本日は、D.Nagamotoです。
本種は2014年の9月、ブログでお世話になっているgunさんよりお譲りいただきました。本種の生い立ちを確認したところ、D.anglica×spatulataの交配種で、本種の種名となった故、永本二郎氏が世界で初めて人工交配して作出された品種だそうです。
D.anglicaは、日本でも北海道や尾瀬に自生するモウセンゴケ属の一種で、和名はナガバノモウセンゴケと云い、その名の通り長い補虫葉で大型の見応えある品種ですが、冷涼な気候の地域に自生しています。
一方D.spatulataは、日本の各地にも自生しているドロセラの代表種で、和名をコモウセンゴケと云います。本種は冬の低温にはやや弱いとの事ですが、この二種を交配した.Nagamotoはとても育てやすいのではないかと思います。
草姿は両種の特徴が出ているのでしょうか。結構がっちりとした感じで纏まった雰囲気があります。補虫葉(しゃもじ)の部分は比較的大きく見応えがあります。いただいた当日は、やや緑っぽい感じでしたが、直射ガンガンの場所においていましたら、いつの間にか真っ赤に色付きました。繊毛の先から溢れんばかりの粘液を出しキラキラ輝く姿と、葉色がとても美しいと思います。
冬季は冬芽で越冬するタイプだとは思うのですが、2017年シーズンの冬季戸外栽培していたところ、寒さによるものか急に調子を落としてきましたので、慌てて温室内に取り込みました。そのまま戸外でも越冬したとは思うのですが、1鉢しかありませんでしたので一寸心配になり過保護にしてしまいました(^^;。この冬はずっと戸外でしたが、超寒波襲来時から夜間は3℃前後の廊下に取り込んでいました。その後植替えをし、子株が出てきて6個体になりましたので、4個体を1鉢に、他の2個体は各々1鉢ずつ分けて植え付けしました。春以降の爆育(・・?を期待したいものです(o^―^o)ニコ。と喜んでいたのも束の間、この年の夏以降急に調子を崩して全てがお★さまになってしまいました( ノД`)シクシク…。
その後暫く栽培していませんでしたが、折りしもブログでお世話になっているれおん6000さんより2017年10月に戴きました。ありがとうございました。とてもみずみずしい苗で、ボチボチお陽さんに慣らしてきましたら、繊毛が少しずつ赤味を帯びて夏には真っ赤になりました。唯、夏場になって調子を落としてきましたので、午後は日陰になる場所で管理していましたら一寸青瓢箪になってしまいました(;´д`)トホホ。まあ、枯死するよりは良いかもしれませんね(^^;。
2020年の4月にやっと植替えしました。本来であれば数個体ずつ分離して枯れ葉等を取除き植え替えてやれば良いのですが、それは一寸…、場所も無いことですしと言い訳をしつつも手抜きをしてしまいました。( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \。まあ一応植替え鉢増ししたことですし、少しはまともになつてくれるのではないかと安易な考えではありますが(^-^)。但し2021年春は植替え出来ませんでした。諸般の事情により…(^^ゞ。
今年は何とか植替えをと思いつつ思い腰が一向に上がらなかったのですが、やっと3月になって2鉢に植替えしました。唯、折角植替えしたにも関わらず1鉢は最悪の状態が続いています。後一鉢は若干ましですが思った生長はしていません。下段写真左から、
1.いただいた翌日の2014年9月24日に撮ったもの。全体的に緑がかった
感じ
2.2014年10月6日、直射ガンガンの場所で育てているせいか、それとも
気温低下によるものか分からないが、徐々に色付いてきた
3.こちらは昨日の2014年10月10日に撮ったもので、更に色合いが濃く
なり、粘液の輝きと相まって美しさが増してきた。又、葉数も徐々に増えて
きた感がある
4.2015年1月7日、戸外で管理していたが、めっちゃ状態が悪くなったの
で温室に取り込んで少し経過したところ。新しい葉身が展開してきた
1.2015年2月4日、一寸過保護かとも思ったが、もし枯れたらと思い温室
内に取り込んでいた。その後1ヶ月程度経過したところ大分葉が展開して
きた。唯、色合いは良くない
2.同2月4日、いただいた時のビニールポットのままだったので、植替えをし
たところ。新しい素焼き鉢にミズゴケで植付けた
3.2015年4月4日、暖かくなってきたので戸外へ移動させ少々時間が経過
したところ。葉身も少しずつがっちりとして色合いも徐々に赤くなりつつあ
る雰囲気
4.こちらは2015年5月24日に撮ったもの。結構色合いが濃くなってきた
それにじっくり観察すると子株が数芽発生しているみたい。次回植替え時
に株分けしよう
1.2015年7月6日、ボチボチ良い感じになってきた。繊毛の紗生から溢れ
んばかりの粘液が・・・・
2.2015年8月17日、徐々にええ聞くなってきているが、粘液が枯れてし
まったかの如く出ていない( ノД`)シクシク…。それにしてもどこにでも生えて
くる某ドロセラ、おまけに花咲いてるし
3.2015年9月27日、粘液が復活してきたぞ~
4.2015年12月31日、随分枯れこんでしまったが復活するのだろうか。
中心部は生きてるみたいなので大丈夫かな(・・?
1.こちらから五枚は、2016年2月14日に撮ったもの。こちらは植替え前
の株姿。1月24日、25日の超寒波以降夜間廊下に取り込んでいるせい
か既にお目覚めの様子だ
2.古いミズゴケを全て取り除いた状態。6芽に増えていた(^▽^)/
3.こちらは3.5号素焼き鉢に4芽を植付けたもの
4.こちらは2.5号素焼き鉢に1芽を植付けたもの
5.こちらも2.5号素焼き鉢に1芽を植付けたもの。これで今春以降の生長が
約束されただろうか。とっても楽しみである
1.こちらから三枚は2016年3月5日に撮ったもので、こちらは4株植えの
NO-1鉢の様子
2.こちらは複数芽が寄り固まった個体をそのまま植え付けしたNO-2鉢の様
子
3.こちらは1芽立ちの個体を植え付けしたNO-3鉢
4.こちらから三枚は2016年4月7日に撮ったもので、こちらは4株植えの
NO-1鉢のその後の様子。僅かながら成長してきており、葉柄も結構赤味
が増してきた
5.NO-2鉢のその後の様子。ボチボチ成長ってとこだろうか
6.NO-3鉢のその後の様子。一番小さな芽だったのでやはり成長も遅い。こ
のまま消えてしまわなければ良いと思っていたが、何と全ての個体が夏
以降消えてしまったよ~(ノД`)シクシク
1.残念ながらなくしてしまったが、新しくこの10月にれおん6000さんより戴
いた個体で2017年10月15日に撮ったもの。とてもみずみずしい美し
い苗(^^♪
2.こちらは2017年11月11日に撮ったもので、左写真の個体のその後の
様子。徐々にお陽さんに慣らしてきたので、繊毛部分が徐々に色付いて
きた感じ
3.2018年3月4日、大分赤くなってきた葉身と、何やら左側にウトリらし
き個体が生えてきているぞ~
4.2018年4月12日、大分大きくなつてきた。ウトリは何と開花している
し、それに後方には別のドロセラらしきものも…
5.こちらから二枚は2018年4月28日に撮ったもので、こちらはこの時点
での株姿。今が一番いい感じだろうか
6.ウトリの花をアップしたもの。一寸ボケ気味だが、君は一体誰(・・?。後に
れおん6000さんからU.サンダーソニー・ブルー(ウサギゴケ青花)ではない
かとのコメントをいただいた
1.2018年7月29日、終日直射下で栽培しているせいか、植物体全体が
真っ赤に染まっているよ~\(^o^)/。右斜め下で伸びているのは花径
だが写真を撮っていなかった様だ(;´д`)。何か堂々とイトバも伸びてき
ている
2.こちらは2018年12月6日に撮ったもので、大分冬芽になってきた雰囲
気。ウトリは消えてしまったみたい。イトバは完全に冬芽状態だね~
1.こちらから三枚は、2019年5月11日に撮ったもので、こちらはこの時
点での株姿。直射光下でさいばいしているせいか、植物体が異常に赤
くなった(^^;
2.植物体をアップしたところ。出来はイマイチだが、色合いは良い感じ(^^♪。
それに花径も上がってきている
3.やっと開花した所を撮った。中々タイミングが合わない。ピンク色の可憐
な花だね~
4.こちらから二枚は2019年8月26日に撮ったもので、こちらはこの時点
での株姿。相変わらずイトバが占拠している
5.植物体をアップしたところ。夏場は午後から日陰になる場所で管理して
いるので、色合いは悪く青瓢箪みたい(^-^;
1.こちらから五枚は2020年4月11日に撮ったもので、こちらは植替え前
のこの時点での株姿。イトバと小さな雑草が占領しまくり^^;
2.植替えの為根鉢を外した状態。黒い根が見えるが殆どカスかも…
3.二回りほど大きな3.5号素焼鉢にミズゴケで植付けた様子。これで多少
はましになってくれたら良いのだが…
4.植物体をアップした様子。繊毛の先から粘液が殆ど確認できない。もう少
し調子が上がってくれないとね(ノД`)
5.こちらは別の角度から別の個体群をアップで撮った様子。こちらも大した
変わりはない。本当は分離してちゃんと植付ければ良かったのだが、そこ
は何と申しましょうか(^^;
1.2020年5月20日、漸く少しずつではあるが色合いの良い葉身を展開し
てきた
2.こちらから四枚は2020年10月1日に撮ったもので、こちらはこの時点
での株姿。めっちゃ見辛くてm(_ _"m)。夏場大分ヘタってしまったが、最
近になって漸く調子を取り戻してきた
3.左側の様子をアップ。結構こんもり状態( ^ω^ )ニコニコ
4.右斜め上の株をアップ。もう少し葉身は展開してくれる様だ。冬芽展開は
10月末頃からであろうか
5.右下の株群をアップ。こちらも結構モリモリ状態。来春には少し株分けし
た方が良いかもね(^'^)
1.こちらから六枚は2021年7月25日に撮ったもので、こちらはこの時点
での株姿。今春植替えしていないのだが、何とか無事に育ってるって感
じ(^^;。これからが正念場ではあるが…
2.正面からアップしたところ。一寸密集しすぎか。distanceが必要かも( ^)o(^ )
3.左に1/4回転させたところ。未だ何とか元気さは保っている様である
4.更に1/4回転させたところ。こちらは若干隙間がある感じ(*^^*)
5.更に1/4回転させたところ。左下の個体は花穂が上がっている。この時
期に開花するんだっけ(・・?。5月頃だと思ったのだが…
6.花穂の先端、花蕾をアップしたところ。開化までにはもう少し時間がかかり
そう
1.こちらから三枚は2022年3月10日に撮ったもので、こちらは植替え前
の株姿で、雑草の枯れ葉や雑草がそのままの状態(^^;
2.雑草の枯れ葉や雑草を取り除いたが殆ど変化は無し。芽の中心部分は生
きている様なので一寸ε-(´∀`*)ホッって感じ
3.本種の枯れ葉や古土を取り除き水洗いした状態
1.2022年3月10日、株の数が増えている様なので、2鉢に分けて植付け
た内の1鉢
2.2022年5月25日、左写真個体の現在の様子。何とか生長してきたがイ
マイチ感は拭えない
3.2022年3月10日、株の数が増えている様なので、2鉢に分けて植付け
けた内の2鉢目の様子
4.2022年5月25日、左写真個体の現在の様子。こちらは1芽だけ元気そ
うだが、多の個体は全く以っての体たらく状態(^^ゞ
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