本日は、N.viking var boatform sib(Green系×Ping-pong系)の交配‐その10について紹介します。
①交配番号 :NO.17
②交配親 :N.viking var boatform sib(Green系[♀])×
viking var boatform sib(Ping-pong系[♂])
③交配日 :2013年8月2日
④採取日 :2013年10月1日
⑤播種日 :2013年10月3日
⑥発芽確認日 :2013年11月12日
この交配親もぷりんさんがboatform同士を交配したsib-crossで、それを更に掛け合わせたものです。N.vikingは赤系が多い中で、種子親は赤色があまり発現しない個体、花粉親も赤みが薄い個体ですので、交配コンセプトとしては、赤みの少ない綺麗な緑色の丸っこい個体が少しでも出来てくれたらと思ってトライしてみました。多分難しいとは思いますが、下手な鉄砲数撃ちゃ・・・・でしょうか。(笑)
2013年10月に播種、11月に数芽発芽しましたので、引き続き雨後のタケノコの様に発芽してくると思っていましたが、その後全く発芽せず暫くは数芽のみでした。
もう諦めかけていた2014年の4月になって、急にボツボツ発芽してきました。結果的には播種後6カ月以上して漸く芽が出揃った感じです。他の播種鉢と一緒の場所に設置していますが、種類、種子によっても随分違いがあるものです。半年以上経過して発芽する場合もありますので、播種して2~3ケ月して発芽しなくても、暫く様子を見る事が必要でしょうね。
発芽しておおよそ5年半少々経過しました。ボチボチ育った個体を次々と分譲したのは良いのですが、結果的に我が家に残った個体は、ショボい小さな苗が3個体だけになってしまいました( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \。その後、場所の関係から一番コロコロっとしていて良さそうな個体を1つ残すことにしました(^^ゞ。
鉢増ししようしようと思いつつ一向に出来ていません(;´д`)トホホ。従って一向に大きくなっていません。いい加減にしなければいけないのですが…。下段写真左から、
1.左が種子親のGreen系で、N.vikingの割には赤身が少なくGreen色が目立つ
がリップと翼は臙脂に色付く個体で、比較的大きくなる
2.花粉親のping pong系で、赤身は全体的に薄めでピンクっぽく小柄だが、
形がノアの方舟の様に非常に丸くなる個体
3.蒴果とその種子、比較的結実は良かった
4.2014年5月26日、播種して半年以上経過し、やっと芽が出そろい、
ボチボチ本葉が展開してきた様子。そろそろセルトレイへ植替えをしてい
こうと思う
1.2014年5月29日、第一陣として30株程度セルトレイへ植替えをし
たところ
2.植替えして約3ヶ月後の2014年8月31日、少しずつ大きくなってき
たが、既に2株ロスト、これには見えないがもう1株も風前の灯
3.こちらは2014年11月5日に撮ったもので、2株はロスト、1株は風
前の灯継続、2株はいじけだが、他の株は概ね順調。今週末辺りからボチ
ボチビニールポットへ鉢上げしていこうと思う
4.2015年4月13日、取り敢えず2個体をビニールボットへ上げたとこ
ろ
5.2015年5月28日、続いて3個体をビニールボットへ上げたところ。
遅々として植替えが進まない(;´д`)トホホ
1.2017年6月16日、棚の奥から貧相な個体が出てきたので、4号プラ
鉢に鉢上げしたところ
2.こちらから五枚は2017年11月21日に撮ったもので、こちらは左写
真の個体のその後の様子。少しずつ成長してきた様で、ボチボチ着袋して
いる
3.地際から小さな腋芽が発生してきた。未だ塊根にはなっていないが、僅か
に膨らんできた感じ
4.開き始めたばかりの最新のロアー
5.一つ前に着いたロアー。色合い形共に何となく良い感じ(^^♪
6.二つ前に着いたロアーで、色合いはやや薄目だがリップは結構濃い感じ
1.こちらから六枚は何れも2017年11月21日に撮ったもので、こちら
から四枚は同一個体。何かこの個体は一向に大きくならない
2.基部より腋芽が数芽発生してきた。今週末辺りにでも4号プラ鉢に鉢上げ
しようかな。来春にかけて少しでも大きくなってくれれば…
3.最新の捕虫嚢。色合いは薄めだが形は何となく良い感じ(^^ゞ
4.一つ前に着いたロアー。形が一寸歪な感じだね~^^;
5.この個体もとっても出来の悪い個体で、中々大きくならないが、腋芽だけ
は数芽発生している
6.最新の捕虫嚢だが、色合いも悪ければ形も一寸不細工( ̄∇ ̄;)ハッハッ
ハ。本種は結構な絵が出来て分譲しまくったせいか、結局この3個体だけ
が残った。何とか大きくせねば…
1.こちらから八枚は何れも2018年5月22日に撮ったもので、こちらは
昨年6月16日に鉢上げした個体の現在の株姿。冬場は全く大きくならな
かったが、漸く元気になってきた感じ。3個体の内この個体が一番良さそ
うなので、この個体だけ残してNO-1個体として管理することにした
2.地際から発生した腋芽の様子。この裏側には二番目の腋芽も発生している
3.左は最初の腋芽に出来つつあるロアーで、右に小さな後ろ向きに映ってい
るロアーが二番目に発生した腋芽のもの
4.最初の腋芽に着いたロアーで、比較的リップの色合いは濃い感じ
5.こちらから四枚は何れも主茎のもので、こちらはこの時点で生長途中の捕
虫嚢の赤ちゃん
6.こちらは開いたばかりの最新の捕虫嚢。やや面長な感じになってきた(・・?
7.一つ前に着いたロアー。袋の色合いはイマイチだが、リップと翼は比較的
赤味が濃い
8.こちらは二つ前に着いたロアー。結構丸々ちゃんだね~(^^♪
1.こちらから八枚は何れもNO-1個体。こちらから三枚は2018年6月28
日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。成長は遅々としているが
何とかここまで大きくなった
2.判り辛いが地際から2芽腋芽が成長してきている(*^^)v
3.こちらは最新のロアー。色合いはイマイチだがまあまあかな(^-^;
4.こちらから四枚は2018年8月4日に撮ったもので、こちらはこの時点
での株姿
5.二つ前に着いたロアー
6.一つ前に着いた(右)と最新のロアーロアー(左)のツーショット
7.左写真の左に写っている最新の捕虫嚢を掌に取ってみた。大きさは未だこ
れ位(^^;
8.2018年10月12日、最新のロアーだが、色合いといい形といい中々
別嬪さんになってくれた様だ)^o^(
1.2018年10月12日、主茎に着いたミドル寄りの捕虫嚢。このツート
ンカラーは結構好み\(^o^)/
2.こちらから七枚は2018年11月14日に撮ったもので、こちらはこの
時点での株姿。腋芽も少しずつだが成長してきている様子ε-(´∀`*)ホッ
3.最初に発生した腋芽に着いた最新のロアー。良い感じだね~(^^♪
4.最初に発生した腋芽に着いた一つ前のロアー
5.最初に発生した腋芽に着いた二つ前のロアー
6.こちらは主茎に着いた最新のミドル寄りの捕虫嚢
7.同じく主茎に着いた一つ前のミドル寄りの捕虫嚢。こうして見るとロアー
とミドルは結構違いが判る
8.この株は雌株で、1ヶ月前に開花したが、受粉させてないので結実してい
ない。一つだけ鞘が伸びているが何かの花粉が掛かったのかも…
1.こちらから八枚は何れも2019年6月28日に撮ったもので、こちらは
最終的に残した個体で現在の株姿。鉢増しすれば爆発してくれるのは判っ
ているが、場所り関係からそのままこじんまりと仕立てている(^^;
2.こちらは地際の根部の様子。段々塊根が膨れてきている
3.主茎に着いた最新の捕虫嚢で、ややミドル寄りだろうか
4.主茎に着いた一つ前の捕虫嚢で、最新の嚢以上に細長くなっている感じ
5.最初に地際から発生した腋芽に着いた最新のロアー。若干面長だろうか
6.最初に地際から発生した腋芽に着いた一つ前のロアー。それにしても翼が
小さいね~(^^;
7.地際から発生した二番目の腋芽に着いた最新のロアー。若干赤味がかって
いる雰囲気
8.地際から発生した二番目の腋芽に着いた一つ前のロアー
1.こちらから四枚は2020年10月31日に撮ったもので、こちらは唯一
残しているNO-1個体。大した成長はしていない。流石に来春には鉢増しし
ようかな
2.開花した雌花をアップ。柱頭が黄色いのは本日交配したせい(^o^)。N.Mixta
を花粉親に使ったが果たして結実するだろうか
3.主茎に着いた二つ前の捕虫嚢。やや丸目でリップが赤く色付く
4.主茎に着いた一つ前の捕虫嚢。若干細めになってきただろうか
1.こちらから四枚は2020年10月31日に撮ったもので、こちらはNO-1
個体の主茎に着いた最新の捕虫嚢。いよいよミドルの様相を呈してきた
2.こちらは最初の腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢。既に尻すぼみになってきた
様だ
3.最初の腋芽に着いた最新の捕虫嚢。蓋が開いたばかりってところでこれか
ら数日したら完成する
4.こちらは地際から発生した腋芽に着いたロアー。若干赤味がかっており、
結構丸い形は花粉親に似る
1.こちらから六枚は2021年10月27日に撮ったもので、何れもNO-1個
体。こちらはこの時点での株姿。主茎及び最初の腋芽は枯れたが、2~5
番目の腋芽が発生している。唯、2番目の腋芽も既に時を迎えようとして
いる
2.こちらは地際の腋芽の様子。4、5番目の腋芽が成長してきている
3.3番目の一番大きな腋芽の徒長枝に着いたもので、左が一つ前に着いたも
ので右が三つ前に着いた捕虫嚢
4.3番目の一番大きな腋芽の徒長枝に着い最新の捕虫嚢。色合いは掠れてし
まっており、リップだけ赤く色付いている
5.こちらは5番目に発生した腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢。めっちゃ小さい
が、色合いと形は良い感じ(^^♪
6.こちらは4番目に発生した腋芽に着いた最新の捕虫嚢。若干色合いは薄い
かな
1.こちらから六枚は翻字っ2022年8月21日に撮ったもので、こちらは
現在の株姿。生長は相変わらず遅々としている
2.こちらは現主茎に着いた一つ前の捕虫嚢
3.現主茎に着いた最新の捕虫嚢。このポッチャリが何となく良い感じ(^^♪
4.地際から発生した大きめの腋芽に着いた一つ前の捕虫嚢。色合いは随分と
白っぽい
5.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。まあまあ何とかってレベル
6.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。完成までにはある程度かかりそうだ
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