本日は、N.alata Giant×truncataです。

①交配種      :N.alata Giant×truncata
③入手元      :ぷりんさん
④成長度合   :普通
⑤栽培難度   :簡単
⑥挿し木      :我が家での実績無し
⑦嚢の大きさ:20cm程度
⑧雌雄         :♂、7月頃

種子親のN.alataはフィリピン(ルソン島、その他の島々)、マレー半島、スマトラ・モルッカ島等に自生しており、1837年に記載された品種です。水平垂直分布が広で、種によっては気難しいものもありますが、概して育てやすい品種が多い様です。40~50年前には.hybridaの誤名で流通していたヒョウタン種もミンダナオ島に自生するN.alataとして有名です。最近は他品種の台頭で流通量は極端に減ってきている様ですが…。
一方花粉親のN.truncataは、1911年にMacfarlane氏によって発見されました。フィリピンのミンダナオ島の北部から中央部の標高0m~1500mにかけて自生しており、ミンダナオ島の固有種です。最も、一般的には標高230m~600mにかけての山中が多いようです。本種は他のNepenthesと見紛う事は多分無いと思います。それは本種の最大の特長である葉にあることです。ハエトリソウの葉の様に截形の軍配型をしており、葉の表面には白色短毛が密生しています。その形は何か理由があるのでしょうかね。自生地では、地上及び樹上に着生して生息しています。捕虫嚢の形はずんぐりむっくりからスレンダーな形等様々です、その大きさは種類によっては最大50cm程になるものもあります。又、色彩も非常にバリエーションが多いようです。
以上の両種による交配種で、2018年10月末に何時もお世話になっているぷりんさんより戴きました。誠にありがとうございました。草体は殆どN.truncataの雰囲気です。
捕虫嚢は結構大きくなる様で、N.truncataの形質が強く出ている感じがします。ロアーはリップが深紅になりとても目立つ艶めかしさがある様に思います。一方アッパーは色合いが落ちる分ストライプが結構目立つようになります。
戴いた時点では美しい捕虫嚢が4つも着いていましたが、流石に我が家の劣悪温室内だからでしょうか、3つは枯れてしまいました。(;´д`)トホホ。その後少しずつ着袋してきました。幼体地は生長もN.truncata似の様で遅々としていましたが、徒長し始めた頃から比較的早くなってきている様に思います。
2021年6月になって漸く地際から腋芽が発生してきました。その後少しずつ大きくなってきています。こちらに着くロアーは結構色合いが濃いですね。腋芽が有る程度大きくなってきましたので、少しずつ徒長してきた枝を挿し木にしたいと思いますヽ(^o^)丿。下段写真左から、

1.こちらから四枚は戴いた当日の2018年10月30日に撮ったもので、こち
  らは戴いた時点での株姿。雰囲気はN.truncata似でとてもがっちりとしてお

  り、捕虫嚢は既に4つも着いている
2.最新の捕虫嚢。ややリップが大きくなるところはN.truncata譲りだろうか
3.一つ前に着いた捕虫嚢。この捕虫嚢は比較的斑模様がはっきりしている様

  だ

4.二つ前に着いた捕虫嚢。時間の経過によってだろうか、色合いは全体的に

  赤味がかっている感じで、やや斑模様が目立つ程度

1.こちらは2018年11月19日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。
  全く動きが無いと云うか、3つの捕虫嚢は枯れたよん(´;ω;`)ウゥゥ
2.最新の捕虫嚢だけが残った。殆ど変化は無いが若干リップの色合いが深み

  を増したかな(・・?
3.リップをアップしたところ。この写真から推測するに、出来立ての捕虫嚢はス
  トライプが目立っていた雰囲気。早く新しい捕虫嚢を拝みたいものだ。何か艶
  めかしいね~(^^♪

1.2018年12月5日、最新の捕虫嚢以外全て枯れてしまったが、最新の葉身
  の蔓の先端が漸く成長を始めた様だ
2.2019年1月30日、やっと葉身が一枚展開した。心持大きくなった(・・?
3.2019年2月25日、次の葉身は未だ展開していない。結構成長は遅い
4.2019年4月3日、やっと葉身が展開した。次の葉身も少しずつ伸び始めて
  いる様だ
5.こちらは2019年5月3日に撮ったもので、こちらはこの時点での株姿。我
  が家に来て三枚目の葉身が展開した。めっちゃ遅!

1.2019年1月30日、我が家に来て最初の捕虫嚢が成長してきており、間も
  なく完成しそうな雰囲気(^_-)-☆
2.2019年2月25日、左写真の捕虫嚢の完成形。結構ずっしりとしていて良
  い感じ(^^♪
3.2019年3月12日、次に成長し始めた捕虫嚢の赤ちゃん
4.2019年4月3日、左写真の捕虫嚢が大分成長してきた。間もなく完成しそ
  うかな
5.こちらから二枚は2019年4月12日に撮ったもので、こちらは左写真の捕
  虫嚢の完成形。一寸葉身に隠れ気味で残念だね~
6.次に成長を開始した捕虫嚢の赤ちゃん
7.こちらから二枚は2019年5月3日に撮ったもので、こちらは左写真の捕虫
  嚢の完成形。大分らしくなってきた。蓋を含めず丁度16cmに到達
8.こちらは一つ前に着いた捕虫嚢で、左から五枚目の捕虫嚢のその後。結構

  赤味が載ってきている

1.こちらから三枚は2019年6月10日に撮ったもので、こちらはこの時点で
  の株姿。大した変わりは無い様だが、次の葉身が何となく大きくなりそうな雰
  囲気(*^^)v
2.最新の捕虫嚢。開いてまだ浅いので色合いは一寸薄いが、大分良い感じに

  なってきた
3.こちらは一つ前に着いた捕虫嚢だろうか。結構色合いが濃くなった

1.こちらから三枚は2019年7月15日に撮ったもので、こちらはこの時点で
  の株姿。最新の葉身が結構リーフジャンプしてきた。N.truncataによく似た感
  じ
2.上段写真真中の捕虫嚢のその後。結構色合いが増してきたね
3.こちらは次に成長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。何となく期待できそう(⋈◍>◡<◍)

1.こちにから二枚は2019年7月27日に撮ったもので、こちらは最新の捕虫
  嚢。出来て間もないので色合いは未だ薄い
2.左写真の捕虫嚢のリップをアップしたところ。この時点では未だストライプが
  割と目立つ
3.2019年9月10日、生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。間もなく蓋が開きそう

1.こちらから三枚は2019年11月1日に撮ったもので、こちらはひの時点で
  の株姿。何時の間にか温室に侵入したオンブバッタに食害されている(#^ω^)
2.こちらは最新の捕虫嚢だが、出来て少し時間が経っているので、結構色合

  いは濃い
3.左写真の捕虫嚢のリップをアップしたところ。大分赤味が増しているので、ス
  トライプは入っているものの殆ど目立たない

1.2019年12月14日、次に成長を始めた捕虫嚢の赤ちゃん
2.2020年1月19日、多分左写真の捕虫嚢の赤ちゃんのこの時点での姿だろ
  う。開き始めたばかり
3.2020年3月11日、場所が窮屈でめっちゃ湾曲しているよ~

1.こちらから五枚は2020年5月1日に撮ったもので、こちらはこの時点での
  株姿。場所が窮屈で随分歪な株姿になっている
2.こちらは最新の捕虫嚢
3.一つ前に着いた捕虫嚢。これは結構大きくなったよ~(^^♪
4.二つ前に着いた捕虫嚢で、上段写真の右端の捕虫嚢のその後。大した変わ

  りはない
5.次に成長を始めた捕虫嚢の赤ちゃん。これはボチボチ大きくなりそうな予感が
  …(^^)

1.2020年8月20日、最新の捕虫嚢。本種は高温期の方が生長良く大きな捕
  虫嚢を形成する様である。リップがなんとも言えず良い感じ(^O^)
2.こちらから二枚は2020年11月28日に撮ったもので、こちらはこの時点
  での捕虫嚢。気温の低下と共に一寸ショボくなってきた様だ
3.左写真の捕虫嚢のリップをアップした様子。真っ赤な襟が美しい。実際にはス
  トライプが入っているのだが殆ど目立たない(^^;)

1.こちらから二枚は2021年5月7日に撮ったもので、こちらはこの時点での
  株姿。あまり状態は良く無いが、この2月に引っ越して徐々に調子が上がって
  きている様だ
2.株元の様子を確認したら、オォ~\(◎o◎)/!小さな潜芽が動きだしている
  ではないか。どんなロアーが着くのかめっちゃ楽しみである

1.こちらから五枚は2021年5月7日に撮ったもので、こちらは一つ前に着い
  た捕虫嚢。ボチボチ大きくなってきた
2.左写真の捕虫嚢のリップをアップしたところ。本種は時間が経過してもリップ
  が殆ど反り返らないので見ごたえがある
3.最新の捕虫嚢。ややスレンダーになった感じ
4.左写真の捕虫嚢のリップをアップしたところ。口部も面長である
5.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。何となく結構大きくなりそうな雰囲
  気(^_^)

1.2021年6月10日、生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。(@_@;)、こけは結構
  大きくなりそうな予感が…
2.2021年6月17日、左写真の捕虫嚢が完成した様子。結構でかくなったね
3.2021年6月30日、地際を確認してみると元気そうな腋芽が発生してきて
  いるよ~\(^o^)/
4.2021年7月2日、主茎から花穂が上がってきた。見た感じ雄花の様だ。こ
  れから少しして雄花が開花したがどうも撮っていなかった様だ
5.2021年7月23日、主茎に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。何か窪んでる
  し…(^_^;)
6.2021年8月8日、左写真の捕虫嚢が完成した様子。開花で体力消耗と気温
  の低下で随分こじんまりとした感じになった

1.こちらから六枚は2021年11月2日に撮ったもので、こちらはこの時点で
  の株姿。開花中は主茎の生長が止まった感じだったが、漸く生長してきた
2.地際から発生してきた腋芽の様子。生長はやや遅めだがボチボチってとこだ

  ろうか。葉身はN.truncataに似て截形の軍配型をしている
3.こちらは主茎に着いた最新のアッパー。開花してから暫く着袋していなかった
  が漸く着袋する様になった
4.次に生長してきたアッパーの赤ちゃん
5.こちらは地際から発生してきた腋芽に着いた最初の超ロアー。結構赤味が強

  い様だ
6.次に生長してきた二番目のロアーの赤ちゃん

1.こちらから二枚は2021年11月30日に撮ったもので、こちらは一つ前に
  着いた捕虫嚢。既にアッパー寄りだろうか。リップのストライプが良く映える
2.こちらは最新の捕虫嚢で、出来て間もないもの。未だ完全にリップは完成して
  いない様だ
3.2022年1月11日、主茎に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
4.こちらから二枚は2022年1月19日に撮ったもので、何れも地際から発生
  した腋芽に着いたもの。こちらは一つ前に着いたもので、結構色合いが載って
  いる様だ
5.こちらは最新の捕虫嚢。一寸slenderぎみになってきた雰囲気だ
6.2022年2月14日、地際から発生してきた腋芽に着いた最新の捕虫嚢

1.2022年2月26日、地際から発生してきた腋芽に出来つつある捕虫嚢。蓋
  が開き始めた様子
2.2022年3月30日、一つ前に着いた右側の捕虫嚢と左側の最新の捕虫嚢
3.こちらから四枚は本日2022年5月3日に撮ったもので、こちらは現主茎に
  着いた最新の捕虫嚢。色合いは殆どなくなりストライプが目立つようになって
  いる
4.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん
5.こちらから二枚は地際から発生してきた腋芽に着いたもの。こちらは一つ前に
  着いた捕虫嚢で色合いは未だ結構載っている様である
6.最新の捕虫嚢。蓋が開いて間もない様で、リップは未だ完成していない。これ
  から徐々に後ろに反り返る

 

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