本日は、N.Mixta Hort.Veitch ex Mast.雄株です。

①人工交配  :N.northiana×maxima、1893年Tivey氏作出
②入手時期  :2017年10月21日
③入手元     :Maru-san殿
④成長度合  :遅い
⑤栽培難度  :簡単、低温、高温に強い
⑥挿し木      :ミズゴケ、鹿沼土挿しで可
⑦嚢の大きさ:我が家ではMax20cm前後
⑧雌雄        :♂、8月~11月頃

どこの植物園でも栽培されている様なメジャーな品種ですが、最近は高地性種や種々交配種が幅を利かせ、本種の流通は極めて少ない様に思います。これもN.Wittei等と同様、ビクトリア朝時代に作出され、100年以上育てられてきた素晴しい古典品種で、最高傑作の一つだと言われています。本種が生まれなかったら、当然不朽の名作であるN.Dyerianaも生まれなかった訳でして。交配親、両親の良いところをほぼ完璧に受け継いでいる様に思います。
我が家には25年以上前に一正園殿から入手した雌株があります。本個体との違いなど殆ど無いのでしょうか、良く判りません。昨年の夏に両個体共開花したのですが、雌花の方が1週間程早かったので、一寸無理だろうとは思いつつ×sibってみましたがやはりダメでした。来年にお楽しみは取っておきましょう(^^♪。
戴いて既に2年半以上経過しましたが、着袋はボチボチなのですが中々大きくなってくれません。しかも温室内に置くスペースが無く、冬季は無暖房の部屋で管理していたこともあり、ずっちとゃく嚢していませんでしたが、最近になって漸く着袋が始まりました。これから気温が更に上しようしていきますので、ググっと成長して欲しいものです。昨夏になってNO-2個体で地際辺りから腋芽が発生し、少しずつ大きくなってきている様で、最近漸く着袋が始まりました。大分遅いのはこの1月まで無加温の廊下で管理してしたためで、この1月にやっと新温室に取り込みました(^^;。そしてNO-1個体も地際近くから腋芽が発生してきました。未だ豆粒程度ですが、これから成長してくれれば特徴的なロアーが着くでしょう。雌株のそれと比較してみたいものです(*^^*)。
2021年8月上旬にNO-1、NO-2個体共に雄花が咲きました。又、NO-2個体の地際から発生した腋芽にも花穂が上がり開花しました。唯、NO-2個体はこの後主茎が急に衰え始め2022年2月には逝ってしまいました(´;ω;`)ウッ…。現在は腋芽が60cm程度徒長してきています。下段写真左から、

1.こちらから二枚は戴いて1カ月少々経過した2017年11月16日に撮ったもので、

  何れもNO-1個体。こちらはその時点での株姿。挿し木して日が浅いと思われる

  が、既に雄花が咲いてきた
2.雄花をアップ。花粉の量はまあ普通かな(^O^)
3.2018年7月29日、しっかりと発根している様なので、鉢増しする事にした。
  4号プラ鉢に砂利系混合用土で植付けた
4.2019年8月3日、この時点での株姿。調子は良くない様で一寸愚図り気味だ
  ろうか
5.こちらは2019年12月4日に撮ったもので、現在の株姿。中々大きくならな
  いが、何となく良い感じになってきただろうか。来春以降の成長に期待したいも
  のである

1.こちらから五枚は何れもNO-1個体。2019年8月3日、ミドルからアッパー寄
  りの捕虫嚢
2.こちらから二枚は2019年9月13日に撮ったもので、開いて間もないアッパ
  ー寄りの捕虫嚢
3.最新の成長途中のアッパー寄りの赤ちゃん
4.こちらから二枚は本日2019年12月4日に撮ったもので、こちらは一つ前に
  着いたアッパー。出来て少し時間が経っているので、リップは真っ赤になりスト
  ライプは目立たなくなった
5.最新のアッパー。出来て日が浅いのでストライプは未だ結構目立つようである

1.こちらから四枚は何れもNO-2個体。こちらは2017年12月30日に撮ったも
  ので、この時点での株姿。何か漸く成長を始めたって感じ(^^;
2.2018年6月22日、戸外で直射バンバンのせいか、ある程度ガッツリとして
  きた
3.2019年8月3日、こちらも雄花が咲き始めた。以前からある雌株は1週間ほ
  ど前に開花したが、一寸タイミングがずれたので交配は失敗(´;ω;`)ウゥゥ
4.こちらは本日2019年12月4日に撮ったもので、こちらは現在の株姿。最新
  の葉身がやっとリーフジャンプしてきた感じだね~

1.こちらから五枚は何れもNO-2個体。こちらは2018年7月29日に撮ったもの
  で、既にアッパー寄りの捕虫嚢が着いている
2.2019年7月19日、最新の成長途中の捕虫嚢の赤ちゃん
3.こちらから二枚は2019年8月3日に撮ったもので、こちらは一つ前に着いた
  既にアッパー寄りの捕虫嚢。それにしても一寸小さいね(^^;
4.こちらは開きたての最新のアッパー
5.こちらは2019年12月4日に撮ったもので、最新の捕虫嚢の赤ちゃん

1.こちらから四枚は何れもNO-1個体。こちらは2020年6月1日に撮ったもので、
  やっと捕虫嚢を形成し始めた。もう少ししたら完成しそう
2.こちらから三枚は2020年6月3日に撮ったもので、こちらはこの時点での株
  姿。やっと少しずつだが大きくなってきた
3.左端写真の捕虫嚢のその後の様子。やっと蓋が開き始めたところ。リップのスト
  ライプは美しそう(^^)v
4.こちらは次に成長を開始している捕虫嚢の赤ちゃん

1.こちらから五枚は何れもNO-2個体。こちらは2020年5月25日に撮ったもの
  で、やっとこのシーズン最初の捕虫嚢が完成した。未だ出来立てなのでリップの
  ストライプは鮮やかである
2.こちらから四枚は2020年6月3日に撮ったもので、こちらはこの時点での株
  姿。こちらはNO-1個体よりやや大きくなった感じで、着袋も少し早かった
3.こちらは左端写真の捕虫嚢のその後の様子。リップは更に赤く染まりストライプ
  が判り辛くなってきた
4.次に成長中の捕虫嚢の赤ちゃんで、本日蓋が開き始めたところ
5.潜芽が成長した基部から腋芽が顔を覗かせている。これから少し時間がかかる

  と思うが、着袋時はある程度ロアー寄りの捕虫嚢を着けてくれそうな感じ(^O^)

1.こちらから二枚は2020年9月15日に撮ったもので、こちらは出来て少し時
  間が経過しリップが反り返り色合いが濃い目になってきた
2.生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。もう間もなく完成しそう!(^^)!
3.2020年9月28日、完成して間もないアッパー。この様にリップが開いてス
  トライプが目立つ状態で止まってくれれば一番いいのだが…
4.2020年10月2日、蓋が開いたばかりのアッパー。捕虫嚢の構造が良く判る
  ね
5.2020年10月7日、左写真の捕虫嚢が完成した様子

1.2021年3月15日、NO-2個体の地際から発生した腋芽に出来つつある二番

  目のロアー
2.2021年3月21日、NO-2個体の地際から発生した腋芽に着いた最初の超ロア
  ー
3.こちらから三枚は2021年3月24日に撮ったもので、こちらは写真左端の捕
  虫嚢の蓋が開いた様子
4.NO-2個体の主茎に着いたアッパー。温室に入れて初めて着袋したが未だ小さ

  い。大きくなるのはこれからである
5.こちらはNO-1個体の主茎に着いたアッパー。こちらも完成まで後一息ってとこ

  だろうか

1.2021年4月23日、NO-2個体の地際から発生した腋芽に着いたロアー。未だ
  幼嚢なので大きさはイマイチ(^^;
2.2021年5月8日、NO-2個体の地際から発生した腋芽に着いた蓋が開いて間も
  ないロアー。徐々に大きくなってきている様だ
3.2021年5月20日、NO-1個体の主茎に着いたアッパーで、開いて間もないの
  で未だリップは完全体ではない
4.2021年5月21日、左写真のアッパーのリップをアップ。完成して間もない
  のでストライプはとても鮮やかに見える
5.2021年6月22日、NO-1個体の徒長した主茎に着いたアッパーの赤ちゃん。
  僅かに蓋が開き始めた様だ
6.2021年6月30日、やっとNO-1個体にも地際から腋芽が発生してきた。これ
  は最初の超ロアー。めっちゃ小さい(#^^#)

1.2021年8月7日、NO-2個体の地際から発生した腋芽が少し生長してきた枝に
  着いたロアー。ロアーはこの頃が一番見応えがあるかな(^_-)-☆
2.こちらから五枚は2021年9月7日に撮ったもので、こちらはNO-2個体の地際
  から発生した腋芽が少し生長してきた枝に着いたロアー。雨天で写りが悪く見辛
  いのはご容赦の程m(_ _"m)
3.NO-1個体の地際から発生した腋芽に着いたロアー
4.NO-2個体の地際から発生した腋芽に着きつつある捕虫嚢の赤ちゃん。ボチボチ

  ミドルに移行であろうか。一寸色合いが薄くなってきた感じがする
5.NO-1個体の徒長した主茎に着いたアッパー。リップの色合いが徐々に載ってきて
  いる
6.NO-2個体の地際から発生した腋芽に何時の間にか花穂が発生伸長し開花した

  よ~。主茎の花穂及びNO-1個体の花穂は開花が終了して干からびている^_^;。

  雌株が後2日程で開花しそうなので、待望のsib-crossといきたいものだが果たし

  て…

1.こちらから二枚は2021年10月11日に撮ったもので、こちらはNO-2個体の
  徒長して種茎に着いたアッパー。未だ出来たてでストライプは目立つ
2.NO-2個体の地際から発生してきた腋芽に着いたロアー寄りの捕虫嚢。未だリッ

  プは完全に完成していない
3.2021年10月12日、NO-2個体の徒長した主茎に出来つつあるアッパーで蓋
  が開き始めたばかりの様子
4.こちらから二枚は2021年12月23日に撮ったもので、こちらはNO-2個体の
  徒長した主茎に着いた出来立ての捕虫嚢。この時だけストライプが良く目立つね
5.こちらはNO-1個体の徒長した主茎に着いたアッパー

1.こちらから二枚は2022年1月5日に撮ったもので、こちらはNO-1個体の地際
  から発生した腋芽に着いた捕虫嚢
2.こちらはNO-1個体の地際から発生した腋芽に着いた捕虫嚢で、リップが未だ立

  った外套の様だ
3.こちらから二枚は2022年1月8日に撮ったもので、こちらはNO-2個体に着い
  たアッパーで、蓋が開き始めたばかりのもの。左は一つ前に着いた捕虫嚢。この
  主茎はこの後急に衰弱し逝ってしまった(ノД`)
4.NO-1個体の徒長した主茎に着いたアッパー
5.こちらは本日2022年3月24日に撮ったもので、NO-1個体の地際から発生し
  た腋芽が少し成長した枝に着いた捕虫嚢

1.こちらから五枚は本日2022年3月24日に撮ったもので、こちらはNO-1個体
  の地際から発生した腋芽が少し成長した枝に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん
2.NO-2個体の腋芽が徒長した枝に着いた一つ前の捕虫嚢。既にアッパーになっ

  た様だね~
3.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。未だリップのストライプは少し目

  立つかな
4.こちらはNO-1個体の徒長した主茎に着いた最新のアッパー
5.NO-2個体の腋芽が徒長した枝に枝に出来つつある捕虫嚢の赤ちゃん。もう少

  しで完成しそうだ

 

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