本日は、N.maxima Greenです。

①自生地      :ボルネオ、スラウェシ、ニューギニア、マルク諸島等、1824年記載種
②入手時期   :2021年4月
③入手元      :遊恵盆栽殿
④成長度合   :遅い
⑤栽培難度   :普通(・・?
⑥挿し木      :?、我が家での実績は無し
⑦嚢の大きさ:現在15cm程度
⑧雌雄         :?、我が家での開花実績無し

N.maximaは、ボルネオ、スラウェシ、ニューギニア、マルク諸島等の平地から2600m辺りにかけて自生する品種です。正式に記載されたのは1824年で、発見当時は最大の捕虫嚢を付ける品種であった事から、種名はMaxima(最大の)と冠されたそうです。自生する地域によっては特に暑さを嫌う品種もある様ですが、夏場涼しく管理すれば対応可能だと思います。
N.maximaは、幅広の大きな襟に特長的な斑模様がとても美しいものです。更に色合の濃いものでダーク、ミノール、ワツタウドワーフ、スクワット、テンテナフォーム、カーテシー(雌株)、ティピカル等沢山のバラエティーがあります。
その中でも特異な存在で、葉が波打つwavy leafがあります。本日はこの4月に入手した個体で、N.maxima Greenとの事ですが、どうもwavy leaf Greenではないかと思われますが、如何なものでしょうか。結構葉縁が波打っている様に思います。
一般的にやや暑さを嫌う傾向にありますが、本種はどうでしょうか。以前wavy leaf Redを栽培していましたが、何時の間にかお★様になってしまいました。今夏は果たして猛暑になるのでしょうか。果たして無事に夏越し出来るのか一寸不安な面がありましたが杞憂だった様で、全く問題ありませんでしたε-(´∀`*)ホッ。何せ我が家ではN.maxima系は鬼門中の鬼門品種ですので…。これで来年以降も何とかなりそうだと目星が立った思いです。
入手時は2つ捕虫嚢が着いており、生長途中の捕虫嚢の赤ちゃんが1つありました。現在は少しずつですが捕虫嚢が展開してきています。唯、生長は極めて遅々としており中々大きくなる雰囲気ではありませんでした。最近は少しばかりと云ってもほんの少しですが、生長が早くなってきた様で心なしか節間が開いてきている様に思います。
もう少ししたら徒長を開始するのでしょうか。そうなってくれれば嬉しいですね。ですが、一寸早とちりの様で、本日現在徒長してくる雰囲気はありません。それと、地際からの腋芽も発生する様子はありません。何時になったら…。まあ、ボチボチ期待しましょうか。下段写真左から、

1.戴いた当日の2021年4月17日に撮ったもので、こちらはこの時点で
  の株姿。結構ガッチリとした立派な個体である。葉縁は思った以上に波

  打っている
2.最新の捕虫嚢。一寸ボケ気味で見辛いのはご容赦の程m(_ _"m)
3.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん

1.2021年4月29日、生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。もう少しで完成す
  るところまできたようだ
2.2021年5月1日、蓋が開いたよ~\(^o^)/。リップはこれから徐々
  に反り返る
3.こちらから三枚は2021年5月7日に撮ったもので、こちらはやっと完
  成した最新の捕虫嚢。全く濁りの無いグリーン一色でとても美しいと思う
  (??>?<?)。??
4.蓋の先端部分をアップ。鍵状のフックがみてとれる。何の役目だろうか
5.こちらは蓋の根元付近をアップ。喉仏の様な突起が認められる。これは
  N.alataや他の一部の品種でも認められる。これも鍵状フックと同様捕虫
  に何かしらの役目を任っているのだろうか。N.bicalcarataの牙は良く蜜
  が滴り蟻が沢山集まることが目撃されるが、それと同様だろうか。これ
  からも要チェックである

1.2021年5月25日、次の捕虫嚢の赤ちゃんが徐々に生長してきた
2.2021年6月3日、大分デカくなったよ~(^o^)/。もう少しで開きそ
  うな感じ
3.2021年6月5日、やっと蓋が開いたが未だ完成ではない。これから数
  日かけてリップが反り返っていく筈だ
4.こちらから三枚は2021年6月8日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での株姿。入手時と比べ殆ど変化は無い。葉身が1枚増えただけ^^;
5.一つ前に着いた捕虫嚢
6.こちらは完成した最新の捕虫嚢。グリーン一色で美しい(^^♪

1.2021年7月9日、生長してきた補注嚢の赤ちゃん。既に猛暑になって
  いるが何となく順調そう(*^^)v
2.2021年7月23日、左写真の捕虫嚢の赤ちゃんが完成した様子。と云
  っても未だ蓋が開いたばかりでリップは完成に至っていない
3.2021年9月1日、次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。間もなく
  完成しそうな大きさに育ってきた。それにしても本種は結構距が長い
4.2021年10月6日、こちらは次の捕虫嚢が開いた様子
5.2021年10月12日、左写真の捕虫嚢が完成した様子。グリーン一色
  でこれはこれで美しいかも(^^)v

1.こちらから四枚は本日2021年12月3日に撮ったもので、こちらはこ
  の時点での株姿。入手した時期と癖べ5cm程度成長しただろうか。確か
  に節間は若干だが間延びしてきた感じがする。来春辺り徒長してくれそう
  な雰囲気である。腋芽も期待したいところだね(^_^)/
2.こちらは一つ前に着いた捕虫嚢。色合いが一寸悪くなってきた様だ
3.最新の捕虫嚢。随分とslenderな感じ
4.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。何かバナナみたいに湾曲して

  いるね

1.2021年12月16日、次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。蓋の一部
  分に隙間が出来つつある
2.2021年12月23日、左写真の捕虫嚢が完成した様子。と云っても未
  だリップは完全に反り返っていない
3.こちらから二枚は2022年1月13日に撮ったもので、こちらは次に生
  長してきている捕虫嚢の赤ちゃん
4.完全に完成した捕虫嚢
5.2022年1月24日、蓋が開き始めたところ
6.2022年2月12日、完全に完成した捕虫嚢。大分slenderになってき
  た様だ

1.2022年2月12日、こちらはこの時点での株姿。大きさは殆ど変化が
  無いね~(^▽^;)
2.2022年3月8日、大分生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん
3.2022年3月10日、日田照り写真の捕虫嚢の蓋が開き始めた様子。後
  数日で完成かな
4.こちらから三枚は本日2022年6月18日に撮ったもので、こちらは現
  在の株姿。相変わらずである(^^ゞ
5.最新の捕虫嚢。アングルにもよるが何となくややポチャに見えるね~
6.次に生長を始めた蔓の先端部分。本種は距が結構長い

 

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