.こちらから二枚は2015年11月22日に撮ったもので、こちらは左写
  真のその後。大分色付いてきた
6.こちらは親株に出来たアッパーだが、めっちゃショボイ嚢

1.2015年12月21日、挿し木苗の主茎に出来たアッパーで、上段写真
  の右から二番目の嚢のその後。やや色合いが濃くなった
2.こちらから二枚は2016年6月10日に撮ったもので、こちらは挿し木
  苗の主茎に出来た二つ前のアッパー
3.こちらも挿し木苗の主茎に出来た最新のアッパー
4.こちらから五枚は2016年6月26日に撮ったもので、挿し木苗の主茎
  に出来たもので、左写真の嚢のその後
5.こちらも挿し木苗の主茎に出来たもで、一番古いアッパー。何れも裏蓋が
  真っ赤に色付く
6.こちらは親株の腋芽に出来た最新のロアー
7.こちらも親株の腋芽に出来まつつある次の嚢だが、大分色合いが落ちてき
  た感じ
8.こちらは親株の地際から発生した腋芽で、勢いよく伸び出している

1.2016年7月17日、親株の何番目かの腋芽に出来たミドル辺りの嚢だ
  が、色合いはとても薄い。どちらかと言うと夏場の嚢は薄めになる傾向が
  ある様だ
2.2016年9月13日、こちらも親株に出来たもので、ミドルからややア
  ッパー寄りの嚢ってとこだろうか
3.2016年11月1日、親株に出来たアッパーだが、気温の低下と共に色
  合いが濃くなってきた
4.2016年11月13日、右手前の嚢が本種の物で、左奥はアラータ(t)
  ジャイアント×ルソン
5.こちらから四枚は2016年12月27日に撮ったもの。こちらは親株に
  出来たアッパーで、写真左から三枚目の嚢のその後
6.こちらは挿し木苗の種茎に出来たアッパー
7.こちらは同挿し木苗の腋芽に出来たミドル辺りの嚢
8.こちらも挿し木苗に出来た最新のミドル、右奥に見える嚢も本種のもので、
  何れもリップから嚢内壁の色合いが中々良い感じ

1.こちらから二枚は2017年1月31日に撮ったもので、こちらは茎の上
  部に出来たアッパー。殆ど色合いは無い
2.こちらは出来て随分と時間が経っているようで、ボチボチ寿命を迎えそう
3.2017年7月5日、腋芽に出来たものだが、ややミドル辺りになってき
  たところだろうか
4.こちらから五枚は2017年8月29日に撮ったもので、こちらは多分左
  写真の捕虫嚢のその後だと思う
5.こちらはミドル~アッパー寄りかな
6.枝などに挟まって出来たのであろう。歪でボロボロ状態(^0_0^)
7.こちらはできて大分時間が経っているようで寿命がきつつあるが、リップ
  と内壁の色合いがとても濃くなっている
8.生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。ミドル辺りになりそう

1.2017年9月10日、挿し木苗に着いたミドル辺りの補虫嚢で、蓋が開
  いたばかりのもの
2.2017年9月25日、こちらは親株に着いたミドル辺りの捕虫嚢で、出
  来て少し時間が経ったものだろうか、良い感じの色合いになってきた
3.2017年11月14日、出来てそんなに時間は経過していないが、何か
  ショボい色合いだね~
4.2017年11月21日、色合いの薄いミドル辺りの捕虫嚢
5.こちらから三枚は2018年2月12日に撮ったもので、こちらは左から
  三枚芽写真の捕虫嚢のその後の様子。ボチボチ色合いが載ってきた
6.挿し木苗に着いたアッパー寄りの嚢で、殆ど嚢表面の柄、色合いはない
7.こちらも挿し木苗に着いたアッパー辺りの捕虫嚢。巻き付いている茎は
  N.Fukakusa

1.こちらから二枚は2018年6月26日に撮ったもので、こちらは挿し木
  苗に着いた捕虫嚢で、裏蓋がとても赤く目立つ
2.次に成長中の捕虫嚢の赤ちゃん
3.こちらから五枚は何れも2018年10月5日に撮ったもので、こちらは
  挿し木苗に着いた捕虫嚢。もう観賞価値は無い位の雰囲気になってきた
4.挿し木苗の一つ前に着いた捕虫嚢
5.こちらも挿し木苗の二つ前に着いた捕虫嚢
6.こちらは三つ前に着いた捕虫嚢で、ボチボチ寿命を迎えそうな雰囲気
7.こちらは親株の現主茎に着いたアッパー。一寸ボケておりm(_ _"m)。最近
  腋芽が発生していないのでロアーが中々拝めないよ~(´;ω;`)

1.2019年1月23日、腋芽が徒長した枝に出来つつあるアッパー寄りの
  赤ちゃん
2.こちらから二枚は2019年2月5日に撮ったもので、こちらは左写真の
  捕虫嚢のその後の様子。間もなく完成しそう
3.こちらは二つ前に着いたアッパーだが、大分くたびれてきている感じだね
4.2019年2月21日、最新のアッパー。嚢表面には斑模様が殆ど出てい
  ないが、裏蓋は結構赤味が強い
5.2019年3月18日、次に生長途中のアッパーの赤ちゃん。僅かに斑模
  様が確認できる
6.こちらから二枚は2019年4月1日に撮ったもので、こちらは最新の捕
  虫嚢。これは比較的斑模様が発現している様だ。それにしても裏蓋は結構
  赤いね~(^^♪
7.次に生長途中の最新のアッパーの赤ちゃん。一寸ボケ気味m(_ _"m)

1.2019年5月30日、親株の徒長枝に着いたもので、生長途中の捕虫嚢
  の赤ちゃん。グリーン一色だね~。間もなく完成しそうな感じ
2.2019年6月7日、完成した捕虫嚢だが、ほぼグリーン一緒の。目を凝
  らして見ると僅かに色合いが載っている
3.2019年6月16日、挿し木苗の徒長枝に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃ
  ん。こちらもグリーン一色のアッパー
4.2019年6月25日、大きさはボチボチだが何の芸も無いね(^^;

1.2019年6月25日、挿し木苗の徒長枝に着いたアッパー。リップと裏
  蓋と内壁だけ色が載ってる
2.2019年7月9日、挿し木苗の徒長枝に着いたアッパー、淡白な嚢だね
  (*´ω`)
3.こちらから二枚は2019年11月19日に撮ったもので、こちらは挿し
  木苗の徒長枝に着いた最新の捕虫嚢
4.こちらは同じく挿し木苗の徒長枝に着いた一つ前の捕虫嚢

1.こちらから二枚は2020年5月23日に撮ったもので、こちらは出来て
  少し時間が立ったアッパー寄りの捕虫嚢
2.こちらは出来て大分時間が経っているようで、蓋のエッヂ部分が痛みだし
  ている
3.こちらから二枚は2020年5月26日に撮ったもので、こちらは徒長枝
  の三つ前に着いた捕虫嚢で、ボチボチ力尽きそうな雰囲気になて来た
4.徒長枝の二つ前に着いた捕虫嚢。こちらも色合いは良く無い

1.こちらから二枚は2020年5月26日に撮ったもので、こちらは上段左
  端写真の捕虫嚢のその後の様子。未だ3日しか経っていないが、リップは
  大分色付いてきている
2.次に生長を開始した捕虫嚢の赤ちゃん。これから徐々に膨らんで補虫嚢を
  形成する
3.こちらから三枚は2020年11月8日に撮ったもので、2m程度徒長し
  た茎の地際から50cm辺りのところから発生した腋芽に着いたもので、
  他の枝葉に邪魔されたのだろう、蓋がひしゃげているよ~(;'∀')
4.こちらはその腋芽に着いた最新の捕虫嚢。既にアッパーよりかな。裏蓋が
  とても赤い色をしているね
5.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。本種は蔓が結構赤く色付く傾向にあ
  る

1.2020年12月6日、挿し木苗に着いたミドルからアッパー寄りの捕虫
  嚢。何となく良い感じになってきた様だ
2.2021年3月24日、親株の徒長枝に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
3.2021年4月25日、挿し木苗に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
4.2021年6月5日、親株の徒長枝に着いたアッパー。何か一寸ショボく
  なった感じ
5.2021年6月21日、こちらは挿し木苗の徒長枝に着いたアッパー寄り
  の捕虫嚢

1.こちらから五枚は2021年7月15日に撮ったもので、こちらは親株の
  徒長枝に着いたアッパー。口部の色合いはボチボチだが、捕虫嚢自体は一
  寸ショボくなってきている
2.親株の徒長枝に着いた最新のアッパー。めっちゃシンプル^^;
3.挿し木苗の徒長枝に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
4.親株の徒長枝に着いた一つ前のアッパー
5.挿し木苗の徒長枝に着いた一つ前のアッパー。親株の調子がイマイチにな
  ってきているので、予備用としボチボチて挿し木をする時期かな

1.2021年11月24日、旧温室内にある挿し木苗に着いた最新の捕虫嚢。
  随分色合いは薄れてきたがリップだけは色合いが載っている様だ
2.こちらから三枚は2022年1月25日に撮ったもので、こちらは左写真
  の捕虫嚢の一つ前に着いているもので、これは未だ色合いが少し載ってい
  る様である
3.こちらは親株の徒長枝1m辺りから発生した腋芽に着いた捕虫嚢。めっち
  ゃショボイ
4.親株の徒長枝に着いたアッパー。出来て大分時間が経っている様で、ボチ
  ボチ寿命を迎えそうな感じ
5.こちらは2022年1月28日に撮ったもので、左端写真の捕虫嚢のその
  後。殆ど変化は無い様だね~

1.こちらから三枚は2022年4月29日に撮ったもので、何れも旧温室内
  で管理している親株のもの。こちらは徒長枝に出来つつあるアッパー寄り
  の捕虫嚢。ほぼグリーン一色だ
2.こちらは最新の捕虫嚢。これもグリーン一色だね
3.一つ前に着いた捕虫嚢。こちらはボチボチ色付いている。特に蓋の裏はほ
  ぼ真っ赤に近い
4.2022年5月8日、この2日に徒長枝をカットし挿し穂にした先端に着
  いた捕虫嚢
5.2022年8月10日、親株の徒長枝に着いた捕虫嚢。僅かに色合いが残
  っている程度である

1.こちらから4枚は、2022年5月に水挿しした挿し穂で新温室内で管理
  しているもの。こちにはクリープ瓶に挿した再保の様子。萌芽し少しずつ
  生長してきている様である
2.節間枝挿しの個体で、3本の内一番発根状態が良い様なので鉢上げするこ
  とにした
3.発根部分をアップ。発根が良いと云っても一寸イマイチかな(^^;)
4.2号ビニールポットに水ゴケで植付けた様子。これで1週間程度浅い腰水
  管理をしてその後通常管理に戻す予定である

1.2022年11月14日、昨年5月に挿し木した個体に初めて着袋したも
  ので出来たばかりの初々しい捕虫嚢(*^^*)
2.こちらから五枚は本日2023年3月15日に撮ったもので、こちらは旧
  温室内で管理している親株の徒長枝に着いた最新の捕虫嚢
3.昨年5月に挿し木した個体の現在の様子。何とかボチボチって感じかな
4.左写真の右側個体に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
5.左写真の左側個体に着いた一つ前の捕虫嚢。一寸判り辛いかもしれないが
  嚢表面に滴っているのは蜜である
6.こちらは左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。時間とともにもう少
  し赤みが差してくる

 

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